2007-04-03

途上国へ押し付けられる環境破壊

どうも雅無乱です。
このブログには初登場ですが、よろしく~^^
ブログタイトルが『自然の摂理から環境を考える』ってことなので、途上国の環境破壊の問題について思う事を書いてみる。
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 日本の公害は1950年代から1960年代にかけての高度経済成長期に問題化した。大気汚染、水質汚濁などにより、各地で水俣病・イタイイタイ病・四日市ゼンソクなど様々な公害病が発生したのはみなさんご存知の通り。
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画像はhttp://blog.goo.ne.jp/muensekai/e/deeb8b42533fdf6bc118ef04cc88f435より「水俣病患者」
 この反省に基づき、国や環境庁が調査や法整備(様々な規制)を行なってきたおかげで、日本国内のひどい環境破壊や肉体破壊(公害病)にはひとまず歯止めがかかっている、というのが現状だろう。
 しかし、それは日本(を含めた先進国)だけの話で、現在まさに経済成長の真っただ中にある国々はかなり事情が異なる(これもみなさん既にご存知のことだろうとは思うが)。
 例えば、中国は現在、依然として高い経済成長を続けている。
 中国では急速な経済成長に伴って大気汚染が深刻化し、2003年の二酸化硫黄排出量は2220万トン前後に達し、前年より290万トン以上増えているらしい。
 そして酸性雨被害面積は国土の3分の1に達し、一部の地方では酸性雨汚染が悪化している。
 一昨日、桜が咲き始めた日本でも中国から運ばれた黄砂が舞って話題になったが、この酸性雨も当然東シナ海を越えて日本に日々降り注いでいることが確認されている
 ネトウヨからは、「見てみろ!だから中国はけしからん」という声が聞こえてきそうなネタだが、そういうのはちょっと筋違いだろう。
 20世紀末から、安価な労働力を導入して生産コストを少しでも下げようと、日本を含む先進国の工場が大挙して中国に進出した。そして、中国の公害規制の甘いことをいいことに、公害防止設備をほとんど整備せず、汚染物質を大量に垂れ流したのである。
 その結果がこれである。
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http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/より
 ここまでひどいと、現地の住民達の肉体破壊は相当なものであろう。
 公害防止設備を中国に建設する工場に付帯していたら、ここまで状況は悪化していなかったはずである(もちろん中国資本の工場だって環境破壊を無視して汚物を垂れ流しているのだろうが、外資が率先してアドバイスすべきだったのではないか)。
そして我々は、made in Chinaの安い製品を手にすることで、現地の住民たちを公害病に追いやり、さらに自身まで酸性雨にたたられているというわけである。
 同様の問題が、急速な開発が進む
 他のアジアの国々や…
 ブログ「報道写真家から」(画像も)
 http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/c/6c43b0bf8c1ce522ce5dd79a2a910759

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>外資系企業は、廃水処理施設の建設コストや運転コストを嫌い、
>産業排水をそのまま河川や水路に放流している。
>ベトナムの河川の汚染は、深刻な域に達している。
>外資系企業は、ベトナムの超低賃金労働が目的であって、
>ベトナムの環境破壊は意にも介していない。

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          アフリカの国々
(上の画像は、アフリカの環境破壊を扱った映画「ダーウィンの悪夢」のポスター)
          http://adeojapan.exblog.jp/4154877/

ビクトリア湖周辺で暮らす人々の数は約3千万人。同湖は世界で最も過密かつ貧しい地域を支えているのである。
しかしUNEPによれば、フットボール競技場の25倍に当たる約15万平方キロの土地が土壌悪化の影響を受けており、その13%は深刻な状態にあるという。【参考・引用:IPS Japan/JANJAN】

でも同様のことが起こっている。
 グローバル化、市場経済の進展とともに、発展途上国が環境破壊・肉体破壊においても先進国の後を追うという構造が見えてくる。
 自己中の先進国は、途上国の国土が汚染されようが途上国の人々が病気になろうがどうでもよい(先進国の人々はそんなことが起こっている事を自覚さえしていない)。別の安全な場所に住み、途上国の自然資源や安価な労働力をあてにした事業に投資している外国の投資家たちにとっては、「儲かるかどうか」ただそれだけが問題なのである。そしてその成果を我々は享受している。
 先進国は、自国の国土汚染と自国民の肉体破壊を、彼らが喰うためにただ必死であるという状況につけこんで途上国とそこに住む人々に肩代わりさせているのである。
 このような原理が世界の隅々にまで押し進められていけば、地球環境は間違いなく徹底的に破壊されていく。そして、途上国の人々だけでなく、途上国の安価な労働力を搾取し環境資源を間接的に収奪している我々自身も、地球全体の環境破壊→肉体破壊という形でいずれその償いをしなくてはならなくなるだろう。
 我々人類は、自己中を蔓延させ環境を徹底的に破壊する「市場原理」を、共認によって制御していくことが喫緊の課題であるということを自覚する必要がある。

List    投稿者 staff | 2007-04-03 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題1 Comment » 

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