2016-12-30
ソマチッドの研究者ガストン・ネサンに会いに行った日本人
ソマチッドは、300度の高温でも・5万レムの放射能でも・強い酸でも死なず、意思や知性を持ったDNAの前駆物質である生命体と断定し、DNAの基質であるタンパクの合成をする生体の免疫物質である事を、ガストンは突き止めています。それは、地球上の全生命の基礎単位であり、自己免疫を司る奇跡の微生物と考えられるものです。その微小生命体こそ、生体の自然治癒を左右する有益な物質と捉えたのです。
医学界から抹殺されたソマチッドの研究者、ガストン・ネサン博士。実は社会的に抹殺されようとも、今も研究を続け多くの難病患者の命を救っています。
大分前ではありますが、そのガストン・ネサンに会いに行った日本人がブログに記録を残していたので、その記録をまとめていきたいと思います。
以下、「会って来ました、ガストン・ネサン!1~5」より引用・抜粋します。
行き過ぎた清潔志向が人類にもたらす危機 ~自然の摂理に反する除菌、清潔、無菌生活~
最近、久しぶりに風邪をひきました。この時期風邪をひいたり、インフルエンザにかかったりする人など増えていることでしょう。
巷ではノロウィルスの脅威だとかで、ニュースも多く取り上げられていますが
一昔前の公害などが減る一方で、このような病気が蔓延するのは、【「薬」や「医者」が病気を作る】という市場拡大の圧力の構造と同時に、現代人が当たり前となってしまっている、いわゆる【清潔志向】によるものだと考えられます。
少し話しは変わりますが、以前のエントリー
で【腸内細菌と上手く共存することで、食べることも不要になる】という旨の記事を取り扱いました。
何が言いたいかというと、人は【腸内細菌や常在菌と共生している状態が自然の摂理に則っている】ということ。これは生物全般の普遍構造です。
しかし、現代人はこの自然の摂理に反し、無菌室で生活をするということに慣れすぎてしまっています。このことが冗談でもなく人類の存続を危ぶむ原因にもなり得ると以前から問題意識を持っていました。
今回は同じような視点で記事を書かれているブログを紹介します。
行き過ぎた【清潔志向】をもう一度見直してみませんか?
以下、In deep様「数百万の「無菌室」が導く崩壊 : 「微生物との共生を拒否した日本人」たちが創り出す未来の社会は」より、引用
★数百万世帯の「無菌室」で育った子どもたちの未来
~(中略)~
現在、日本の子どもたちに、かつては考えられないような率で、アレルギーや、あるいは感染症が毎年猛威をふるっていることについては、特別に例を上げるまでのことでもないと思います。
最近の毎日新聞の「アレルギー治療 拠点病院整備へ」という記事の出だしは、
> 国民の約2人に1人がかかっているといわれるアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患。
というものでした。国民の約2人に1人がアレルギーにかかっている、という状態が異常でなくて何が異常かと思うのですが、では、「昔はどうだったか」というと、時代によっては、「アレルギーなど、ほぼまったくなかった」ものです。ほんの数十年前まで。
下のグラフを見ますと、アレルギー疾患は「ほぼゼロ」だったのが、現在の「国民の何人かに1人」という状態にまでなったことがわかります。数十倍という増加ぶりで、これはガンの増加などよりも激しいです。
※日本におけるアレルギー疾患の患者の推移
いや別に、グラフを出さずとも、40年前、50年前に花粉症やアトピー性皮膚炎などは、少なくとも「ほとんど」なかったと思われます。当時は非常に公害が問題になっていた時代であったにも関わらず、です。公害が減り、環境が衛生化していくと共に「対応できない病気が増え続けている」という奇妙な矛盾が生じていることになります。
今や、あらゆる種類の病気が増え続けていますが、ガンなどを含めて、多くが体内の免疫システムと関係しているという意味では、多くの病気にアレルギー的な意味も多少はあるかもしれません。しかし、多くの病気というのはここでは別にして、アレルギーに絞ってみても、世界中の多くの主要国(先進国といわれるような国々)では、驚異的な増加を示しています。
~(中略)~
大事なのは……たとえば、CMなどを含めて、ふだんの生活の中やメディア上で、
「除菌」
というような言葉を今どれだけ目にするでしょうか。
除菌、抗菌、抗ダニ、除カビ、99.99%除菌……と数限りなくあります。
それがなされる製品群の種類も、ここ数年で大幅に増えて、
・掃除機
・エアコン
・スチームクリーナー
・空気清浄機
・さまざまな抗菌洗剤
・さまざまな抗菌石鹸類他にもあるかもしれませんが、ここまで総動員して、そして高い日本の技術の製品で徹底して行えば、目的はある程度なされると思います。
その「目的」とは、
「住居空間の無菌室化」
です。
(中略)
これが何を意味しているかおわかりでしょうか。
「本来、地上に生まれて、地上のさまざまな雑菌やダニやウイルスやカビや微生物たちと共生して、あるいは対抗するための抗体を体の中に作る」という、幼少時の成長の中で最も大事な部分を、その幼い子どもたちは、「生活の中で奪い取られている」のです。
生まれて、赤ちゃんの彼や彼女たちは、いきなり自宅の無菌室に置かれる。
そこは、あらゆる製品群により、99.99%などの徹底した「微生物排除」をなされているだけではなく、外気からも、あらゆる天然の要素が入らないような空間になっている。そして、今の家電製品では、それが簡単にできてしまう。
子どもたちは、本来なら、自然の中におびただしく存在する細菌やウイルスたちと、これからの人生で共有していかなければならないたくさんの「免疫作り」を、自然の生活の中でなしていかなければならない。
それに必要なのは、細菌であり、ダニの死骸であり、花粉であり、ウイルスであり、泥であり、土であり、つまり「ありとあらゆる不衛生」であるはずです。ところが「完全無菌室」で成長した子どもたちには、その力がない。「不衛生と共生する経験がない」からです。
そうなれば、あとは必然的に、彼や彼女たちのからだは、「ダニも花粉も細菌もウイルスも何もかも体験したことがないから、それらは敵」と見なし、白血球があらゆる自然界のものに対して攻撃をしかけることになり、それはすなわち「アレルギーの発症」です。
昔の日本の家は「家の中にいても、ほとんど外にいるのも同様」的な環境が多かったと思います。縁側に眠る赤ちゃんの周囲には、何千万、何億という細菌、ダニ、カビ、花粉、土、泥、変なちっちゃい虫などがガガーッといたはずです。
その世界にアレルギーという言葉は基本的にありませんでした。
★人間とあらゆる微生物は共生している過去記事で「人間とはどのようなところに生きているか」ということについて、
・生物、植物…。地球上のすべてが人類と共生関係であり表裏一体であるかもしれないことを確認させてくれる「人間と細菌たちの共存=マイクロバイオーム」の概念 2016/01/26
という記事で書いたことがありますが、「人間は細菌そのもの」です。このマイクロバイオームという概念では、人間というものは、
【単独で生きていく生き物ではなく、人間と共に競合する微生物を内部に秘めた複雑な生態系】
だとされています。
これは完全に正しい概念だと思います。
しかし、その中で、医学の歴史では、細菌をそうは見なしませんでした。たとえば、「抗生物質で体内の微生物を殺す」という方法論は医学の主流にまでなっています。そして、その抗生物質の時代が終わりを使えつつあることは、何度か記したことがあります
そして、さらに、
「傷口を殺菌・消毒、そして乾燥するという方法論がどれだけ人間の生体が持つ修復能力と逆のことだったか」
ということなども書いたことがありますけれど、とにかく、この数十年の世界は、「菌という存在はすべて殺させばいい」という概念で突き進んできました。
しかし、それは間違っていることが今は明白になっています。
それでも、今でも、たとえば、風邪が流行する時は、「うがい、手洗いをしましょう」となります。具体的な方法を書かずに「うがい、手洗いをしましょう」と言われれば、中には、「消毒作用のあるうがい薬で毎日うがいをする人」だとか、「執拗に石鹸や消毒剤で手を洗う」人なども出てくるかもしれません。
それは結果として、「喉の大事な常在菌を殺してしまい」、あるいは「手についている常在菌を殺してしまう」ということにつながります。
どのくらい常在菌が「死んで」、どのくらい復活しないかといいますと、こちらのページによれば、
>石鹸やボディーソープを使うと、90%常在菌が流れ落ちるといわれています。若年層は12時間程度で再び常在菌が元通りになりますが、中高年では20時間と長い時間がかかります。>手は体に比べると常在菌の回復が早いのですが、界面活性剤配合の石鹸をたびたび使うことで常在菌が大幅に減少してしまうのです。
>石鹸などで洗うと、「何時間も何十時間も常在菌による保護が消える」ということになります。喉も手も、あるいは全身そういうことになると思われます。結果として、殺菌を続けていると、「体は保護を失い、弱くなる」という厳然たる事実につながります。
防御を失うわけですから、風邪を予防するために消毒薬で消毒することが、さらに厄介な感染症につながることも考えられます。