2014-04-28

電磁波の生体への影響9(最終回)~ 人工電磁波はDNAの複写・転写に影響を与える

電磁波シリーズもクライマックス!前回は生物(特に単細胞生物)が電磁波でコミュニケーションを取るメカニズムを明らかにしました。(リンク

最終回の今回は、いよいよ「人工電磁波が生体に影響を与えるメカニズム」に迫ります。

                     DNA2014,04,26

【ここまでのシリーズ投稿】

電磁波の生体への影響1 ~プロローグ:生物は進化過程で電磁波を経験しているから問題無いと言えるか?~

 電磁波の生体への影響2 ~自然界の電磁波は、周波数を持たない!!~

電磁波の生体への影響3 ~電磁波とは、電子を動かしたときに起きる「エネルギーの波」である~

 電磁波の生体への影響4~電子の運動に加速度がつくほど、電磁波の量が増える~

 電磁波の生体への影響5 ~ 電磁波は、電子の運動量が転化した「場の変化」のエネルギー

 電磁波の生体への影響6 ~ 生命は電磁波を利用しながら進化してきた

 電磁波の生体への影響7 ~人体の統合機能である経絡が人工電磁波を誤認し吸収する~

 電磁波の生体への影響8~生命は単細胞時代から現在に至るまで、膜を用いて広範囲の電磁波を情報伝達に利用してきた~

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◆ ◆ ◆ DNAの複写・転写に細胞間の電磁波が関与している

 Q.ではまず、細胞はどのような電磁波で情報をやり取りしているのでしょうか?

 ◆       細胞はテラヘルツの電磁波で、情報のやり取りを行なっている

細胞間はテラヘルツ波により共鳴運動している

ドイツ生まれで英国で活躍した物理学者ハーバート・フレーリッヒ(1905-1991)は、1960年代後半、つぎのような仮説を提唱しました。

「細胞は、テラヘルツからミリの長さの波長帯で共鳴振動しており、その振動が生命活動に未知の重要な役割を果たしている」

細胞がふたつに分裂したり、細胞が皮膚や骨や心臓などに分化したりするうえで、“司令部”のような役目の存在はありません。

たとえば、人間は「おまえは皮膚になれ」とか「きみは骨になれ」といった命令をどこかから受けて細胞が皮膚や骨などの一部になっていくというようなからだのしくみをもっていません。細胞は、自分のまわりの細胞のたちの状況から、“空気を読んで”、皮膚になったり骨になったりしていくともいわれています。

細胞が分裂や分化をするからこそ、人には組織や器官ができて、人らしいかたちになるのです。こうした細胞の営みでは、細胞どうしの情報伝達がおこなわれていて、その情報伝達手段として、細胞どうしが微弱な電磁波を出しあっているのだとフレーリッヒは考えました。

生命は単細胞時代から現在に至るまで、電磁波で情報伝達をすることを前記事で明らかにしましたが、フレーリッヒの仮説によると、その細胞間の情報伝達に「テラヘルツ波」や「ミリ波」という波長帯の電磁波が利用され、その情報により細胞は分裂や分化を行っているのです。

とすると、細胞間のテラヘルツの電磁波がDNAの複写・転写に関与しているのではないかと考えられます。

 ※「テラヘルツ波」: 1秒間に1兆回ほどの振動を起こす電磁波。可視光線と電波の中間の波長帯にあたる。またミリ波はテラヘルツ波よりすこし波長の長い範囲にある電磁波。

 

Q.では、このテラヘルツの電磁波は、細胞のどこから発せられ、どこで受けているのでしょうか?

  ◆ 細胞膜の代謝活動により、テラヘルツの電磁波が発する

□電磁波の生体への影響8~生命は単細胞時代から現在に至るまで、膜を用いて広範囲の電磁波を情報伝達に利用してきた~

 細菌から超長波領域(VLF 3~30KHz)の電磁波が検出されたとあります。その検出結果が上の図です。
サイトでは「DNAから検出された」とありますが、電磁波を感知し、放出する細菌たちは、原核生物です。
つまり核膜が形成され、明確にDNAと他の細胞内共生生物(ミトコンドリアなど)が区画される以前から、その機能を持っていたといえます。
とすればその発生元は、DNAではなく、それよりも以前に形成されている部分、つまり「膜」と考えるのが自然です。
<中略>

 このように膜表面の電位差の変化により電磁波が生じ、その電磁波が仲間へ伝わることで、情報を伝達しているのです。
つまり「膜電位の変化」で電磁波を感知し、発信しているといえます。

膜の代謝活動における膜内・外の電位差(電場)の変化により発生する電磁波がテラヘルツ波で、そのテラヘルツの電磁波が細胞間の情報伝達として利用されていると考えられます。

 ◆ 膜から発せられた電磁波を「中心体」が受信し、細胞液中の各小器官に伝えている

                    中心体2014,04,26

著名な物理学者のロジャー・ペンローズは、「微小管意識仮説」において、脳の神経細胞内の微小管が意識を発生させると主張していますが、その説に「中心体電磁気説」と重ねれば、細胞骨格たる微小管がアンテナの役割を果たし、電磁波を送受信し他の細胞と情報交換していると解釈できます。

□中心体が共認機能の中核か

> 詳細は非常に複雑なので極めて単純に要約すると、微小管を構成するチューブリンは分子中の電子の位置によってデジタル的変化(開くor閉じる)を取りうる ので、それを束ねた微小管は、一つ一つがコンピューターのように機能でき、そのデジタル的変化こそが、ニューロンの発火=意識を呼び起こすとペンローズは考え、これを量子力学によって証明し、数式として提示しようとしている。

「意識は、脳内神経細胞にある微小管によって発生する」と言う仮説(ペンローズ・ハメロフ・モデル)が生み出された。

>(引用ここまで)

ペンローズ氏の仮説を補強するのが以下の中心体電磁気説です。
リンクから引用します。

・中心体電磁気説
 R.ペンローズ氏の「微小管意識仮説」を実証するためのキーワードが、「八木・宇田アンテナ」です。
 八木・宇田アンテナは、導電性の管がその長さに応じて特定の波長の電波を受信する装置です。微小管は中空の管で、弱導電性です。つまり、微小管がアンテ ナとなって電磁波を受信しているといえます。
<中略>

  つまり、中心体が、受信した電磁波の波長を変換し、微小管が導波管となって細胞液中の各小器官に伝えていると考えられます。その波束が収縮したものが膜電位であると考えれば、ペンローズ説が生物物理的に強化されます。中心体の細胞内運動と細胞分裂、アメーバの移動、イオンチャネルの開閉、脳波の生成と睡眠 など、生命現象を広く説明できる説です。 
>引用ここまで

ペンローズ氏は脳内の神経細胞に限定していますが、全ての細胞に微小管は存在し、微小管を含めた中心体原基は細胞分裂を始め様々な統合機能を果たしている と考えられます。

 ベンローズの説によれば、膜で発生したテラヘルツの電磁波を核内の中心体が受信し、中心体の微小管が導波管となって細胞液中の各小器官へ伝えている。

 

  Q.そうだとすると、DNAにも電磁波は伝わっているのか?

◆ 中心体から発せられたテラヘルツ波に共振してDNA上にソリトンが生じる

膜の活動によりテラヘルツ波が発生し、それが細胞分化などの遺伝子発現を制御する

 注目すべき点として、このテラヘルツ波に共振してDNA上に breather wave とよばれる“ソリトン”が生じ、転写や複製時にDNA上で形成されるバブル構造もこの breather wave を利用して形成されるのではないかと考えられています。

それゆえ、テラヘルツ波が配列特異的に遺伝子発現を制御しているのではないかと考えられています。

中心体で受けたテラヘルツの電磁波は、breather wave とよばれる粒子のように振舞う孤立した波=「ソリトン」をDNA上生じさせ、そのソリトンを利用してDNAの転写・複写が行われていると考えられます。

 

◆ ◆ ◆ 電磁波と生体の関係メカニズム

 ◆ 自然の電磁波と生体の関係メカニズム

以上のことから、生命が自然の電磁波を利用するメカニズムは以下のように考えられます。

 細胞膜の代謝活動 ⇒ ナノ波(テラヘルツ) ⇒ 中心体 ⇒ ソリトン ⇒ DNAの複写・転写

 

Q.では、人工電磁波の生体への関わり方は?

              一次繊毛の模式図20141.04.23

◆ 「一次繊毛」のアンテナ機能が人工電磁波を感知する

リンク) ヒトの身体を構成する細胞の表面というと、ツルンとしたイメージを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。なんとなくツルンとした細胞がいくつも連なっているようなイメージである。しかしそれは誤ったイメージで、細胞の多くは、一次繊毛という数μmの小さな突起構造を細胞表面に持つ

一次繊毛は、動物細胞の細胞内小器官の1つである「中心体」に由来する「基底小体」という基礎の上に伸長した、同じく細胞内に存在する細胞骨格の1種「微小管」を主成分とする「軸糸」があり、それを「繊毛膜」が取り囲んだ構造を持つ非運動性の突起構造だ。

その機能は長らく不明だったが、近年になって、一次繊毛の膜表面には細胞外からの機械的・化学的シグナルを受容し応答するための受容体やイオンチャネルが高密度に局在していることが明らかになってきた。

つまり一次繊毛は、細胞が外部環境を感知するためのアンテナとして細胞の恒常性維持、増殖・分化の調節など、細胞機能の発現に重要な役割を担っていたのである。

以上引用

ここでは一次繊毛における「軸糸」を単なる構造体と捉えていますが、主成分たる「微小管」は中空の管で、弱導電性であり、電磁波を受信するアンテナそのものです。微小管を構成するチューブリンの螺旋構造が、ヘリカル構造と呼ばれる波長の数十分の一の長さで受信できる小型アンテナと同じ仕組みであり、携帯電話などのマイクロ波を受信可能にしています。

また、「軸糸」をレールとして、キネシンやダイニンといったモータータンパクが化学的シグナルを運搬し、中心体由来の「基底小体」に情報を伝達するように、電磁波情報も基底小体に集約していると思われます。

つまり、アンテナとしての一次繊毛の情報を元に細胞分裂・増殖をコントロールする機能が中心体であり、環境ホルモンはもちろん人工電磁波が誤情報となり細胞分裂異常など生体への影響をおよぼすことになるのです。

「軸糸」を「繊毛膜」が取り囲んだ構造を持つ突起構造の「一次繊毛」が、外部環境を感知するためのアンテナとしての機能をもっており、この一次繊毛が、携帯電話やIHヒーターからのマイクロ波を受信するアンテナとして働いていると考えられます。

 

◆ 人工電磁波と生体との関係メカニズム

自然電磁波と生体   

 自然の電磁波と生体の関係メカニズムと、人工電磁波を受信する一次繊毛の機能を重ねると、人工電磁波と生体の関係メカニズムは以下のような仮説が考えられます。

人工電磁波 ⇒ 一次繊毛 ⇒ 中心体からナノ波(テラ・ヘルツ波)

⇒ (以降は、自然の電磁波のフロー)

人工電磁波と生体

 携帯電話・IHヒーターからのマイクロ波(ギガ・ヘルツ波)の電磁波が、経絡・経穴を通じて体内の細胞に伝達される。

 その電磁波は膜表面にある「一次繊毛」により受信される。

 一次繊毛で受信したマイクロ波は、中心体由来の基底小体に伝えられる。

 その電磁波情報が中心体で周波数が変換されナノ波(テラ・ヘルツ波)が発生する。そして、breather wave とよばれるソリトンがDNA上に生じる。

 DNAはそのソリトンを利用し、DNAの複写・転写の活動を行う。

 自然の摂理にのっとった情報ではなく、人工電磁波を通じた情報により、誤った複写・転写の活動を行うことで、ガン生成・増幅に起因し、生体に影響を与える。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  

 今の私たちは、様々な電化製品、携帯、電気交通機関、医療機器などいわゆる「電気」の海に囲まれ生活しています。

このシリーズでも明らかにしたように、電磁波は電子の加速度運動が起因となっているため、私たちは人工電磁波の洪水の中で暮らしているといえます。

そのような人工電磁波が生体に何ら影響は無いのだろうか?という問題意識のもと、このシリーズで追求してきました。

その追求過程において、疫学的には(白血病・癌、生殖異常、脳・神経、ホルモン異常に対して)ほぼ影響が認められ、そのメカニズムに迫った結果、生命が生命たる所以である「生命の伝承」の中心にあるDNAに影響を与えることが、仮説とはいえほぼ固定できました。

 

物的豊かさを実現した現在、物的消費を前提とする電気との関わりを、自然の摂理に照らして皆が真剣に自考し変えてゆくことが不可欠で、社会から期待されていることです。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

<了>

List    投稿者 asaoka | 2014-04-28 | Posted in D.地球のメカニズム, D04.電磁波1 Comment » 

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コメント1件

 鈴木範人 | 2014.05.20 11:30

THz波の波長は1mm前後です。それをナノ波と呼ぶ理由は何かご説明がほしいです。

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