2016-05-10
生物原理とフリーエネルギーを繋ぐ鍵になるか?~天才テスラも驚愕? カーボンナノチューブが勝手に電気回路を作り上げた~
米ニューズウィークで驚きニュースが飛び込んできました。
なんと、カーボンナノチューブの粒子に強力な電界を掛けたら、自動的に電気回路を作り上げたというのです!
そして、電界を掛けるのに使われたのは、あのニコラ・テスラが作ったテスラコイルです。
今回の記事では電気回路が勝手に組織化した例ですが、この「自己組織化」という原理は、生命の、そして自然の大原則でもあります。
例えば、陽子と中性子が集合して、原子核を作るのも、原子核と電子が集合して原子を作るのも、そして、原子同士がくっつき分子化するのも自己組織化によるものです。 また、エネルギーは物質にもなり、物質はエネルギーにも成りますが、物質(原子・分子)にエネルギーを加えると、自己組織化し構造化していきます。
フリーエネルギーの原理などでしばしば取り出されるテスラ・コイルですが、自己組織化を促すテスラコイルは生命原理とフリーエネルギーの仕組みを繋ぐ鍵になるかもしれません。
以下、News Week「天才テスラも驚愕? カーボンナノチューブが勝手に電気回路を作り上げた!?」より転載
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★強力な電界をかけると、カーボンナノチューブの粒子がワイヤーを作った
電気自動車会社テスラモーターズの社名の由来ともなった、異能の科学者/発明家ニコラ・テスラ(1856-1943年)。彼が発明した、交流による発送電装置や無線トランスミッターなどは現代文明の基盤になっているといっていい。
彼の発明品の1つ、テスラコイルを科学実験番組などで見たことのある人もいるだろう。テスラコイルとは、2つのコイルを共振させて高周波・高電圧を発生させる変圧器なのだが、その際にすさまじい稲妻が発生するのだ。マッドな科学者を表現するアイテムとして、テスラコイルはぴったりである。
インパクトの割にはあまり使われていないテスラコイルなのだが、意外な分野で今後注目を集めることになるかもしれない。それは、カーボンナノチューブを使ったワイヤーの作成だ。
カーボンナノチューブは、炭素原子が編み目のように結合し、ナノスケールの筒状になったもの。次世代半導体材料として期待されているほか、鋼鉄の20倍の強度があることから宇宙エレベーター(地表と静止軌道を結ぶエレベータ。ロケットよりも安価に宇宙空間へ物資や人を送ることができる)の材料にも使えるのではないかと言われている。
米ライス大学Paul Cherukuri博士らの研究チームは、ナノ粒子状にしたカーボンナノチューブに、テスラコイルを使って強力な電界をかけた。すると、隣り合ったカーボンナノチューブの粒子は互いにくっつき、30cm以上離れた場所にあるテスラコイルに向かって長い鎖状のワイヤーを作っていったのである。ワイヤーの長さは、最大で15cmにもなった。
※GIFはtechcrunch様からお借りしました。
★さらに複雑な電気回路を作れる
さらに、カーボンナノチューブとともにLEDも入れておいたところ、カーボンナノチューブとLEDが結びついて回路を作り、テスラコイルが作った電界から電気エネルギーを取り入れてLEDを光らせることができた。
従来にも電界をかけることで小さな物体を動かすことは行われていたが、30cm以上も離れたところからナノ粒子を自己組織化することはできていなかった。研究チームは、この現象を「Teslaphoresis」と呼んでいる。
Cherukuri博士は、ナノ粒子を載せる表面をあらかじめパターン加工し、複数のテスラコイルを使えば、さらに複雑な電気回路を作れると考えている。また、カーボンナノチューブ以外のナノマテリアルも使える可能性があるという。研究チームはこのTeslaphoresisの応用として、再生医療用のテンプレートを検討している。
ちなみに、医療分野などでは自己組織化するマテリアルが注目を集めており、2015年9月にはロンドン大学クイーン・メアリーの研究チームが、タンパク質を自己組織化して人工血管を作る手法を発表している。
以上、引用終わり
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★テスラコイルとは
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ニコラ・テスラ(1856~1943)は、交流システムの父として知られている。現在世界的に普及している交流発電機と交流送電システムは、ニコラ・テスラのおかげである。テスラは、エジソンより4歳若く、エジソンと一緒に働いたことがあるが、テスラの発明が突飛すぎたため理解されず、エジソンと対立することが多かった。
テスラ・コイルとエネルギー増大送信機は、宇宙エネルギーと共振させることにより空間からエネルギーを取り出し、入力以上のエネルギーを得られるというものである。
テスラの発明で最大のものはテスラ・コイルとエネルギー増大送信機である。テスラ・コイルは、空心の円筒に一次コイルと二次コイルを巻き、二次コイルの巻数を非常に多くし、一次側が火花間隙をつけた共振回路になっている。エネルギー増大送信機はテスラ・コイルを2つ使い、片方のテスラ・コイルからもう一方のテスラ・コイルに電力を無線で送電する。その際に、宇宙エネルギーと共振させることにより、入力した電力よりも大きな電力を取り出すことができる。
コチラより引用
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中央構造線は緊張状態にある
4月14日の夜、熊本市で震度7の地震が起きた。マグニチュード(M)は6.5であった。震度7は、1949年に新たに気象庁が導入して以来、3回しか記録されたことはありません。今回のものは2011年に起きた東日本大震災(地震の名前としては東北地方太平洋沖地震)以来5年ぶりで4回目になります。
さらに、16日になってから、さらに大きな地震が起きMは7.3。この大きさは内陸直下型地震としては最大級で、たとえば阪神・淡路大震災を引き起こして6400名以上の犠牲者を生んだ兵庫県南部地震と同じ地震の規模となっています。
気象庁は、16日になって、このM7.3の地震を「本震」とし、前に起きたM6.5の地震と、16日のM7.3の地震の前までに起きた余震を、すべて「前震」とする、と発表しました。つまり後から大きな地震が起きたので、それを「本震」としたのです。
だが、前震だとしても、それらを前震として認識できなかったことは明らかで、その後、もっと大きな地震が襲って来ることは予想できなかったことになります。
また、その後16日には、熊本の二つの活断層から北東に離れた阿蘇山の近くでM6に近い大きな地震が二回起き、さらに北東の大分県中部でも震度5弱を記録した地震が起きた。これらは、熊本で起きている地震の余震域の外で起きた地震で、明らかに熊本の地震の余震ではない。新しい地震活動が始まったと言うべきではないでしょうか。
これら熊本地震ですが、5年前の3.11東北大震災の影響があり、これら活動はもっと広範囲になる能性があると考えられています。
『地震火山105、九世紀には奈良でも地震(保立道久の研究雑記)』を紹介します。
(さらに…)