2020-07-31

太陽と人間の真の関係

太陽は人類にとってどのような存在なのでしょうか?

地球と人類にとって、太陽は最大のエネルギー源で、このエネルギーで生命は繁栄してきました。 太陽は毎日、決まって姿を現し、毎日、同じように輝き、毎年、同じ季節のめぐりをもたらす「変わらない存在」として認識されてきました。

しかし、いま、太陽は「変わる存在」として認識され始め、地球や人類、社会のインフラに様々な影響を及ぼしていることが分かってきています。

『世界やアメリカの暴力を見ていて思い出す「太陽と人間の真の関係」』より引用します。

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思ったほど沈静化していかない太陽活動の中で

先週末(7月24日から26日頃)アメリカで抗議デモとされる運動が始まって以来の比較的暴力的なデモが各地で発生したことが報じられています。

日本語の報道だけでも以下のようなものが伝えられています。

・シアトルで最大規模の抗議デモ 45人拘束、警官も負傷 米 (時事通信

・米 各地で抗議デモ、死傷者も (TBS News

・ロシア極東で大規模デモ、知事逮捕に抗議 「プーチン氏辞任を」 (ロイター

デモは、アメリカだけではなく、わりと世界各地で発生していたのですが、先々週あたりからの「太陽の動き」を見ていて、そういうこともあり得るのかなとは少し感じていました。

このブログで、

「人間社会の暴力的な動きは、太陽活動とリンクしている」

ことに初めてふれたのが正確にいつなのかはわからないですが、そのことを、わりとハッキリと記事にしたのは、2014年の以下の記事かとも思います。

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
In Deep 2014/03/04

私はもともと、10年以上前から、ロシアの科学者であったアレクサンドル・チジェフスキー(1897 – 1964年)という方の研究が好きでした。チジェフスキー博士は、歴史上の暴力的な活動、すなわち、「戦争、暴動、革命」などが太陽の黒点数とリンクしていることを 1910年代に見出し、1922年に論文として発表しています。

以下は、その論文に示されたグラフで、上の点線は「戦争、暴動、革命が発生した件数」で、下の太い実線は「太陽黒点数」です。

疑うこともなく、「完全なリンク」があることが見てとることができます。

チジェフスキー博士の1922年の論文より

Physical Factors of the Historical Process

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 景気循環研究所長である嶋中雄二さんの名著『太陽活動と景気』 には、チジェフスキー博士の研究について、以下のように述べられています。

嶋中雄二著『太陽活動と景気』 第6章より

チジェフスキーによれば、太陽の影響力は、個体から集団、群生に至る生物系のすべての組織レベルに及んでいるとされた。

チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。

彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。

なお、以前も書かせていただいたことがありますが、嶋中雄二さんの『太陽活動と景気』は、書かれたのは 1987年とずいぶん以前のものなのですけれど、今でも、これを超える「太陽と人間社会の科学の総合的研究」に関する本は(世界全体でも)存在しないと思います。


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太陽の研究本としては、世界最高のものだと思いますので、太陽に興味のある方は、ぜひ一家に一冊置いていただきたいというように思っています。

なお、このチジェフスキー博士の太陽の研究は、当時のソ連の統治者だったスターリンに大変「嫌われて」しまい、チジェフスキー博士は、シベリアの収容所に送られてしまいます。

要するに、チジェフスキー博士の研究結果に従えば、

「国家も人間も、それを動かしているのは太陽」

ということになってしまい、革命も戦争も、それを起こしている人間も、太陽に行動を支配されているに過ぎない、ということになってしまうからです。

「ソ連の偉大な社会主義革命」も、背後から太陽に刺激されていたに過ぎない、というようなことになってしまい、これは支配者から嫌われても仕方ないです。

同じような理由で、アメリカでもヨーロッパなどでも、この「太陽と人間社会の関係性についての科学」は、時の権力者たちから嫌われたのか、ほとんど発展することなく消えていきました。

しかし、先ほどのチジェフスキー博士の研究だけではなく、その後の多くの科学者たちの研究から、

「社会の暴力性と太陽黒点活動には完全なリンクがある」

ことは疑いの余地がないものとなっています。

以下は、ポーランドのヤギェウォ大学のアダム・ミハレック教授が論文で発表したもので、それを日本語に置き換えたものです。

近代現代の世界を変革させた革命や戦争や暴動などの暴力的社会事象が、すべてといっていいほど「太陽黒点が最も多い時に起きた」ことがわかります。

革命や暴動は「青」で示し、戦争は「赤」で示しています。


Solar Activity and Human History

これを見ますと、第一次アメリカ内戦(南北戦争)もまた、太陽活動が最も高い時に起きていたことがわかります。

このグラフやその論文に関しては、以下の記事にあります。

太陽活動と人類の革命と戦争の歴史
In Deep 2018/03/16

そして、「今は太陽活動の点から見れば、どんなときなのか」というと、

「過去数百年で最も太陽活動が弱い」

のです。つまり本来なら「大規模な暴力など起きないとき」なのです。

昨年 10月には、黒点が「出現しない日数」が、太陽活動の観測が始まって以来、最大を記録して、過去 200年で最も太陽活動が「弱い」時代となっていました。

これは、以下の記事などでも取りあげていました。

2019年、黒点が出現しない日の比率が太陽観測史上で最大を記録し、ついに太陽は歴史的な極小期に突入。この状態はこれから何年続くのか
In Deep 2019/10/27

昨年のその時点では、NASA なども「次の太陽活動は、過去 200年で最も弱くなると予測される」としていました。

昨年の 10月頃は実際に、すでにほとんど黒点が出る日がなく、そして、「その後はさらに弱い方向に推移していくだろう」というのが、大方の予測で、私もそのように思っていました。

しかし。

最近になって、太陽は「やや活動を活発化させている状態」が続いているのです。

7月27日現在も、太陽には 11個の黒点が地球側に向いていますが、これから地球のほうに回り込んでくる領域にも「さらに大きな活動領域」が存在している可能性があることがわかりました。

なぜかというと、7月27日に、「太陽の裏側で爆発(おそらく巨大な太陽フレア)が起きていた」ことが NASA の観測衛星によって撮影されていたのです。

7月27日 太陽の裏側に立ち昇る巨大なプラズマ

spaceweather.com

この領域が今後、地球の方向に向いてきますので、おそらくは、今後数日のうちに、太陽黒点などの活動領域は、さらに増えていくのではないかと思います。

まあ、それでも、黒点数の「絶対値」が非常に低いですので、社会に暴力性を与えるほどの影響はないとは思います。

しかし、今回のアメリカ各地でのデモの発端となったのは、1週間ほど前から始まったオレゴン州ポートランドでの暴動が発端となっているようで、それ以来、アメリカの各地にデモが広がっているのですが、それが始まった時期は、

「ちょうど太陽に黒点が復活してきたとき」

でした。


NICT / 太陽黒点相対数の推定値

それでも、このような黒点数は少ないレベルではあり、どうこう言うようなものではないのかもしれないですが、しかし、現在のアメリカ、あるいは世界の多くの国や地域で、

「人々の不安や不満が最大レベルになっている」

ということがあります。

精神的にもものすごく不安定な人たちが多くなっていると思いますし、荒れやすい要素はあるのかもしれないな、と思います。

ただ、私自身は、この「太陽と暴力の関係性」は、そう簡単には崩壊しないと思っていますので、世界的に本格的な暴力が拡大するのは、やはり「今ではない」と思っています。

現状で不安なのは、むしろ、気象やサプライチェーンの不安定などによる食糧供給のことだったり、何より、

「多くの人々が自粛と消毒生活で不健康になっている」

ことのほうが心配です。

こういう不健全な環境の中で、起き得ることは何かというと、

「本当のパンデミック」

です。

List    投稿者 asaoka-g | 2020-07-31 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題No Comments » 

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