地球環境の主役~植物の世界を理解する~① <プロローグ編>
地球は水の惑星と言われ、宇宙からの写真ではその3分の2が海でまさに水の惑星です。
一方、陸地に注目すると森林が大半を占め、緑の惑星であるともいえます。
緑の惑星、それはすなわち植物の惑星。
写真はマダガスカルのバオバブの木。バオバブはなんと樹皮下で光合成を行います!
その植物が、わたしたち人間も含めた動物にとって必要不可欠である酸素を生産し、
土壌から吸い上げた水を蒸散し、周囲の気温変化を緩和し、CO2を吸収し、地球環
境の維持に大きく貢献しています。
まさに、地球の大きな環境条件を作り出して維持している生物が植物である。といっ
ても過言ではないでしょう。
しかし、そんな植物たちの世界をわたしたちはあまりよく知りません。
また、最近の研究では知られざる驚きの生態が明らかになってきています。
気になる方はポチっとね
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例えば、最近の研究では植物間のコミュニケーションによる防衛戦略が明らかになってきています。
同種間にとどまらず、異種間、さらには害虫の天敵を呼び寄せての防衛戦略等。森の中では植物を
中心に、物質言語を使ったコミュニケーションが静かに、そしてかなりの頻度で日々行われているようなのです。
わたしたちには聞こえませんが、森は木々のおしゃべりで日々いっぱいなのかもしれません。
植物界なくして動物界は存続し得ない。
空気も食べ物も動物界はそのほとんどを植物界に依存しています。
水と同様に、植物なくして動物は生きてゆけないのです。
そんな大切な植物界の摂理を理解する事で、
より深く、わたしたちが環境について考える事ができるように
なれればと思います 😀
まだ構成は未定ですが、今後以下のようなテーマをシリーズで扱っていく予定です。
●植物の驚くべき知覚機能
●移動する葉緑素
●1万年も生きる植物の秘密
●植物のコミュニケーション
●植物は淡水から進化した
●植物の進化大爆発は陸上で起こった
●植物共進化
●森が滅ぶ時、文明も滅ぶ
そんな、植物世界の摂理と不思議をどうぞお楽しみに
写真は世界文化社さんの森の惑星からお借りしました 😮
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コメント11件
雑草Z | 2009.03.20 21:26
CO2温暖化対策は経済効果を見込んだ愚策ばかりです。その悪例の一つ、排出権取引も、どうしようもない愚かな制度です。
この件については当方は十分に考察済みなので、この記事も新たな情報はないのかな・・・とはじめは読みませんでしたが、読んでみると中々どおして、新しい情報も沢山ありましたし、将来の展開の読みも非常に参考になりました。
排出権価格が暴落しているという事は、排出量も減っていると言う事だし、こんな事で稼いでいるどうしようもない輩を駆逐するいい機会です。是非とも排出権市場は吹き飛ばされて潰れて欲しいものです。
京都議定書ってのは本当にとんでもない代物ですね。更なる環境悪化を招いてますね。
>先進諸国の国家財政が悪化し、発展途上国向けCDM(グリーン開発プロジェクト)の支援中止を発表
も是非実現して欲しいものです。CDMの支援は先進諸国の企業や投資家などにお金が流れるだけだし、発展途上国の環境もますます悪化するばかりです。何せ原発などを途上国に建設して排出権取引に使えるという本末転倒で逆効果の酷い対策をしている訳ですから・・。
確かに排出権取引は、実態の環境は改善させるどころか、逆に悪化させますね。
最後の7行ほどのまとめの部分の緑文字の部分に全面賛同致します。
>モノづくりからの脱却が環境問題を解決していく
ですね。
y.suzuki | 2009.03.21 2:30
ホイホイさん、コメントありがとうございます。
>、(曲がりなりにも)CO2削減策の1つとしてある排出権なのに、結局CO2がたくさん出れば出るほど、儲かるようになっている・・・>
排出権という代物は環境対策に身を隠した新たな金儲けの手段でしかないということですね。
y.suzuki | 2009.03.21 2:39
雑草Zさん、お越しいただきありがとうございます。
ちょうど、雑草Zさんがいま扱っている部分と重なっているところがあり、記事をアップさせていただきました。
>排出権価格が暴落しているという事は、排出量も減っていると言う事だし、こんな事で稼いでいるどうしようもない輩を駆逐するいい機会です。>
おっしゃるとおり、金儲けしか頭にない金融資本家に頼らない体制にどういうふうに移行していくか、みんなで考えていける可能性が広がってきたと思います。
これからもよろしくお願いします。
雑草Z | 2009.03.21 12:21
環境問題にあまり積極的ではなかったアメリカ国民の多くが、
アル・ゴアの「不都合な真実」で、環境問題に関心を持った事自体は悪くありませんが
「環境で新たな産業を興し景気対策を!」
みたいな逆効果のような対策をどんどん推進するようになりました。アル・ゴアは長年環境を研究してきたとは思えないほど薄っぺらな環境論者です。
そして、その路線を踏襲したのが、バラク・オバマ大統領をはじめとしたグリーン・ニューディール政策でしょう。
世の中が、技術と新たなモノ作りで環境対策をしようととんでもない方向に加速されていくことに危惧を抱いています。
しかし、今回の記事を読んで、
そのような方向に異議を唱える人達もどんどん増えている事に希望の兆しを見ました。
CO2温暖化対策でまともなものは、熱帯雨林などの森林を伐採しないなど、「自然をいじらない、破壊しない」と言う方向であって、新技術によるモノ作りがメインでない事を認識すべきですね。兎も角、他の環境負荷の考慮をおろそかにしてCO2削減ばかり叫ぶカオスなCO2温暖化対策は、逆効果の愚策ばかりどんどん出てきます。
記事の最後の y.suzuki さんの洞察の方向へはやく世の中が動いていけばいいと思います・・・。
y.suzuki さんに
グリーン・ニューディール政策などに対する記事も描いて欲しいと思います。私も描きましたが、y.suzuki さんの記事も読んでみたいです。私も物作りからの脱却などについても描かせて戴く積りです。
これからもy.suzukiさんの記事に期待いたします。宜しくお願い致します。
雑草Z | 2009.03.21 12:21
環境問題にあまり積極的ではなかったアメリカ国民の多くが、
アル・ゴアの「不都合な真実」で、環境問題に関心を持った事自体は悪くありませんが
「環境で新たな産業を興し景気対策を!」
みたいな逆効果のような対策をどんどん推進するようになりました。アル・ゴアは長年環境を研究してきたとは思えないほど薄っぺらな環境論者です。
そして、その路線を踏襲したのが、バラク・オバマ大統領をはじめとしたグリーン・ニューディール政策でしょう。
世の中が、技術と新たなモノ作りで環境対策をしようととんでもない方向に加速されていくことに危惧を抱いています。
しかし、今回の記事を読んで、
そのような方向に異議を唱える人達もどんどん増えている事に希望の兆しを見ました。
CO2温暖化対策でまともなものは、熱帯雨林などの森林を伐採しないなど、「自然をいじらない、破壊しない」と言う方向であって、新技術によるモノ作りがメインでない事を認識すべきですね。兎も角、他の環境負荷の考慮をおろそかにしてCO2削減ばかり叫ぶカオスなCO2温暖化対策は、逆効果の愚策ばかりどんどん出てきます。
記事の最後の y.suzuki さんの洞察の方向へはやく世の中が動いていけばいいと思います・・・。
y.suzuki さんに
グリーン・ニューディール政策などに対する記事も描いて欲しいと思います。私も描きましたが、y.suzuki さんの記事も読んでみたいです。私も物作りからの脱却などについても描かせて戴く積りです。
これからもy.suzukiさんの記事に期待いたします。宜しくお願い致します。
雑草Z | 2009.03.21 12:24
↑すみません。同じコメント2回投稿してしまいました。
このコメントと共に一つ削除願います。
y.suzuki | 2009.03.21 18:32
雑草Zさん、再度ありがとうございます。
>グリーン・ニューディール政策などに対する記事も描いて欲しいと思います。>
期待をかけていただいてありがとうございます。近々、記事にします。
こういう期待のやりとりが普遍的に、オープンに、さらに大きな場でなされていくことが、今後の日本社会の統合ベクトルを作っていくのだと思っています。
今後とも、よろしくお願いします。
m.koyanagi | 2010.06.16 7:22
プラスチックのマテリアルリサイクルを行っています。廃プラの大半は燃料としてリサイクルされています。月間500トンリサイクルし材料として販売してます。クレジット制度・排出権などとして取引することができますか、取引可能であれば方法を知りたい。
匿名 | 2010.06.18 20:07
m.koyanagiさま、コメントありがとうございます。プラスチックのリサイクルをおやりになっているのですね。気になるのは、サーマルリサイクル自体が別の事業者ですと、あまりメリットがないかもしれません。
詳しいことは、下記のサイトでお調べになっていただきたく思います。
http://www.shikou-et.jp/
また、排出権取引は現在も試行段階であるとのことですから、排出権(クレジット)自体まだ得体の知れないもののようですし、投機筋が絡むと、ろくなことにはなりません。あまり期待されないほうがいいのかもしれません。
買取コレクター | 2011.07.23 14:18
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ホイホイ | 2009.03.19 22:25
こうやって改めて排出権の全容を知ると、本当に“排出権”って概念って、全く持って、変というか、いらないものですね!!
だって、(曲がりなりにも)CO2削減策の1つとしてある排出権なのに、結局CO2がたくさん出れば出るほど、儲かるようになっている・・・
おかしいですよね?!