2007-03-08

ブラウンフィールドビジネス

皆さん、こんにちは。
前回投稿の「スーパーファンド法によるグリーンビジネスの推進」
に続いて、もう少し、土壌汚染に関わるビジネスの状況を調べてみました。
 土壌汚染対策法の制定によって、汚染浄化ビジネスが発生するのは、容易に想像できます。事実、ゼネコンをはじめとする様々の業種の企業が、このビジネスに参入し、現在では、すでに過当競争の様相を呈しています。
 一方で、土壌汚染対策法の制定によって、汚染の疑いのある場所(土地)、所謂「ブラウンフィールド」が
、再開発をされずに塩漬け状態になっているということが、問題として顕在化しつつあり、
そこを狙って、新たなビジネスチャンスを作り出しているようです。先進地アメリカでは、既に、大きな市場になっているようですが、日本でも、本格的に動き始めたようです。
 続きを読む前にポチっとよろしく
 

 にほんブログ村 環境ブログへ


例えば、
キャッチアップニュース
「日本初の土壌汚染土地買取・再生ファンド「エコランド・ファンド」本格的運用開始へ」
http://news.catchup-j.com/news13/archives/2006/02/post_18.html
以下、引用

株式会社グリーンアース(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:福田 敏朗)は、土壌汚染リスクの問題解決を目的とした日本で最初の土壌汚染土地買取・再生ファンド(通称エコランド・ファンド)の募集を1月に終了し、本格的なファンドの運用を開始しました。
株式会社グリーンアースが運用するエコランド・ファンドは土壌汚染リスクのある不動産の買取・再生に特化した不動産ファンドで、土壌汚染が原因でスムーズな土地取引、流通を阻害されている宅地や工場跡地を買取った上で汚染の浄化を実施し、その後適正に最終ユーザーに売却します。
近来大きな社会問題となっている土壌汚染問題に対し、本ファンドを通じて新たなソリューションを提供し、企業の社会的責任(CSR)を積極的に果たしていくことを目的としています。
ファンドへの出資は住友信託銀行、日本政策投資銀行等をはじめとする土壌汚染問題の解決とCSRの実現に強い関心を有する機関投資家が中心になり構成されています。
アメリカでは、土壌汚染土地の再生ファンドは「Brown Fields Fund」と呼ばれ、円貨換算で1,000億円を超える運用規模を有するファンドも複数存在し、汚染土地の再生に大きな力を発揮しています。
—— 中略 ——
現在検討中のものも含め初年度で100億円の総投資を実行することを運用目標としています

引用終わり。
以下、グリーンアース社のHP
http://www.g-earth.com/
から引用。
scheme.jpg
ファンドが提供する機能は土地所有者として浄化対策工事の主体者となることですが、
原土地所有者あるいは購入希望者にとって次のようなニーズが見込まれます。
1) 汚染された土地を浄化し売却するには大変な労力と時間が必要となるが、これをまとめて外部の機能を活用
2) 現所有者が浄化対策措置を実施する場合に生じるレピュテー-ションリスク(行政、近隣、消費者など)は避けたい
3) 土地の売り手、買い手の事情により資金負担を避け迅速な取引を実現したい
4) 浄化対策と土地の売却先探索をセットで進めることにより、当該土壌汚染に関する情報を拡散させたくない

引用終わり。
簡単に言えば、
土壌汚染された土地を浄化し売却するために、時間や労力、厄介な折衝等を引き受ける代わりに、安く買い取り、浄化した上で売却し、差益で投資の利回りを確保するということ。
 現状、浄化ビジネスは、過当競争で、低コスト化が進んでいること、対象となる汚染地は、都市部が中心であり、土壌汚染されているという点を除けば、好条件の土地が多いであろうと思われるので、投資家にとっては、有望な対象なのでは?
 こうして見て来ると、かつての公害のように、大規模、広範囲に被害が広がった環境問題ではなく、かつ、その危険性も明らかにされていない状態で、危機感だけを煽り、対策法が施行され、そのことで、土壌浄化ビジネス、ブラウンフィールド再生ビジネスと、大きな需要(市場)が生み出されていることからしても、立法の時点から、
 環境対策ではなく、市場の拡大策(延命策?)
を裏の意図として進められて来たと推察できます。
 また、ネットで、土壌汚染問題について検索していると、土壌汚染そのものの危険性や科学的検証に関する記事やサイトは、少なく、多くは、土壌汚染対策ビジネスについてのものであることにも違和感を覚えます。
 継続して、調べて行きたいと思います。
 

List    投稿者 naganobu | 2007-03-08 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題, K04.土壌汚染3 Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2007/03/110.html/trackback


コメント3件

 やまずん☆ | 2007.04.26 15:48

なるほど~
上手い具合に、システム化されてますね!
環境問題との関連性も考えず、相変わらず国は「子供産め産め」と言ってるのは、明らかに短絡的だと感じざるを得ませんね。
今の晩婚化・少子化も、システム化されてはいませんが、みんなが潜在思念で感じた外圧(世の中ガタガタ)への適応としての自然な人口抑制ということのような気もしました。
(もちろん、生殖が個人課題であることは否めませんが、社会不安からの子育て不安も大いにあると感じます。)
今の外圧に適した人口抑制。
システム化するには、どうする?
みんなで追求してゆきたいです☆

 さんぽ☆ | 2007.04.27 20:01

今って医療等の発達で生存圧力を克服してしまったので、こういった自然の摂理にそった人口抑制が働かなくなってしまっていますね。
人口問題は奥が深いです。

 雑草Z | 2007.05.06 22:04

 非常に興味深く読ませて戴きました。
江戸時代でさえ、人口増加による食料不足は、十分予測可能で、予防策をしていたのですね。
現在の日本の食料政策は愚か過ぎです。
 自由貿易による無節操な食料輸入によって、日本の農業は大打撃です。
 やはり、人口は、余裕を持って自給自足出来る数に留めるべきでしょう。日本だったら5000万人以下が望ましいでしょう。
 少子化対策なんてお馬鹿な政策をやっているうちに食料不足が来そうで怖いですね。

Comment



Comment


*