2017-01-04
地球はミニ氷河期に突入している
年末からお正月にかけて暖かく過ごしやすかったですね。
これも地球温暖化の影響によるものかもしれません。
しかし、これからはそうも言っていられない状況になるかもしれません。近い将来には、温暖化の問題とは全く逆のミニ氷河期なるものが来る事が懸念されています。
2015年7月初旬、イギリスのウェールズで英国王立天文学総会が開かれました。
研究する学会員のほとんどが今後15年以内に地球はミニ氷河期といえる時代に入るという予測を立てました。
天文学の知識に長けた人ばかりが集まるという英国王立天文学総会。
そんな人たちがミニ氷河期が到来する確立は97%だというのだからその時代が本当にやってきてもおかしくはありません。
現実に役立つ数学的思考力を身につける1~分数の起源
あけましておめでとうございます。新春にあわせて少し新しい試みを始めてみたいと思います。題して「現実に役立つ数学的思考力を身につける」シリーズ。
実は、12月の実現塾で「試験脳を超えた数学的思考」のひとつとして「割るって何?比って何?」が扱われました。そこでは初期人類の思考に同化しながら「比の根源」にアプローチし、その思考を通じて、数学は「現実をイメージし、現実イメージと抽象化を自由にいったりきたりしながら、考える位相を複数発見し、その中から最適な思考法を決定する能力(相転力)を身につけるための思考トレーニング」であること。そして、そのような「相転力」は、実社会で企画や提案において非常に必要とされる力であることが明らかにされました。
例えば、「割る」「掛ける」と「比」をバラバラに暗記していても「分数で割る」ことのイメージを描くことはできません。しかし原始人に同化して考えると「比」「割る」「掛ける」の原点に「等分」というイメージがあり、「比」も「割る」も原点は同じであることをイメージできればこどもたちの数学的思考力は一気に開花するのではないかと考えられます。具体的には手元に残された食料は、あと何日持つのか。あとx日持たせるためには1人分の食料は1人あたり、何分の1になるのか。仲間が、大人n人と半人前の子供m人なら、どうなるのか。・・・といった分配をめぐる量的把握の必要は、洞窟時代からでも必要であったと思われ、そこでは、等分という思考をベースに、割るも掛けると割合もすべてが一体的に考察されていただろうと考えられます。この根源的な数学的思考に目覚めれば、数学嫌いを突破することはもちろん、社会に出て生き抜くだけの思考力を手に入れられるといってもいいでしょう。
以上が、実現塾でのひとつの結論ですが、以下に、「数学的な史実」と重ね合わせて考えてみます。以下、引用は三重大学上垣渉氏による「分数の起源に関する私的考察」http://miuse.mie-u.ac.jp/bitstream/10076/4864/1/AN002341990470002.PDF から。
※写真はエジプトで使われていた数字のヒエログラフ。写真はこちらからお借りしました。http://poyoland.jugem.jp/?eid=763こちらのブログ記事もオススメです!
太陽活動が低下し、銀河宇宙線が通常より地球に降り注ぐとき、地震が増加する
あけましておめでとうございます。
本年も本ブログ【地球と気象・地震を考える】よろしくお願いします。
1995年の阪神大震災、2011年の東日本大震災に続いて、昨年(2016年)4月には熊本大地震(リンク)が起きました。なぜ、大地震がたった20年ほどの間に3回も起こっているのでしょうか。
人工地震も否定できませんが、今回は他の要因を考えたい。
◆太陽活動の低下による地球に降り注ぐ銀河宇宙線の増大との関係についてです。
2009年1月から始まった今の太陽活動(サイクル24)と、次の太陽活動(サイクル25)が、数百年に一度起こるマウンダー極小期(→小氷期)のような状態になるかはまだ判断できないが、それでも100年前に太陽活動が異常に低下したときと同じ程度に低下している。
それにより太陽バリアーが低下し、地球に降り注ぐ「銀河宇宙線」が増加している。
★現在の太陽活動は、19世紀初頭のダルトン極小期(1798~1823)ほどではないが、100年前の異常低下レベルにある。
太陽サイクルは、1755年にスタートした太陽周期を起点として、1766年に終わったそのサイクルを「サイクル1」、1766年にスタートした次のサイクルを「サイクル2」というように数えていく。現在のサイクルは「24」にあたる。
サイクル23の太陽活動が始まったのは、1996年の5月で、太陽活動11年周期のリズムからいくと、2007年の中頃にサイクル24が始まる計算になる。しかし、2007年が過ぎても黒点数は減り続け、実際にサイクル23が終わったのは2008年の12月にずれ込み、サイクル23の周期は11年ではなく約200年ぶりに12.7年に伸びた。
その際、日射量も1996年に比べて大きく落ち込み、2009年には太陽風も観測史上最低レベルになった。
そして、(サイクル24の始まりの)2010年の初めには、太陽活動の低下により、地球に降り注ぐ宇宙線の強度は史上最強レベルに到達し、それまでの記録を6%も塗り替えるほど急激に宇宙線が増加した。また、2009年1月に開始したサイクル24は2013年にピークを迎えるが、やはり黒点数は通常よりも大幅に落ち込んだものだった。このことは、2008年の時点で、2013年に現れるであろう黒点の素となる極域の磁場の強度データーがすでに全サイクルの半分程度だったので、サイクル24の黒点数のピークが低くなることは、2008年の時点でほぼ予測されうることだった。
サイクル24のピークは、19世紀初頭のダルトン極小期(1798~1823)ほどの黒点数の低さではないが、それでも100年前に太陽活動が異常に低下したときと同じ程度に低下している。
もしサイクル23と同じように、あるいはそれ以上に、サイクル24の周期の長さが伸びたとすると、太陽活動はますます低下していくことが予想される。
万が一、マウンダー極小期(1645~1715)と同じように太陽周期が14年に近い状態になったとすると、その後数十年間にわたって太陽活動が低調になる可能性がある。
2009年1月から始まったサイクル24のあとに、数百年に一度起こるマウンダー極小期(→小氷期)のような状態が起こるのかどうか?
これから2020年頃までの4年間ほどが、長期的な太陽活動を占ううえで非常に重要な期間になる。