始まりはビッグバンではない!電気的宇宙論で見る宇宙の輪廻~近代科学、近代宇宙論に替わる統一理論の可能性~
以前のエントリーで、
地球の気象に最も影響を及ぼすのは、「雲の影響」であり、雲を発生させるのは、「宇宙からの電磁波やエネルギー」によるのです。この地球は、その宇宙から降り注ぐ「電磁波や宇宙線、エネルギーの周期」によって、温暖化と寒冷化の歴史を繰り返しているのです。
と述べましたが、昨今の近代科学の誤謬の数々を見るにつけ、これまでの近代科学やビックバン宇宙論に変わる統一理論がそろそろ出てきてもおかしくありません。
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その統一理論として、現在最も有力だと思われるのが、以前本ブログでも取り扱ったことのある、電気的宇宙論だと思っています。
電気的宇宙論では、近代科学のビックバン宇宙論や、エントロピー増大の法則のような「一方向」の理論では無く、始まりと終わり、裏と表のように繰り返され、「輪廻する」宇宙観があり、生物の原理(=エントロピーは確実に減少している現象=秩序化される方向)も包摂され、これであれば、地球の気象現象も説明ができますし、様々な現象との整合性が高いと思われます。今後も追求していきたいと思いますが、まずは概論がよく分かる論考を紹介します。
それでは、以下、「始まりはビッグバンではない!電気的宇宙論で見る宇宙の輪廻」より引用します。
◆宇宙空間を流れる大電流
プラズマ宇宙論のひとつであり、電磁気現象で自然を解明し、神話学における太陽系の変動をも取り入れる「電気的宇宙論」は、一般的に知られる「ビッグバン宇宙論」の宇宙観とは根底から異なる。
電気的宇宙論の根底には、電流がある。真空の宇宙には「星間物質」と呼ばれる粒子=陽子、電子が漂っている。これらは「荷電粒子」といい、電荷を持つ。X線観測衛星によると、星間物質の持つ電気エネルギーは数十テラ電子ボルト(TeV)を超えるといわれている。星間物質の流れは、電線を流れる電流と同じなのだ。真空中、重力のない場所に巨大な電流が流れている――これが電気的宇宙論の基本的なイメージといえる。
星間物質の流れは互いに絡み合い、くびれを作る。くびれには磁場が強く作用し、やがて恒星が誕生する(写真=ESA/Hubble & NASA)
ビッグバン宇宙論では、夜空に輝く恒星は水素ガスが重力で圧縮され、核融合の熱で光り輝いているとされる。しかし、宇宙空間では水素ガスは電離しており、プラスの電気を持つ。互いに電気的反発力を持つため、重力では集まることができない。電気的反発力は重力の10の38乗 倍も強い力だからだ。
電気的宇宙論では、宇宙は星間物質の流れから始まる。星間物質= 荷電粒子の流れは電流で、そこには強い磁場が発生する。星間物質の流れは互いに絡み合い、くびれを作る。くびれには磁場が強く作用して星間物質を圧縮するが、集積された星間物質は互いの電気的反発力によって内部は空洞になる。丸い表面にだけ、荷電粒子が磁場で押さえ込まれるのだ。
星間物質はちょうど漏斗を広げたように、広大な磁場によりきわめて狭い領域に圧縮され、そこに強力な電流が流れ、輝きだす。これが電気的宇宙論の主張する恒星だ。つまり、太陽をはじめとする恒星は電気で輝いているのだ。木星の重力は核融合を起こすほど強くないといわれているが、2017年に木星サイズの恒星が見つかっており、このことは恒星が電気で輝いていることの証明にもなる。
◆壮大な物質の輪廻
オリオン座のベテルギウスは、太陽の1400倍の大きさを持つ恒星だ。太陽系でいえば、火星軌道付近まで達する巨大さである。ベテルギウスは流れ込む星間物質の電流で輝いているが、内部の空洞を維持している電気的反発力が弱くなっていると考えられる。恒星は低温核融合により、内部に鉄、酸素、シリコンなどを抱え込んでいくが、ベテルギウスの内部にも膨大な量の鉄、酸素、シリコンなどが蓄えられていて、徐々に空洞が崩壊しているのだ。
恒星内部の空洞が崩壊するとガス惑星になる。太陽系にある土星、木星はかつての太陽だった。やがて、内部の空洞が崩壊してガス惑星になり、低温核融合、ミュオン触媒核融合などで元素がどんどん作られていく。ガス惑星内部では、岩石惑星のタネが作られていくのだ。
オリオン座にある赤い恒星ベテルギウス。最近の観測では、ベテルギウスは変光星で、球状ではなく、いびつな形をしているという。写真=ALMA (ESO /NAOJ/NRAO) /E. O’Gorma n/P. Kervella)
そして、ガス惑星は衛星を生む。木星は60個以上の衛星を持つが、それらはすべて内部から生まれてきた。実はそのひとつが地球なのだ。地球は半径が約6400キロあるが、木星の衛星の半径は大きくても2000キロ程度だ。地球に比べると小さすぎると思うかもしれないが、衛星は軌道が変わって惑星になると膨張するのである。
地球に代表される岩石惑星もまた内部は空洞だ。太陽と同じで、空洞が維持できなくなると、その惑星の寿命は終わる。バラバラになるのだ。そして、バラバラになった惑星のかけらはガス惑星に飲み込まれ、再び衛星を作る材料となる。太陽系に残る小惑星帯は、かつてあったフェイトンという惑星の残骸であるという。惑星だったにしては小惑星帯に残る岩石が少ないと指摘されているが、内部が空洞だったと考えればつじつまが合うのだ。
星間物質の流れにくびれが生じ、恒星が光りだす→恒星内部に物質が溜まり、空洞が崩れてガス惑星になる→ガス惑星から岩石惑星が生まれ、膨張が始まる→岩石惑星の空洞が崩壊し、再びガス惑星に飲み込まれる→崩壊した古い太陽に変わり、新しい太陽が生まれる。
電気的宇宙論における恒星と惑星の誕生プロセス。星間物質から生まれた太陽(恒星)が内部空洞の崩壊によってガス惑星になり、その内部で岩石惑星が誕生する。
いかがだろうか。ここまでで太陽系=恒星系の発達のしくみがおわかりいただけたと思う。ちなみに、太陽系では天王星が最初の太陽で、その次に海王星太陽が生まれた。天王星の自転軸が横倒しになっているのは、最初の太陽だったため、太陽風による公転面が定まっていなかったからなのだ。
恒星系が発達し、やがて銀河へと成長する。膨大な数の銀河は、星間物質の流れに沿って銀河団を作る。銀河のまったく存在しないボイド(空洞)を含む超銀河団は、星間物質による電流の流れが作りあげたものだ。
宇宙は、星間物質の流れが作る電流から恒星が生まれ、次々に惑星が誕生していくことで発展してきた。宇宙には壮大な物質の輪廻が存在するのだ。
(以上、引用終わり)
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