2014-08-18

【2014お盆企画】遺伝子組み換え作物から子どもを守れ~GM作物からEM活用作物へ~

非難するミツバチ
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【新庄水田トラスト】より

TPP締結に向けた協議が現在も続いているが、改めてTPP締結後の「食の安全性」について考えてみました。

懸念されることとして①高濃度の女性ホルモンが残留する牛肉、②抗生物質耐性菌に汚染された豚肉、③残留農薬基準値が緩和された結果、以前よりずっと農薬に汚染された穀物、④GM(遺伝子組み換え)作物などが挙げられています。

※『週刊文春』が連載している米国産「危険食品」キャンペーンの第2弾です。(4月24日号のP148~P151)

われわれが日常的に大量摂取しているのがGM作物だ。おもな作物は、トウモロコシ、大豆、小麦などである。
~・中略・~

GM作物を原材料に使用していたとしても、表示義務があるのは含有量の上位三品目で、かつ重量比五%以上使用している場合のみ。
ほとんどザルのような規制なのだ。厚労省と食品安全委員会は「GM作物は科学的に安全性を評価しているので、問題はない」としている。
だがGM作物は、害虫被音を減らすために殺虫成分を作物に持たせたものや、除草剤をかけても枯れない遺伝子を観み込んだものがある。それを人間が食べても大丈夫なのかという素朴な疑問が湧く。

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▋ GM作物の安全性は確保されていない

GM作物とは安全性はどのようになっているのでしょうか?

抹殺きれた動物実験データ
実際、「メキシコでは自由化によって米国産GMトウモロコシの輸入量が激増して以降、子供の肥満率が世界一位になってしまった」(フランス人ジャーナリストのマリー=モニク・ロバン氏)という指摘もある。
はたしてGM作物は安全なのか?
フランス・カーン大学のジル=エリック・セラリーニ教授(分子生物学)のグループは一二年、世界で初めてGMトウモロコシの毒性を確かめる長期実験をおこなった。

~・中略・~

その結果、GMトウモロコシを与えたラットには、腫瘍が多発したのである。より顕著に差が出たのは、腫瘍が発生するスピードだ。GMを与えなかったラットに腫瘍が発生したのは晩年が多かったが、GMを与えたラットでは四ヶ月目に腎臓や肝臓にあらわれ、十一ヶ月目から爆発的に増えた。とくにメスは乳房に腫瘍が多発したという。さらに平均寿命に達する前に死亡した割合は、GMを与えたものは釣二・五倍を超え、メスは実に七〇%が死亡した。

~・中略・~

それにしても、なぜGM作物は市場に大量流通するようになったのだろうか。大きな転機は九二年、ブッシュ政権下の米国政府が「実質的同等性」を安全性評価の基準にしたことだ。実質的同等性とは、GM作物が元の作物と、形、主要成分、性質などがほぼ同じであれば安全という概念で、きわめて曖昧な基準である。
米国はこの概念によって「政府による安全性試験は不要」とし、OECDに認めさせてGM作物をグローバルスタンダードにしたのである。遺伝子組み換えを行う以上、本来なら医薬品なみの検査がなされるべきだ。医薬品では動物実験等が欠かせないのに、GM作物は書類審査だけだ。

つまり、市場確保、市場絶対という目的のもと、生活の根幹を成し、最も重要であるはず「食の安全性」が度外視されているのです。
では、どうしていけば良いのでしょうか?

非買運動なども考えられますが、不足する食料をどうするのか?という問題が残ります。まずはGM作物から一刻も早い脱却が求められているのです。

▋ GM作物からEM活用作物へ

農業だけでなく放射能除去や対策などあらゆる分野で注目を集めているのがEMです。

EM(EM菌)とはEffective Microorganismsの略、「有用微生物群」のことで、自然界の存在する乳酸菌、酵母、光合成細菌などの微生物を主体とし、安全で有用な微生物を共生させた多目的微生物資材です。

人を取り巻く土や水・空気、衣食住も含むすべての環境を自然のカタチに近い健康な状態へと戻すことを目的に沖縄の比嘉教授により開発されました。

本ブログでも『放射能すら無害化する微生物反応のメカニズムを解明する1~プロローグ』で紹介しましたが、他にもEM菌に対する報告は多くあります。『EMのエネルギー整流力』や『微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る』、『微生物も多種が共生することで力を発揮する』などなど、まだたくさん事例はあると思います。
(※気になる方はEM菌だけでなく、乳酸菌や酵母菌なども検索してみて下さい。)

乳酸菌液散布でこんなに元気!
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「野菜とお花の自然栽培日記」
より

EMについて様々な有益な活用が検討されており、可能性を感じる部分でもありますが、最近になってようやく周知されつつある領域です。
そして現在では、農業において乳酸菌を活用した作物が注目を集めつつあります。

たとえば、『農業革命;未知なる乳酸菌』シリーズの~乳酸菌の大いなる可能性~や~食に関する乳酸菌lなどあり、今まさに、自然界に共生する微生物の可能性について追求が進められているのです。
これらの追求が進めば、GM作物に頼らずとも自然界に存在する微生物の活用による安全で安心な作物が供給されることになります。

明日は、自然界だけでなく、体内・腸内に共生する微生物、細菌について見てみたいと思います。
明日もお楽しみ♪

List    投稿者 yoriya | 2014-08-18 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題No Comments » 

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