2008-12-31
地球環境の主役 植物の世界を理解する <番外編> ハテナ? ~共生による進化適応の世界~
今年もあとわずかです。来年も「自然の摂理から環境を考える」をどうぞよろしくお願いします :blush:
植物の世界はその進化史や生態とともに、調べれば調べるほどに知らない世界が広がっているのですが・・・その中でも特に気になる植物の共生世界を<番外編>としてお届けしたいと思います☆
ハテナ(Hatena arenicola 砂浜に住む謎の生物の意)
この生物は、比較的最近発見された謎の生物で、「ハテナ」と名付けられました(本当です)。
鞭毛を使って動き回る一方、細胞内に緑色の葉緑体=藻を持ち、光合成を行うという、ミドリムシみたいな半藻半獣の単細胞生物です。ただハテナは、分裂するときに葉緑体が片方にしか受け継がれません。驚くべきことに分裂したもう片方は透明なハテナとなり、なんと捕食器官が発生するのです!その後、葉緑体を持つなんらかの単細胞生命を取り込むと口は消滅し、光合成を行う緑色のハテナとなります。植物進化上の重要な鍵を握る生物なんです。
なんともはや不思議な生き物ですね。
今の陸上の植物が元はみんな動物だった!なんて信じられます?
気になる方は、ぽちっとお願いします♪
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水資源の危機どうする?(番外編)~海水淡水化(2)~
海水淡水化を新たな水源として当てにしていいのか?!ということで、前回の「水資源の危機どうする?(番外編)~海水淡水化(1)~」では海水淡水化の仕組みを見てきましたが、今回は淡水化プラント利用の現状や問題点をもう少し詳しく見てみます。
淡水化施設の導入状況
淡水化の需要は、過去30 年間で12 倍になり、毎年11%以上の伸び(毎年200~300 万m3/d 以上)を続け、下図の2003年値で3,700万m3/d、2008年の推定では日量5,200万m3/dにのぼり、2016年には10,700万m3/d年率9.4%の伸びで6兆4千億円の関連投資が見込まれています。(GWI:グローバルウォーターインテリジェンス予測)
表:方式別淡水化施設設置状況(単位:千m3/d)
前回紹介した淡水化の方式別の導入量を見ると、現在では逆浸透(Reverse Osmosis(RO))法が51%と主流になってきています。(右表データは2003年値)
右表には淡水化に関連した日本メーカーのシェアも併記されていますが、水市場の中でのシェアの少ない日本の中では高いシェアのジャンルです。
採用地域
地域別の導入量では、水資源が著しく少ない一方、資源が豊富でオイルマネーによる資金も潤沢な中東地域での導入が過半を占め、2008年現在では6割近くまで伸びています。
用途
日本では作り出した淡水利用の比率は、工業用73%・生活用水22%・発電用5%ですが、世界的には生活用65%・工業用24%・発電用5%・その他(農業・軍事・観光etc)1%の利用比率です。中東のGCC(湾岸協力会議)諸国では生活用水の80%を淡水化施設に依存しています。
さて、このように実用化され、近年の伸びも著しい淡水化事業は、活況を呈している面にだけにスポットを当てると新たな水資源としてのポテンシャルは高そうに見えます。しかし、作られる水が「エネルギーの瓶詰め」と言われるように淡水化のエネルギー消費は大きく、巨大なプラントも必要で増水コストも掛かります。
導入状況に続き、そのあたりの状況を続けて見てみましょう。
※図表は「(社)原子力産業協会 海水の淡水化に関する検討会資料」から引用
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アレルギーどうする!?免疫力UPから考える★
こんにちは
アレルギーを内的要因から考えるで、遺伝の問題を除外するとアレルギー増加の原因は
、外的要因と内的要因による免疫力低下に起因している ということがわかりました
原因が解明できたので今回は免疫力をアップさせるには?を、免疫力UP図解 !!を参考に追求しました
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食料の輸入が途絶えたらどうなる?part4~漁業編~
こんにちわ。「もしも輸入が途絶えたら」今日は漁業について扱いたいと思います。
大豆・小麦の場合は、なかなか厳しい数字が示されていましたね。
では漁業はどうでしょうか。
もともと日本は四方を海に囲まれ、漁業がさかんでした。そしてほんの30余年前までは豊富な海の幸を食卓に並べることが出来ました。しかし現在は輸入魚の増加や漁獲制限、また嗜好の変化などにより、状況は変わってきたといわれています。
冬の定番 ぶり大根 「お仕事日誌&一日一麺」様よりお借りしました。
日本人の魚介類の消費量は2003年で年間約800万トン(一人当たり65kg)です。このうち自給分は約60%の480万トン、残る40%を輸入に頼っているので320万トン(一人当たり26kg)が輸入ということになります。ちなみに一人当たりの消費量は世界平均の4倍です。これはpart2,3で扱った、大豆や小麦に比べればまだ多いといえます。しかし海に囲まれた日本としては?という気もしますがこれは後段で。
さてこの320万トンがなくなる、つまり輸入が出来なくなる可能性はあるのでしょうか。
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「持続可能な開発」とは(2) ~「環境と開発に関する世界委員会」より
「持続可能な開発」とは(1) ~「環境と開発に関する世界委員会」では、国連に設置された「環境と開発に関する世界委員会」 がまとめた報告書「地球の未来を守るために」の序章「地球は一つ」から「世界は一つへ」を要約・紹介しましたが、引き続き以下の内容を要約・紹介します。
●第一章 脅かされる未来
●第二章 持続的な開発に向けて
●第三章 国際経済の役割
●第四章 人口と人的資源
●第五章 食糧安全保障-潜在生産能力の維持
●第六章 種と生態系-開発のための資源
●第七章 エネルギー-環境と開発のための選択
●第八章 工業-小をもって多を生産する
●第九章 都市問題
●第十章 共有財産の管理
●第十一章 平和、安全保障、開発、環境
●第十二章 共同の行動に向けて-組織と法制度の変革に関する提案
第五、七、八、十、十一章については、環境保護運動に関する一般図書に書かれている内容と比べ、あまり特筆すべき内容がないので省略しました。
それでは、引き続き ポチッと お願いします。
「持続可能な開発」とは(1) ~「環境と開発に関する世界委員会」より
simasanです。 😀
「環境運動がこれほどまでに力を持ってきたのはなぜか?」ではsinsinさんが、現在の環境運動が、第三世界の人口および開発抑制を誘導していることを分析告発している著書『環境活動家のウソ八百』のことを紹介しています。
この本にも記述がありますが、これら環境問題と人口抑制政策については、現在、国連活動と関係が深いことが分かります。そこで、今回はこれらの活動のバイブルとなっている報告書「地球の未来を守るために(Our Common Future)」の内容を要約・紹介したいと思います。
その前に、これらの著書をまとめた、ノルウェー生まれの医師、ノルウェーの元首相であるグロ・ハルレム・ブルントラントとはどういう人物なのか?
彼女は、1998年4月、世界保健機関(WHO)の事務局長に就任。就任演説で『タバコとは、人間を殺す前に一生涯喫煙者にすべく、ニコチンを適切に投与するように如才なく巧妙に作られた製品です』との持論を展開し、痛烈な喫煙批判を行った人物である。
ところでみなさん 「持続可能な開発」 という言葉は御存知でしょうか?
そう、環境保護運動を調べていくと必ずこの概念が登場しますね。この言葉こそ1984年から1987年まで、国連に設置された「環境と開発に関する世界委員会」 (ブルントラント委員会と呼ばれる)がまとめた報告書「地球の未来を守るために」で始めて提唱され、 「将来世代のニーズを損なうことなく現在の世代のニーズを満たすこと」がここで定義されている概念です。
委員会の主張である「環境運動と人口及び開発抑制」は、ブルントラント委員会が1989年の「人口と持続可能な開発に関するアムステルダム宣言」を皮切りにその後の国連主催の国際会議において採択された多くの宣言や行動計画のベースとなっている。
そもそも市場拡大こそが全ての環境問題の元凶であることは明らかですが、私には市場拡大を続けつつ、環境も守るというのは都合の良い概念にしか聞こえないのですが、どのように実現しようと言うのでしょうか?
以下、この報告書の要約です。
みなさん、これからも「自然の摂理から環境を考える」をよろしくお願いします。
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水資源の危機どうする?(番外編)~海水淡水化(1)~
1)海水淡水化とは?~淡水化の仕組み~
『水資源』の危機!!シリーズ読んでいただけましたでしょうか?
↑このきれいな海の写真は海ZABUUN様のHPからお借りしました
水資源に対する危機感が高まったことと思います。この先、もし日本が水不足になったらどうしましょう?
地球に存在する水の97.5%を海水が占めているということはもうご存知だと思います。
じゃあ、それを飲めるように淡水化できたら、水不足なんて一気に解消されるのでは?と思いますよね。
実は、この「海水淡水化」は、地理的な要因で水不足(山が緩やかでダムが造れない、川が少ない、降雨量が少ないなど)に悩まされていた中東の国では、すでに1930年代から実用化されていて、現在、世界中で海水淡水化プラントが続々と建設されています。
「じゃあ、水不足は海水淡水化で解消できるんじゃん!どんどん建設しようよ! 😀 」
と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください
海水を飲用水とするためには海水に含まれている約3.5%の塩分を、少なくとも0.05%以下にまで落す必要があり、それには多大なエネルギーが必要なんです。
この番外編では、
海水淡水化を新たな水源として当てにしていいのか?!
について3回に渡って追求していきます。1回目は基礎知識として、淡水化の種類と仕組みについて見ていきましょう。
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お産って苦しいものなの?~お産を本気で追求したいその1~
女の自然の摂理シリーズ、第2段 として、追求していくテーマは
ズバリ
「お産!!」
です。
今までのシリーズはこちらの一覧からご覧になれます
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/cat3/cat33/index.php
女の身体の仕組み はまさにこの為に作られており、
女を追求していくにはここは避けて通れないかなと。
ということで、まずはその追求と取っ掛かりとして、みんなにお産のイメージをヒアリングしてみました!
いつも応援ありがとうございます。
地球環境の主役 植物の世界を理解する⑦ 地球史初の森の誕生 ~巨木による立体的な生物ゾーンの形成 石炭紀~
「植物」と聞いて、わたしたちの頭に浮かぶのは
たいてい花の咲く植物ですよね 😀 観賞用の花はもちろん野菜、紅葉が美しい広葉樹。
これらはすべて、花をつけ、種子で増える植物たちです。
ところが遠い昔には、
花を持たず、種をつけず、胞子でふえるシダの仲間が大繁栄して
地球史初の森を築いていた時代がありました。
それは今から約3億5000万年ほど昔、
石炭紀と呼ばれる時代のことです。
3億年前の地球史に初めて登場した森は、いったいどのようなものだったのでしょうか?
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『水資源』の危機!!どうする?⑯:全体図解
お待たせしました~
『水資源』の危機!!どうする?⑮:4.どうする?(可能性の基盤は?)~2での前フリから、1ヶ月近くたってしましたが、よ~やく、全体図解が完成しました
『水資源』の危機シリーズ15回+αの総まとめ
ぜひ印刷して、お手元におきながらご覧下さい ちょっと画像が大きいので、画像をパソコンに保存してから打ち出すと、切れずに打ち出せますよ
(+図解を見ながら、今までの記事を読み返して頂けると、また更に追求が深まりそうですね 過去分の記事は、右のカテゴリー『E.水資源の危機』からご覧頂けます)
それではお披露目の前に、ポチっと応援、お願いします