【2014お盆企画】腸内細菌を増やすことで、人は食べることから開放される
日本生活習慣病予防協会によると、世界中で肥満が増え続けており、過体重と肥満の人の数は、1980年に8億8,500万人だったのが、2013年には2.5倍の21億人にまで増加したそうです。
今年の夏、「また、お腹出てきたかも・・・」と思った方は多かったのではないですか?私もお腹ポッコリですが、そんな私がとっても可能性を感じた(笑)、これまでの概念を覆す記事を紹介します!
るいネット「食べることやめるには、腸の菌を育ててから」より引用
『食べること、やめました。1日青汁1杯だけで元気に13年』という、衝撃的な題名の著者森美智代さんは、一日一杯の青汁だけで生きているという。
確かに人類史が「飢餓との戦い」であったことからすると、
>食事で栄養を摂取することは日常的にそれほど期待できなかったので、体は『“腸内細菌の産生してくれる栄養” に頼る生命機構を身に付けた』というわけです。これを『腸内細菌依存』と言います。(290349)
『腸内細菌依存』は十分ありえます。
ここで、食べ物をほとんど得られない中で、その細菌は何を栄養にしているのか疑問に思いましたが、『食べること、やめました』(リンク)を読むと、不食の森さんの腸は、
草食動物に近い細菌構成になっていて、クロストリジウムという細菌がふつうの人間の100倍近い9.8%も存在するという。その、クロストリジウムなどの、繊維を分解してタンパク質を作る細菌たちは、腸内のアンモニアからアミノ酸を作り出すという。
(また、その他にも、植物繊維を分解できる菌が、人間の腸内には30%ぐらいいるのだが、森さんの場合は倍の60%もいるそうだ。)
要するに、生きている事でできる、代謝で出来たものを(普段は捨てているアンモニア)すらエネルギーに変えることが出来る、良好な菌が一杯の腸内環境を作ることが出来たら、食べなくっても生きられる状態というのもありえるように思えた。
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●探求三昧(リンク)、『食べること、やめました』より
(前略)
●不食によって、1日3~4時間の睡眠で十分になった。
肌がつやつやになり、冷え性や慢性頭痛もなくなった。
そして、もちろん難病を克服したことが、最大の神さまからの恩恵となった。
通常は発病から死亡まで5~10年ほどと言われる難病が、完治したのだ。
●科学的根拠は?
通常、人間が食物をとらずに数ヶ月以上生き続けることは、科学的にはあり得ないとされる。
では、森さんのケースもまったく説明がつかないのかというと、そうでもない。
部分的には、説明がつけられている。
まず、理化学研究所辨野義己先生が森さんの腸内細菌を調査した。
その結果わかったのは、森さんの腸内細菌は、人間としてはかなり特殊なもので、「まるで牛のおなかのよう」だという。
つまり、草食動物に近い細菌構成になっていた。
クロストリジウムという細菌がある。
この菌は、植物の繊維を分解して、アミノ酸を作り出してくれる。
ふつうの人間の腸内では0.1%しかいないのに、森さんの場合はその100倍近い9.8%も存在するという。
クロストリジウムを含めて、植物繊維を分解できる菌が、人間の腸内には30%ぐらいいるのだが、森さんの場合は倍の60%もいるそうだ。
牛などの草食動物は、草ばっかり食べていても、クロストリジウムのような腸内細菌のおかげで、動物性のものを食べなくても必要なタンパク質を摂取できるのだろう。
クロストリジウムなどの、繊維を分解してタンパク質を作る細菌たちは、腸内のアンモニアからアミノ酸を作り出すという。
アンモニアは、体内でタンパク質が代謝されたあとに残る代謝産物であり、「カス」なのだ。
アンモニアのままでは有害なので、尿として排泄される。
だが、アンモニアの中には、タンパク質の材料となる窒素がかなり含まれる。
このことを読んで、飲尿療法のことを思い出した。
私の周囲でも、実践している人がいる。
ああなるほど、こういう効果があるのだなと、今更ながら思った。
京都のルイ・パストゥール医学研究センターでは、森さんの免疫力が調査された。その結果わかったことは、免疫力の指標の一つである「インターフェロンα」が、普通の人の4倍以上もあることだった。
この免疫物質は、ウイルスやガンなどの腫瘍細胞に対する抑制作用が強いことが知られている。
断食や少食でガンや難病が治るのも、この免疫力の増強がものをいっているのだろうと森さんは書いている。
このように、森さんが不食でも生きていける謎については、部分的には説明がついているが、すべてが解明されているわけではない。
大阪教育大学の奥田豊子教授は、20年にもわたって、生菜食や少食実践者の栄養状態の調査をしてきた。
だが、森さんが食べなくても体重が減らず元気に過ごしている理由については、「現代栄養学的には説明がつきません」とのことだ。
生菜食・少食・断食
若い頃から東洋医学やヨガや民間医療を学んできてわかったことは、少食や粗食こそが人間の健康に至る道だということだった。
そして、体が不調なときには「ものを食べない」ことが、健康を回復する最善の道だということもわかってきた。
人間以外の動物でも、本能的にそういうことをやっているのだろう。
断食については、1日以上の断食はやったことがない。
だが、聖地巡礼に行く時には、その日の巡礼が終わるまでは必ず断食状態で臨んでいる。
朝から何も食べずに1日10キロ以上歩くこともあったが、特に何の苦もなくできていた。
(中略)
断食の効用については、石原結實さんという著名な医師が何冊も本を書いている。以下の過去の記事で紹介している。
•食べなければ死なない
リンク
•食べない健康法
リンク
•森鍼灸院Webサイト
リンク
•森美智代さんブログ
リンク
引用以上
いかがでしたでしょうか。
腸内細菌を増やすことで、人は食べることから開放されるのです。
これまでの「食欲」という概念を大きく覆す内容だったと思います。
「食べる」ということは、もはや常識ではないのですね。
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