2018-08-17

観念機能の低下から観念体系の崩壊へ。⇒突破口は”観念ではなく”言葉以前の本能・共認機能をいかに再生できるかにかかっている

20161012231137みなさん、お盆はどうお過ごしだったでしょうか。

各地で続くゲリラ豪雨や猛暑でお出かけ先でも苦労した人も多いのではないでしょうか?

見知らぬ土地で、どこかに行く場合に欠かせないのはスマホですよね。私もスマホ無しでは、もう旅行はいけませんm002.gif

今やスマホが手放せない、いわゆる「スマホ依存症」なんていう言葉まで出てきてしまっていますが、そんな中、行き過ぎた現代人のスマホ依存症が、”長文を読めずに言語能力は2歳児レベルにまで達してしまっている”という驚きのニュースが入ってきています。

※画像はコチラから引用

 

★ ★ ★ 人々の言語能力=”観念機能”の低下が超絶進行中

危険すぎるスマホ依存 長文読めず、言語能力は2歳児レベルに より引用・抜粋

調べるときに、手に取るのは紙の辞書だろうか、それともスマホだろうか。

後者と答えた人は、じわじわと脳をむしばまれる危険性がある。

川島教授は脳機能の働き方について計測実験をしたことがある。

相手の顔を見て話すなど、人を相手にコミュニケーションをしたときの脳を近赤外線分光装置で測ると、前頭前野は活発に動いた。だが、同じ人物と電話やテレビ会議で話をした場合、脳は全く動かない。囲碁についても同様で、人と対面して打つと前頭前野が活発に動くが、コンピューター相手だと動かない。

「前頭前野はリアルなコミュニケーションによって活動することがわかりました」(川島教授)

ペンと紙を使って文字を書いてみよう。漢字を思い出し、書き順にならって丁寧に書くだろう。すべての過程で脳を働かせる必要がある。一方、パソコンやスマホを使う場合はどうか。漢字を忘れていても、ひらがなを入力して変換キーを押せば、自動的に漢字が表示される。人の脳がやるべき作業はITが肩代わりをし、人間がやるべき作業は、漢字が正しいかどうか判断するだけだ。

文字を入力しない、AIによる音声操作が浸透してきたが、この状況に川島教授は一層の危機感を持っている。川島教授によると、フェイスブックの長い文章を読めない人が増えているそうで、LINEやツイッター上の2~3語で構成される文でなければ読むのがつらいのだという。

実は、この2語、3語といった長さの文は2歳児の言語レベル。「その2語文でさえAIの音声操作が代行し、人の行動を補完していくならば、そのうち人が口にするのは『ウー、キー』で済んでしまう。脳を使わず退化した人類は猿以下になるのでは、と本気で思っています」(同)

 

このように、人々の言語能力、すなわち「観念機能」が超絶低下中なんです!

これだけでもヤバイことはわかりますが、加えてそれに呼応するかのように、今までの定説や常識が崩壊している現象がいくつも起きているようなのです。

 

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★ ★ ★ 定説・常識の崩壊 m117.gif ”観念体系そのもの”の崩壊を意味している

これまでの常識や定説が崩壊してきたのは、昨年末にも取り上げたように次々とそういった事象が起こっています。

現代科学の終焉⇒”素人”の創造が未来を切り拓く】の当ブログエントリーより

今まで常識とされていた「専門分化された科学領域、技術領域は専門家でないと答えが出せない」という固定観念すらも壊される事象が様々おきています。

~中略~

①物理学の根本となっている”重力”も実は疑わしい→現代物理学の瓦解
「重力もダークマターも実在しない。幻想である」物理学者が宇宙の定義を完全に覆す理論を提唱!]より

②地球の内部も実は”空洞=気体”である可能性大→現代物理学・地層学の瓦解
地球内部に重力は働いていない?地球内部が固体や液体では無く気体であるという可能性より

③近代の医学もウソだらけ→現代医学の瓦解
近代医学理論は、どれもこれもペテンだったより

 

上記の記事のように、物理学の基本となる「重力」も実は疑わしいということ。そして、地球の内部に重力は働いていない→地球は実は空洞になっているということ。更には近代医学もウソだらけだということ。

先日ブログで上げた【近代科学の思考パラダイムが、生命の起源・進化の追求を妨げてきた】でも、生命の期限・進化の今までの常識も覆されつつあります。

★ 生命の起源・進化の常識も解体中

近代科学の思考パラダイムが、生命の起源・進化の追求を妨げてきた】当ブログエントリーより

自然の物質と生命は別物ではなく「一体」であって、自然を同一視しその「背後に精霊を見る」思考に立脚してこそ出る発想であり、それがあってこそ理解できる。それがこれまで無機と有機の概念区分で両者は別物で無関係とする発想になっていたのは、近代科学の「二元論」「自然支配」の思考パラダイムに立脚していたからだ。

近代科学の思考パラダイムが、生命の起源・進化の追求、科学の追求を妨げてきた主因であろう。

~中略~

鉱物が、無機分子を集め固定して有機分子→生体分子→高分子を生成する機能としてはたらき、更に鉱物そのものが生命の一部分となることによって生命体は誕生した。

そして、その後の歴史も、鉱物と生物は「一体」関係で、鉱物は生物を変え、逆に生物も鉱物を変えるという共依存関係にあり、岩石圏と生物圏は共進化を遂げてきた。

これらは何を意味しているのでしょうか?

それはきっと、人々の”個体としての機能低下”に留まらず、”観念体系そのものが崩壊している”ことを示しているのではないでしょうか?

だとすると、今までの常識が一切通用しない時代。何が起こるかわからない時代に突入したと言っても過言ではありません。

 
★ ★ ★ 何が起こるかわからない時代を生き抜くには?

★追求力と人間力は”観念機能”を再生すれば上昇するのか?

これまでの常識が一切通用しないということは、学校で習う知識や勉強などは当然使い物にならないのは明白。

そういった時代に必要な力とは、(色々あると思いますが)大きく見ると2つにまとめられるかと思います。

①”未知の課題に対して答えを出す力”や”新たに価値を創造する力”
②一人じゃ答えは出せない。だから”仲間と協力する力、仲間を導く(まとめる)力”

①と②をそれぞれ、”①追求力”と”②人間力”と一旦定義付けたとして、これらの追求力や人間力は低下した観念機能を再生すれば上昇させることができるのでしょうか?

答えは【NO】です。

 

★追求や創造の源泉は【観念機能発ではなく、本能・共認機能発】

”AIが発達したら人間の仕事は全て奪われる”という論が巷では流れていると思いますが、果たして事実なのでしょうか?その点について、切っている記事を参考に見てみます。

AI時代の変化に対応するにはどうする?
■共認機能
そんなふうに考えてみて「やっぱり無理じゃないか」と思うのが、コンピュータによる共認機能の再現だ。

人間の共認機能は、進化の過程で大変稀なことが重なって生じた。そのため、サル系の生物にしか存在しない。この先、仮に、生物を模倣したコンピュータシステムが出来たとして、サル~人類の進化過程をそのままなぞって、共認機能の獲得に至ることは困難だろう(現在、サルを研究する学者も共認機能の存在を明確に認識していない)。

■AIに置き換わらない能力
ある書物に「AI時代に求められる3つのスキル」が書かれていた。
・創造的な思考
・ソーシャルインテリジェンス
・非定型
だという。

創造的な仕事は、芸術に代表される。抽象的な概念を整理・創出すること。
ソーシャルインテリジェンスは、交渉や説得を代表とする高度なコミュニケーション力。
非定型は、マニュアル等がないなかで、何が適切かを判断する力。

いずれも、本能と共認機能をベースにした「潜在思念」の豊かさが求められる能力といえるだろう。

 

たとえば仕事している時にお客さんの期待や欠乏がどこなのかを【追求する】際に、相手とのコミュニケーション(=共認形成)が絶対的に不可欠ですが、人間には”言葉だけ”では伝わらない情報を、様々な形でキャッチしています。
それは表情やその場の空気感、それまでの話の流れや、その対象の人となり、など多数の情報をキャッチ→処理して始めてコミュニケーションをとることができます。

だから、決して観念(言葉)だけで、判断をしているのではなく、むしろ言葉の情報よりも、そういった言葉以前の情報をキャッチする機能(つまり、本能・共認機能)を使った情報の方が桁違いに多いのです

逆に言うと、観念とは、対象(相手)とコミュニケーション(共認形成)を図る為に生み出された”道具”に過ぎないということ。 その道具(観念)に縛られている人が、俗に言う”頭でっかちの仕事ができない人間”で、観念(言葉)だけの情報しかキャッチできない人を言うのでしょう

また、上記の記事にもあるように、新たな価値を創造する為の【創造力】とは、実は観念機能ではなく、本能や共認機能のような「潜在意識(思念)」から生み出されているということ。
つまり、何が起こるかわからない時代には、未知の課題に対する追求力や創造力、人間力が必要だが、その追求や創造の源泉は「観念ではなく潜在意識(思念)の地平の本能・ 共認機能」を再生していく必要があるということです

 

これから、起こるであろう、これまでの常識や定説が通用しないような、まさに何が起こるかわからない未知な課題が満載に起こる時代を生き抜くには、観念機能(言語能力)ではなく、本能や共認機能といった言葉以前の能力をいかに再生することができるか?ここを追求していく必要があるのではないでしょうか?

 

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