2023-03-13

近い将来の有力なエネルギー「地熱」

現在、エネルギー(特に電気エネルギー)コスト高騰が世界的な課題になっています。そこで、近い将来エネルギーの一端を担うだろうと考えられる地球内部エネルギー(※地熱エネルギー)について投稿します。

※日本では化石燃料に代わるエネルギーとして再生可能エネルギー(バイオマス、太陽熱利用・雪氷熱利用・地熱発電・風力発電・太陽光発電など)を目指しています。

 

【日本の地熱発電所】

日本の地熱発電所は、火山や地熱地域の分布から東北と九州に集中しています。

日本の地熱資源量は世界第3位(2,347万kW)

地熱発電の可採年数は適正に利用すれば永続的に利用できます

 

リンクからお借りしました

 

【地熱エネルギー】

日本列島は環太平洋造山帯に位置していることから、地球内部のエネルギー(マグマ噴出、地熱、地下鉱物)を多量に手に入れることが可能です。地球から発散されるエネルギーは、熱は熱として、地下鉱物は地下鉱物として利用するのが自然の摂理上有利と考えます。

「地熱エネルギーの模式図」

リンクからお借りしました

 

【日本の地熱の有効利用】

地熱の利用は地熱発電が主流となっていますが、日本の火山地帯は、地産地消(発電装置の小型化)での有効利用が良い

地熱を利用したカスケード利用(高温は電気・水素創出へ低温となった熱は温泉水や暖房に)を気候に左右されず年間安定した電気・熱を得ることが出来、枯れることがない。特に多雪地方は消雪してその水を雑排水に利用する事も出来ます。地熱水温が低い又は熱量が小さい場合でも十分利用できる。

地熱水のカスケード利用:
150℃~以上   発電
150℃から80℃ バイナリー発電(沸点が低い媒体と熱交換し、この媒体の蒸気でタービンを回す発電方法等)
80℃から40℃  暖房・融雪
40℃前後    温泉・温水プール
40℃~20℃   農業・畜産・魚介類養殖

参考記事(熱の有効利用)

地域での熱水の有効利用】(資源エネルギー庁)

・(上記の事例)八丈島地熱利用農産物直売所 えこ・あぐりまーと

地熱利用と地域のさまざまな取り組み】(エネルギー金属鉱物機構)

・(上記の事例)観光資源として活用・冬季農業ハウス利用・給湯暖房利用・木材乾燥・食品加工・水産物育成・地熱上記直接利用(染色)

日本はポテンシャルが高い!?地熱発電を地域観光や企業の自家発電に活用】(新電力ネット)

・(上記の事例)奥飛騨温泉郷に地熱発電所!?熱水は温泉に無償提供

以上

List    投稿者 kisi | 2023-03-13 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題No Comments » 

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