2008-03-30

地球の誕生~太陽系の誕生~

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約45億年前、生まれたばかりの原始太陽系の中で「原始地球」が誕生しました。原始星雲の中のダストが固まってできた小さな隕石がつぎつぎと集まって、直径10km程度の微惑星をつくり、微惑星はさらに衝突・合体を繰り返し、雪だるま式に大きくなっていき原始地球がつくられのです。

地球の誕生を見る前に、太陽系の誕生を見てみたいと思います。
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【太陽(太陽系)の誕生】

恒星と恒星の間の宇宙空間には、星間ガスや星間塵とよばれるガスやチリがひじょうに薄くまばらに存在しています。これらのガスやチリがが特に濃く集まったものを星間雲とよびます。恒星はこれらの星間雲から生まれるのです。
太陽もまた、こういう星間雲の中でガスやチリがより集まって生まれました。

国立科学博物館『宇宙の質問箱』より

〔巨大な恒星の死〕
太陽誕生の起源は約50億年前に遡ります。
2000億の恒星が集団となり直径約10万光年、円盤状に渦をまくようにゆっくりと回転している銀河の中心部から約2.8万光年離れた空間で小さな出来事が起こりました。
太陽の数倍の質量をもった巨大な恒星が死を迎えており、ついにその星は超新星として爆発し、星を構成する物質を撒き散らします。

爆発は高速の衝撃波となって周辺の空間を伝播し、周囲にあった星間物質(大部分は水素、ヘリウムからなるガス、それより重い元素は小さなちり状の固体)の密度にゆらぎを生じさせました。星間物質のある部分では、ガスと塵が吹き寄せられ密度が増加します。密度の増加した部分では自らの重力を支えきれなくなって静かに収縮を始めます。



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徒然なるままに『12.太陽系と地球の誕生』より

〔太陽(太陽系)の誕生〕
この収縮を始めた星間雲が、太陽の前身「プロト(原始)太陽」として姿を現します。「プロト太陽」は、重力によって収縮しますが、収縮するにてれて自己重力が大きくなり、さらに周りのガスや塵を吸収しつつ、熱くなっていきます。温度は3000K、明るさは太陽の600倍以上、半径は太陽の100倍もあったとされています。

プロト太陽は中心温度をあげつつ、収縮していきます。中心温度が約1000万Kにまで達したとき、水素の核融合反応がはじまりました。水素原子核4個が融合してヘリウムができるときに、高温高圧のすさまじいエネルギーを放つようになったのです。
これが原始太陽の誕生で、約46億年前のことです。

一方、原始太陽の赤道面にはガスや塵からなる円盤が形成されます。これが原始太陽系星雲です。
地球をはじめ太陽の周りを回る惑星、衛星は、原始太陽系星雲で誕生した無数の微惑星が衝突しあって、徐々に成長することで形成されました(シュミットによる微惑星説)。



太陽系のできるまで
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太陽は恒星の中では比較的ありふれた大きさを持った星です。
恒星は質量が大きいほど激しく核融合反応が進みます。そのため重い星は寿命が短く、軽い星ほど寿命が長くなります。太陽の大きさでは寿命は約100億年と言われ、現在で寿命の約半分をすぎたあたりと言われています。

また太陽の活動には周期があり、活動が強くなると、太陽風にのってやってきた電磁波などにより磁気嵐などが起きます。生物の進化に太陽活動は影響を及ぼしたかも知れません。
太陽は膨大な光と熱を発する天体です。地球に昼が訪れ、地表が暖められるのは、太陽からの光とエネルギーによるものです。太陽なしでは、地球は暗黒に包まれた冷たい星に過ぎません。太陽無しに現在の地球と生命の姿はあり得ません。

地球と生命の誕生と進化『1.地球の誕生』より

地球は太陽の多大な影響を受けています。
地球のメカニズムを解明するためにも、太陽のメカニズムを把握することも必要になるかもしれません(次の機会に検討してみます)。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。m(_”_)m

by村田頼哉

List    投稿者 yoriya | 2008-03-30 | Posted in D.地球のメカニズム, D01.地球史1 Comment » 

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コメント1件

 イちご | 2008.08.07 21:38

何ごとも「過剰」は良くないみたいですね。
しかも、排出できるビタミンとは違って、害が出てくるなんてもってのほかですね!!
摂取するとカラダが『良くなる』なんて魔法の薬なんてのは無いのかもしれませんね。。。
全ては摂理でできており、バランスが大事なんですね。

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