2007-03-17

オゾンホール脅威論に対する反論を見つけた

「恐ろしいオゾンホールはフロンの排出が原因」というのを信じていましたが、
違うのだ!という話を見つけました。
観測自体がこの20年ほど前からであり、どのような変化をするものなのか、はっきり言える状況ではまだ無いということなのです。
次の写真は同じ10月、2001年~2003年のオゾンホールの変化です。
ものすごく大きく変化しており、単純に人的影響で拡大していると言えるのかどうか・・・
「環境問題を考える」http://env01.cool.ne.jp/index02.htmより、槌田敦氏の講演から
ozonehall.jpg
もう少し知りたい方はポちっと↓

 にほんブログ村 環境ブログへ

1)オゾンホールは春先の極地方、特に南極における局地的な現象である
 オゾンは大気中の酸素に紫外線が作用することによって合成される。極地方の冬から春にかけての期間は、太陽放射が大気に水平に近い方向から入射するので、波長の短い紫外線は強く散乱され、極上空まで殆ど到達しない。この時期、極地方ではオゾンは殆ど生産されない為、オゾン量は必然的に低いレベルになる。特に南極では特徴的な気象条件(詳細は槌田レポート参照)によってこの傾向が顕著に現れ、春先(10月頃)にオゾンホールとして観測される。
2)オゾンホールは拡大しておらず、フロンが原因でもない
 オゾンホールの観測の歴史は浅く、どういう変動特性を示すのか、あるいは一定の傾向があるかどうかさえも明確ではない。オゾンホール拡大フロン原因説では、フロンの使用でオゾンホールが拡大傾向を示すとしているが、これは机上の空論に過ぎない。
・・・・・
このように激しい変動、しかも拡大したり縮小したりするオゾンホールの『拡大』の原因が大気中フロンの増加によるというのは全く現実を無視している。仮にフロンによってオゾン層の破壊があったとしても、このような激しい変動を見せるオゾンホールの観測結果から、フロンの影響だけを他のノイズから分離して観測することは不可能である。
 オゾンホールの拡大・縮小の主要な原因は春先の極上空の気象条件であるとされている。
3)オゾンホールの拡大による皮膚がんの増加はない
 オゾンホールの最大の問題は、紫外線量の増加による皮膚がんの増加だと言われている。
 しかし既に述べた通り、オゾンホールは殆ど紫外線の存在しない南極地方の春先の一時期にだけ観測される現象である。オゾンホールを通過して地表に到達する紫外線量は全く問題にならないレベルである。しかも南極地方に居るのは各国の観測隊員程度であり、人口密度は極めて希薄であり、社会的に皮膚がんの増加が問題になることはない。
 春先の南極(高緯度地方)のオゾン量の減少で、夏場の中・低緯度地方の皮膚がんの増加を心配する必要はない。皮膚がんの増加に対する心配は杞憂である。

うーん、オゾンホールが夏になれば必ず無くなるということ自体知らなかった。
なんだか、紫外線の増加がオゾンホールのせいで、夏になれば必死で紫外線をカットしなければならないと何となく思わされていた。
上の説がどこまで正確かよく判らない。
(観測の20年を通して見れば増加傾向にあるのは間違いない)
しかし、なぜ以下の事実が知らされていない?

成層圏大気に含まれるO2、太陽光の紫外線こより、O3となる。そして、このO3は、また紫外線により分解されてO2に戻る。したがって、O3は他に生成・分解の道がなければ成層圏大気中に常に存在する。
 オゾンを大量に生産するところは、熱帯(年間)と高緯度(夏)の高度25kmの成層圏である。熱帯では一年中ほぼ一定の濃度で存在している。高緯度の夏では、赤道よりも日射量が多く、オゾンの生産量は熱帯よりも多い。

毎年オゾンは供給されているのだ。
フロン廃止に向けて、産業界が抵抗しなかったのは、新しい消費の創出に乗っかったのは間違いない。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2007/03/114.html/trackback


コメント1件

 匿名 | 2015.03.23 14:30

太陽風の影響でしょう

Comment



Comment