2018-11-21
本所先生の言葉より ~ 癌の治療薬に注目が集るが、近年急激に癌患者が増えた原因究明こそが本質課題
2018年10月1日に京都大高等研究院の特別教授である本庶佑(ほんじょたすく)教授が、免疫を抑制する効果をもつ「PD-1」という分子を発見した功績によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。
抗がん剤の多くは癌細胞を攻撃することを目的とした薬だが、本庶先生が発見したPD-1の働きを抑え「免疫」を助けることができれば、癌の治療に大きな効果がある。実際、PD-1を標的にした抗がん剤「オプジーボ」が開発され次世代の癌治療薬として注目を集めている。
近年のノーベル生理学・医学賞の授与判断は、金儲けの近代医療に貢献できる内容かどうかで決まっている。しかし、本庶先生の研究は、この判断にも合致しているが、より深いところで生命や人間とはなにか?ということを明らかにする基礎研究でもある。
この基礎研究は、支配や金儲けのために作り出された、人工物質まみれの現代社会をどうしていくか?という追求の武器を与えてくれる。
そして私達が本当に追求すべきは、注目の集まる癌の治療薬ではなく、近年急激に癌患者が増えた原因究明とその解決策なのだと思う。
以下、「(新) 日本の黒い霧『教科書は絶対ではない-本庶先生の言葉より』」より引用 (さらに…)
『宇宙~生命の起源~進化』は繋がっている ~ 宇宙での、電磁波→電子と水素のプラズマ→核融合→ケイ素の形成過程
(※画像はコチラ(熱水鉱床)、コチラ(正四面体ケイ素)、コチラ(粘土鉱物)からお借りしました。)
生命は、深海の岩盤から(マグマによって熱せられた)熱水が噴出する「海底熱水鉱床」での【正四面体のケイ素SiO4】が織り成す「粘土鉱物」の中で誕生したとする説が有力である。
(※参照)【地球のしくみ】28(総集編2/4)~万物は融合し組織化・秩序化する方向に進化を塗り重ねる~<生命の誕生編>
Q.では、生命起源の幹である『ケイ素』は、どこで誕生したのか?