2007-05-16

「紙オムツが砂漠化を救う!」ってどうなん??

こんにちは。のりです :D おひさしぶりです。
かっし~さんの砂漠化問題、な・る・ほ・どでした!!
>今後は、砂漠化について、背後にある市場を絡めながら、考えていきたいと思います
さらなる追求、雑草Zさん同様、私も期待してます

ところで、ニッシンさんから、
「合わせて、砂漠を緑化しているプロジェクトも扱って欲しいです。」というコメントがありましたが、
砂漠緑化と聞いて私も気になることが・・・。

「ちょっとのお水で、この小さな木 も大きくなるんだよ
テレビCM でも、最近流れてますよね。CMを見たい方はこちら→リンク

そう、「紙オムツ植林法」です!!

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「紙オムツが砂漠化を救う!(池内了:名古屋大学大学院理学研究科教授)」
(前略)これらの地域には、砂漠化の阻止のために日本からも多くの団体が駆けつけて植林事業をおこなっている。そこで成功しているのが紙オムツ植林法なのである。それを紹介しよう。
紙オムツとは吸水性ポリマーのことである。(中略)
吸水性ポリマーはたっぷりと水を含み、しかも水を保持するという特徴がある。水が化学物質と反応して別物になってしまうのではなく、ポリマーの空隙に水のまま保たれているのである。そこで、砂漠に植林するとき、樹木の根を吸水性ポリマーでくるみ、たっぷり水を含ませた上で植え込むのだ。ポリマーの空隙に保たれた水は簡単には蒸発せず、砂漠の乾燥にも耐えて水を保持してくれるので都合がよい。それでいて、樹木の根が伸びて吸水しようとすれば、そのまま樹木に水を譲るという役割を果たしてくれる。後は、定期的に冠水して水を補給してやれば、紙オムツの水で樹木は育ってくれるのである。灌漑をしないから塩類集積の心配もない。いわば、紙オムツが小さな水溜りとなって給水源となっているのだ。
使用後の廃棄問題を考え、バイオ技術を駆使して生体系吸収ポリマーの研究が盛んにおこなわれていると聞く。ある種の菌類に糖分を与えると吸収性ポリマーを生産し、自重の1300倍もの吸水能力を示すという。さらに、合成系ポリマーでは水に塩類が混入すると吸水能力が落ちるが、生体由来のポリマーでは食塩水にも自重の500倍もの吸水能力を示すそうだ。
環境に優しく、思いがけない用途で実力を発揮する、そんな技術こそ21世紀に望まれているものではないだろうか。紙オムツから、技術の進むべき新しい方向が見えるような気がする。

池内氏によると、紙オムツ植林法、成功しているそうですが、
これってホント

水のない砂漠で水を保つことができれば、植物が育つ
もしかして、吸水性ポリマーが使えるんじゃない?
おー、育った!育った!
これで砂漠化防止、緑化成功!!


さすがに、こんな単純な思考ではないでしょう。
実現化するまでにはそれなりの調査・研究もなされてきたことでしょう。

しかしそもそも植物が育たないほど地力▼した結果が砂漠化。
なのに、地力回復の話はどこへ

かつ地力▼したそもそもの原因は、背後にある市場。
なのに、市場=消費市場主義の弊害の話はどこへ


う~ん、砂漠化防止運動、緑化運動ってみんなこんな感じなの :-(
いや、もっと根本問題まで考えているはず!、と思い、
「砂漠緑化団体:地球緑化クラブ」のHPを見てみました。
そこの、「砂漠化と緑化」というコーナーに、「カシミヤ産業と砂漠化の密接な関係」という見出しが。これはちょっと期待できるかも:D、と思って読みすすめると・・・。

(前略)
つまり消費者がカシミヤのセーターを安く買おうとすれば、それだけ砂漠地帯(半砂漠地帯)のカシミヤの数が増え環境が悪化していくことになる。近年の急激な砂漠化とカシミヤの値段の下落はとても密接な関係がある。
砂漠に住む人々がカシミヤをいくらたくさん飼っても、毛を買ってくれる企業がなければ意味がない。しかし、今は日本などが大量に買い付けるため、十分に売ることができる。もっとも、数が増えた分競争が生まれ、毛自体の値段が安くなってきている。牧民はこの価格差を補うためにさらに頭数を増やすしかない。こうして、カシミヤ産業は発展と共に砂漠化という問題を引き起こしてしまう。
しかし、私達はここに砂漠を緑化する大きなヒントがあると思っている。カシミヤを飼うことで砂漠化が進み、いずれはカシミヤ自体を飼うことができなくなることを企業・牧民共に理解することができれば、新しい家畜を飼うスタイルが生まれるはずだ。今までは自由に放牧してきたが(クブチ砂漠周辺では2001年より政策により禁牧、ただし牧民達は夜中に放牧するなどしている)、牧草を同時に育てる技術を身につけることができれば砂漠は草原というかたちで回復し、牧民も家畜の数を増やすことができ企業も安く安定してカシミヤを買い付けることができる。
このスタイルを確立するには、私たちのようなボランティア団体だけの力だけでは当然不可能である。企業、牧民、そして消費者が理解を示さないと、歯車は空回りしてしまう。私達は牧民達に流動化してしまった砂漠を草原に戻す技術を教え、それが地元にある資材だけでできることを実証することができる。企業は商品の売り上げの一部をこうした草原回復のコストに当てることで、環境対策を手がける企業としてイメージアップにもつながる。将来的には安定したカシミヤの買い付けが実現できるはずだ。牧民は過放牧を防ぐことができ、将来的な貧困を逃れることができる。また砂漠化の恐怖からも逃れることができ、環境面でも豊かになることができるはずだ。

おーーーいっ!!
しばし、言葉を失ってしまいました

もう一度言います:x
そもそも植物が育たないほど地力▼した結果が砂漠化。
なのに、地力回復の話はどこへ??

かつ、地力▼したそもそもの原因は、背後にある市場。
なのに、市場=消費市場主義の弊害の話はどこへ??


長くなりました。最後まで読んでくれてありがとう
応援もよろしくお願いします

List    投稿者 sakanori | 2007-05-16 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題6 Comments » 

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コメント6件

 ecologician | 2007.06.29 12:03

ただ放置しているだけでは荒廃してしまう森林をどう維持すればよいのか、よく考えてみてください。
バイオマスにもピンからキリまであり、可能性のあるものも、ほとんど意味のない、あるいはかえって環境にとってよくないものもあります。それを、きちんと吟味もせずに、森林のCO2吸収の数値だけ見て、ただ驚いて、解決策を考えようともせず、「バイオマスには可能性がない気がします」なんて結論を簡単に出すとは、あなたも「思考停止状態」に陥っていませんか?

 yoriya | 2007.06.29 16:50

最近話題のバイオ燃料、トウモロコシなどが使われています。
同じ代替エネルギーであれば、森林活用もありかな?っと思ってしまいますが、実際にはトウモロコシやサトウキビ、小麦etcなどの農作物が主な原料になっているようです。
この原因はどうしてなんでしょう?
また、釜戸や風呂に薪を使っていた時代であれば、当然のように里山などのバイオマスが活用されてきましたが、現在では、わざわざバイオマスを活用しなければなりません。そして、これには輸送時や加工時などにエネルギーを必要とします。
代替エネルギーを得るために別のエネルギーを使うのって、なんか矛盾していますようね。
このような矛盾がまかり通っているのは何故なのでしょうか?
これらの視点で考えてみるのも面白いかもしれませんね。

 nannoki | 2007.06.29 17:45

作物や木をエネルギーにするバイオマスの技術は日本でも古くから当たり前のようにありました。現在のバイオマスも根本的な技術はあまり変わっていないように思います。
ただ昔の考え方は使えるものは無駄なく使うという発想を基にしていたのだと思います。もったいないという感覚に近い。だから全て無駄なく使い切れたら、それ以上にエネルギーを得る為に作物を作ろうという発想はなかったのだと思います。
そのような視点で現代のバイオマスを見てみると、もったいないからエネルギー化しようとしてるものから、エネルギーを作るために食物を作るという本末転倒のものまで幾つかありそうですね。そういう視点で検証してみるのもありかも。

 mukai | 2007.06.30 13:39

化石燃料をバイオ燃料に代替する分には、二酸化炭素の排出量は減るようですが、バイオ燃料を作るのに化石燃料を沢山使うのではないかと思います。
生産から使用までトータルで計ると環境に悪影響を及ぼすのであれば意味がない。ただ使うだけではなく、実際トータルでどれくらい環境に良いんでしょうか?

 ecologician | 2007.06.30 21:53

最初にコメントした者です。(前回ネームを入れ忘れました。)この地球に微生物や動植物が存在し、人間が生ごみ等を出し続ける限り、バイオマスは存在し続けるのです。ただ、それをどう利用するか、は千差万別です。バイオマスを使うべきか、バイオマスは効率的か、という(実践的に役立たない自己満足的な)一般論ではなくて、どう使うか、どう使えば効率的なのか、そうした使い方をするにはどうすればよいか、が議論されなければならないと思い、前回もコメントを書きました。
たとえば、「エタノール燃料はエネルギーを無駄にしているか?」という記事に、「ブラジルで1日30万リッターのエタノール燃料を蒸留する工場を建設する代わりに、1,500ヘクタールの農場で小さな農民が栽培したサトウキビとモロコシを1日2万リッターずつ燃料にした。エタノール蒸留場の近くで絞りかすを家畜の餌にし、家畜の糞尿と有機物残さからバイオガスを作った。このバイオガスはエタノール燃料を蒸留する熱源に使い、残りから発電し地域に電力を提供するのに充分な量だった」(http://journeytoforever.org/jp/ethanol_energy.html)という文章が掲載されていましたが、比較されたどちらの使い方もバイオマスなのです。そこを理解して、議論してほしいものです。

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