2013-05-10

太陽と地球、未知なる攻防・・・プロローグ 宇宙の営みを通して見る地球環境の特殊性

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画像はここからお借りしました

新シリーズ『太陽と地球、未知なる攻防』です

このシリーズは、普段私たちが当たり前のように暮らしている地表面の環境も、宇宙空間とりわけ太陽との関係において、極めて特殊な条件の基に成立していることに注目して、今まで地球上から眺めてきた、さまざまな現象を新しい視点で捉えなおそうという企画です。

そのために、人工衛星による観測から得られた数々のオープンデータ等を基に体系化を行います。と同時に、私たちはこれからどう地球環境と向きあっていけばいいのか?という疑問にも、方向性を与えていきたいと考えています。

そこでプロローグとして『宇宙の営みを通して見る地球環境の特殊性』について記事にしました。

この詳細は、シリーズで鮮明にしていきますが、まずは宇宙の中の地球という大きな視点から地球を眺めてみようと思います。

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☆☆☆何層ものバリアが、宇宙よりの飛来物から地球生命圏を守っている

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地球以外に生命体が存在する惑星が、現在のところまだ発見できていないことから、地球はよく『生命の宿る不思議な星』と言われています。

ところが、最近の人工衛星による太陽や地球磁場やオーロラなどの観測結果は、この『不思議』という比喩に、物理的な根拠を与えてくれます。

例えば、宇宙空間から地球へは、膨大な量の放射線、プラズマなどが降り注いできています。これらの飛来物がすべて地表に届けば、地球の生命体はひとたまりもありません。

画像はここからお借りしました

なぜならば生命体の構成材料は、鉱物結晶などの他の物質に比べて、変形の自由度が高く非常にやわらかくできているからです。岩と私たちの体を比べてみればわかりますね。

ところが、その生命体の構成材料も、原子・分子レベルの構成要素という視点でみると、地球上に存在する岩などの物質と同じような、ありきたりの元素からできているのです。異なるのは、水の中に浮かび、有機生命体特有の水素結合という、小さな力で粉々になる程度の、非常に弱い結合で安定を保っていることだけです。

つまり、生命体の構成材料は、ありきたりの元素を基に、水と一体になった柔らかで変形が自由な特殊構造をとっているともいえます。このように、生命体は極めて微妙なバランスの中で、その構造の安定を保っているのです。

それゆえ、これが宇宙空間に放り出されると、放射線などの激しい刺激で、たちどころに破壊されてしまいます。しかし、地球上ではそのような飛来物は、地球と宇宙との境界に存在する、磁気圏や大気圏などの何層ものバリアによって遮られています。それゆえに、地表では静穏な環境が保たれ、地球上で生命体は存在可能なのです。

このように、微妙なバランスが作り出す特殊環境の地球表面という条件下で、生命はその営みを続けることが出来たのです。

この認識は、皮肉にも地表での経済活動の繁栄のために、宇宙空間に人工衛星を飛ばして、この環境を破壊するようになった現在だからこそ得られたものです。

☆☆☆視点を宇宙へむけることで、地球環境との向きあい方が見えてくる

経済目的の達成の裏で、上記の認識は人類の活動に警鐘を鳴らすことになります。

例えば、宇宙の粗大ごみと化す有害物質の固まりである数千にも及ぶ人工衛生の残骸を生み出し、成層圏まで立ち上がる核兵器の上昇気流が成層圏を汚染し、気象兵器とも疑われているHAARPなどにより地球バリアを破壊したりしています。人類は自ら、微妙なバランスで成立している地球環境を破壊していく方向に舵を取ったようです。

そう考えると、私たちは今まで、静穏な地上というあまりにも狭い所から世界をみて、すべてをわかったつもりになっていたのかもしれません。しかし、私たちが体感できる静穏な地上は、宇宙空間まで含めると極めて例外的な一点に過ぎません。その証拠に、実際には激しい宇宙の営みの一部が、何層ものバリアを通過して地表にもその影響を及ぼしているのです。

その影響は、地表からの観測では微小でわかりにくいのですが、ひとたびバリアの外にでると、極めて大きなエネルギーとして観測できます。よって、これらの事実をもとに過去の地表での現象の再解釈を行えば、地球単体を対象にした現在の科学理論よりスッキリした知見が得られる可能性が高いのです。

現在でもすでにそのような認識転換が行われ、事例も幾つか存在します。例えば、当初原因がわからず、人為的若しくは機器の不備と疑われていた停電事故です。

これは、カナダのモントリオールで、オーロラジェット電流という高度100Kmを流れる電流により、地上の送電線に誘導電流を発生させ、変電所の変圧器を壊し停電をまねいたというものです。この電流は、太陽の黒点活動が活発なとき大きくなるため、今では太陽観測からその対策をとれるようになっています。

☆☆☆地球環境を支配している太陽活動の痕跡、オーロラ・・・


それでは、バリアの外の極めて大きなエネルギーはどこから来ているのでしょうか?その大部分は太陽です。精巧なバリアにより、その大部分の害を取り除くことが出来ているので、私たちは恵みの太陽と認識しています。しかし、ひとたびバリアの外にでて太陽をみると、その素顔は荒々しく燃え盛る、暴れん坊のような存在なのです。

これら、太陽からの飛来物が地球のバリアによって遮られる時の反応が、オーロラであったりオゾン層の形成であったり、スプライトであったりするのです。これらの飛来物と反応を分析していくと、さまざまなことが見えてきそうです。

例えば、オーロラは太陽から到達する膨大な量の電子が、地球磁場の隙間から大気に進入して、大気中の酸素分子や窒素分子と反応したときに出す光(電磁波)です。この反応により電子はエネルギーを奪われ地表へ到達する量は極わずかになります。この結果、生命が宿る地表面は静穏を保つことが出来ているのです。

またスプライトは、雷雲から宇宙空間に放出される雷で、地表に落ちるそれとは比べ物にならないくらい大きなエネルギーをもち、地表への雷よりはるかに多い回数で放電を行っています。これが、これがわかってきたのは人工衛星での観測が頻繁になった最近の話です。

これらの現象から想像されることは、大気の上空には太陽から供給される膨大な電気的な蓄積があり、地表と大気上層部と宇宙との間には、蓄積された電気がその偏在を元に戻すような、動的な電気平衡状況があるのではないか?また、この電気の蓄積や流れが地球上にさまざまな影響を及ぼしているのではないか?ということです。

これが事実であれば、自励ダイナモ方式という、地球単体で完結する論理で構成された磁気の発生メカニズムに新しい可能性を与える可能性があります。それは、自励ダイナモ方式の永久機関的な論理構造にはない、太陽からの電子というエネルギー供給によって、大気圏外側に電子の流れをつくり、高圧力下で金属化した地球内部が電磁石の鉄心となることで、地磁気は生み出されているという仮説です。(参考:【地球の内部4】地球の内部圧力が作る未知の鉱物)

☆☆☆まずは太陽からの飛来物の整理から

これらを鮮明にしていくためにも、太陽から地球へはどのような物質やエネルギーが飛来しているのかの調査からはじめていきます。これら情報は、近年急速に増えてきましたが、過去の地球上の測定と、現在の人工衛星などの測定との間で、系統だった説明には至ってなく、混乱が残っています。まず、その情報の整理からスタートします。
 

お楽しみに

List    投稿者 sinsin | 2013-05-10 | Posted in D.地球のメカニズムNo Comments » 

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