カタカムナの世界観を知る1~世界は凝集力(イザナギ)と膨張力(イザナミ)が合わさってできる螺旋運動(マワリテメグル)でできている。
コロナ後の世界のひとつの可能性が、「近代的なあくせくとしたくらし」から脱却する経験を通じて、「どういきるか?」の探索へと人々が入っていくのではないかということ。自粛という経験を経て、過剰生産と過剰消費、そして都会の喧騒で見失っていた、自然の摂理に沿った生き方への関心がますます強くなっていくものと思われます。
そこで、日本古代人の世界観を今に伝えるとされる「カタカムナ」の紹介をしばらくお届けしたいと思います。
カタカムナの世界観の特徴をまとめると
1 いわゆる「フラクタル」を先取りした自然観・生命観を持っており、宇宙も生命も全て同じカタチをしている(=相事象)と見抜いていること
2 そしてその運動と造形の根本は正(プラス)と反(マイナス)がつくりだす「螺旋」であること
3 「螺旋」は宇宙の波動(ヒビキ)に端を発しており、凝集して球(タマ・マリ)になる性質(結球性・ナギ性)と、限りなく拡大していく性質(膨張性・ナミ性)が合わさってできている、という最先端の宇宙理論に重なる世界観を持っている。(というかようやく現代人も古代人的な追求力を取り戻しつつある?)
という点でしょう。
以下、http://blog.livedoor.jp/k12345kk-12345678910/archives/4210675.html から引用
カタカムナ文明とは物理学者の楢崎皐月氏が提唱した、先史時代の日本に存在したとされる文明で、カタカムナ文献はカタカムナ文明の実在を示しているとされる書物です。カタカムナ文字によって記された80首の詩歌で構成されています。
カタカムナ文献の解読は、楢崎皐月の後継者である宇野多美恵氏によって受け継がれ、「相似象」学会誌で紹介されています。
「相似」という概念は、幾何学的には「フラクタル」という概念で説明されており、この「フラクタル」の重要性は日本古来の書物でも記されています。
『先代旧事本紀』は、太古から伝わる万能の学問書とされています。「先代旧事本紀大成経」では、七十二巻本の第一巻「神代本紀」と第二巻「先天本紀」に太古の理論は集約され、他の七十巻はこの二巻を解説する構造であると解説されています。「神代本紀」は宇宙の始まり、混沌の前の段階を教えている重要な部分とされています。
この旧事本紀を貫くのは「天隠山(あめのかぐやま)理論」です。これらの理論の中では、「すべてのものは人体の相似形である」、すなわち人体にフラクタルであると考えられています。
人間は一つの宇宙であり、細胞はミクロの宇宙です。宇宙は擬人化して体系化できます。地球と人体とはフラクタルな構造をしており、発生、崩壊も共通した理論で語られます。
そしてフラクタルの本質にあるのは「回転」です。その「回転」の意味するところは、物理的現象である「宇宙・地球の回転」に始まって、宗教的解釈である「輪廻転生」にまで及んでいます。
カタカムナのウタヒ80首の内の第5、6首は「ヒフミヨイのウタヒ」と呼ばれ、最も重要は意義を持つ。現代のカタカナ50首の原型と推定される。
ヒフミヨイ マワリテメグル ムナヤコト
アウノスへシレ カタチサキ
ソラニモロケセ ユヱヌオヲ
ハエツヰネホン カタカムナ
「マワリテメグル」の意味~渦巻螺旋状に生成発展する、これはアマの本性であり、銀河系を初めすべての星雲の運動や、太陽系の惑星の軌道、原子・電子等の運動軌跡にも共通(相似)の物理が存在している。
宇宙に潜在する根源の力「カ」が持っている基本的な性質、すなわちマワリ性とメグリ性によって膨張と縮合が繰り返されることで、すべての生命や物質が形成されて行く過程を直接的に表現している。一から十までの数列には、物質や生命が「ヒ」(始元の状態)から出発して、渦巻螺旋状に生成発展して次元が高められ、より高次のカムの世界に還元融合していく経過が示されている。
「カタカムナ」の意味~形のあるもの「カタ」は、形のないもの「カム」の分身「ナ」である。
「カ」はあらゆるエネルギーの総称で、以下のような相反する2つの性質を有する。
1)凝集して球(タマ・マリ)になる性質・結球性・ナギ性。カムからアマへ移る方向・正方向・左回り方向。
2)限りなく拡大していく性質・膨張性・ナミ性。アマからカムへ移る方向・反方向・右回り方向。
「カタカムナ」の意味は、1)2)の凝集性、膨張性の繰り返しによって大宇宙の秩序が成り立っていると言うサトリである。1)凝集性・ナギ性と2)膨張性・ナミ性の矛盾する二つの性質を統一すると、渦流運動「マワリテメグル」が発生する。
この渦流運動「マワリテメグル」は基本的に相似的であるが、それぞれ固有のパターンを形成する。相似というのは共通性はあるが、画一的ではない
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2020/05/4671.html/trackback