2019-06-27

物質と生命1~万物は外圧適応体であり、分散力と統合力のバランスで成り立っている。

16446_blackhole先日の実現塾において、生命と物質の境界を巡る議論から、宇宙の起源に遡る仮説が提起されたので紹介したい。

写真は先日、初めて撮影に成功したブラックホール
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10584_blackhole

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  投稿者 tutinori-g | 2019-06-27 | Posted in C01.宇 宙, G.市場に絡めとられる環境問題No Comments » 

脳回路を解く(5)~・文字と書き言葉の弊害・~

縄文人は文字を持ちませんでした。
現在も残存するアイヌも文字を持たない民族です。文字を持たないアイヌは、神話や伝説などを口伝えで受け継いできました。
では、なぜ文字が必要だったのでしょうか?

文字を必要とする民族は、管理することを目的として始めます。 簡単に言えば、税金の取り立て記録や、人員への命令の記録や、支配の正当性の記録や、貢ぎ物の記録がなければ口頭だけでは確実ではないからです。特に、命令が、伝達ゲームでは管理できません。 支配者一人の言葉は、同等に被支配者に伝わらなければ間違いや誤解によって違う結果とならないようにするために共通の合図が複雑化する中で、文字として発達していくのです。逆に言うと、管理社会でない民族には文字は必要性はないのです。ですから、文字を持たない民族や文化が劣っていて、文字を持つ文化が優秀なのではありません。統一国家のような集団を集合させるような構造を持たない民族には文字は必要ではありませんでした。
『アイヌはなぜ国家を作らなかったかの話』より

つまり、文字は支配階級が作り上げたもので、我々の心底の感情(潜在思念)とは無縁なものであったのです。

言葉そのものはあくまでもデジタル記号でしかないので、本能中枢の内識→外識を駆動させない限り、言葉は何の意味も持たない。従って、本能中枢(潜在思念)が駆動していないまま、文字面だけで分かったつもりになっている文字脳の場合、そもそも本当の意味が掴めていないので、決して永久回路が形成されることはない。
『脳回路を解く(4)』より

文字面では永久回路が形成されないばかりか、それ以上に我々に悪影響を及ぼしているのです。
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  投稿者 asaoka-g | 2019-06-24 | Posted in O.進化史, O01.脳回路No Comments » 

脳回路を解く(4)~・全ては、事象毎に形成された専用回路(特化回路)・~

自転車のように身体の様々な能力を使って体で覚えた技術は「長期の記憶」として保存されます。長期の記憶の利点は、一度身についたら一生忘れないところです。
たとえしばらく自転車に乗っていなくても、幼少のころに何度も練習をして習得した技術は専用回路に入っている。但し、長期に保管されるのは、記憶の概要だけ。完全なものではない。
自転車

このサイトよりお借りしました。

専用回路=長期記憶を思い出して使う際には、短期の記憶がその都度、付け足され完全な記憶に復元するらしい。
自転車にちょっと乗ったり、ピアノや水泳などは少し練習するうちに、体が記憶を取り戻すというわけです。
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  投稿者 asaoka-g | 2019-06-19 | Posted in O.進化史, O01.脳回路No Comments » 

脳回路を解く(3)~・脳回路の進化・~

地球上に初めて生命が誕生したのは、今から38億年前です。このときに誕生した“原始生命”は脳を持っておらず、原始生命が脳と呼ばれる器官を獲得するまでには30億年以上の歳月が必要でした。

neuron

|38億年前:生命の誕生

海中に、“リボ核酸”や“タンパク質”が誕生した。このリボ核酸とタンパク質によって、初期の生命は構成された。生命はその後、DNA(デオキシリボ核酸)を形成し、これによってDNAを持つ“あらゆる生命の共通祖先”が誕生した。共通祖先は後に、原始的な単細胞生物へと進化していった。初期の単細胞生物は、神経や脳を有していなかった。

 

|5億4200万年前:カンブリア紀の開始

今から5億4200万年ほど前のカンブリア紀になると、海中には多様な生物があふれるようになった。カンブリア紀に誕生した多くの生物は、体を動かすために神経細胞が集合した“神経節”を獲得した。

6億3000万年前に誕生した刺胞動物は神経細胞が体全体に網目状に分布した散在神経系を獲得したが、さらに進化した生物は神経が集まった『集中神経系』を獲得した。この集中神経系が、一般的に『脳』と呼ばれる器官となる。カンブリア紀には、こうした“原始的な脳”といえる構造を持つ生物が誕生した。ここから、5億年に渡る脳の進化の歴史が始まる。

この時期以降に登場した魚類・両生類・爬虫類・哺乳類などの脊椎動物(多数の椎骨(ついこつ)がつながった脊椎を有する動物)の脳は、どの動物でも基本構造が似ている。どの動物の脳も『脳幹』『小脳』『大脳』から構成され、動物ごとにその大きさが異なった進化を遂げることになる。すなわち、現在までの脳の進化は、基本構造が変化するのではなく新しい機能が付け加わることで実現してきた。
詳細は脳の進化の5億年~誕生からヒトまでの軌跡をご覧ください。

脳が進化の中で、外識機能と内識機能はどのように進化してたのでしょうか?
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  投稿者 asaoka-g | 2019-06-14 | Posted in O.進化史, O01.脳回路No Comments » 

電気的宇宙論のススメ6~太陽はファラデーモーターである

hqdefault[1]破壊学事始の三浦氏は「太陽が扁平しておらず真球に近いのは太陽プラズマが表面にしかない(つまり太陽が空洞である)証拠だ」と説いておられます。そして三浦氏は、太陽も地球もファラデーモーターであると解釈しています。

※ファラデーモーターのモデルはこちらの動画を参照下さい。
リンク

 

 

 

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  投稿者 tutinori-g | 2019-06-13 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題No Comments » 

脳回路を解く(2)~・脊椎動物の脳・~

生物の進化とともに、脳も進化してきた。そして、脳は、基本構造が変化するのではなく、新しい機能が付け加わるように進化してきた。つまり、ヒトの脳の進化を知ることは、生物の進化を知ることにつながるのだ。高度な情報処理が可能なヒトの脳ができるまでには、どのような進化の道のりを歩んできたのだろうか。

今から5億年前に生命が獲得した神経管は、進化を経て“脳”となった。脳は生物の進化と共に新たな領域を形成し、機能や役割を生み出していった。

中枢神経系というのは、ホヤなどにある神経管というものから発達した。 (さらに…)

  投稿者 asaoka-g | 2019-06-06 | Posted in O.進化史, O01.脳回路No Comments »