2020-03-26
磁力は、水・大気・太陽と同じく生物が生存するため必須の要素
地球が誕生した時から磁気は存在しており、地磁気と呼ばれる磁場が地球をスッポリと覆っています。
この地磁気は生物に対してどのような作用をするのでしょうか。
ある種の微生物や細胞は磁気に反応し、虫、鳥、魚などの生物は地磁気を利用して行動していると言われているが、人類は磁気を感じているのか、また、どのよう影響を受けているでしょうか?
最近、北京大学の分子生物学者、カン・シエ( Can Xie )博士を中心とする研究チームが、ショウジョウバエのゲノムを生物学的仮定に基づいてスクリーニングすることにより、
・「クリプトクロム」という光感受体であるタンパク質
・クリプトクロムと結びついて、自発的に外部磁場の方向を向くポリマー状のタンパク質( MagR と命名)
を特定し、このふたつの結合した複合体が「磁場を向く」ことがわかり、これが、渡り鳥などが磁場を見ている源なのではないかという研究結果を先日発表したのです。
特定されたこの複合体( MagR/Cry 複合体と命名)が磁場を感知する仕組みはまだわかっていないのですが、この複合体は、磁気コンパスのように振る舞うのだそうで、動物の磁気感受と何らかの関係は持っていそうです。
『リフレソール(磁気と血行のお話し)』より引用します。
福島原発事故から9年~改めて私たちは事故から何を学ぶか?~妄想や現実否定から現実直視へ思考パラダイムの転換
3.11東北大震災・福島原発事故から9年。改めて振り返るために映画FUKUSHIMA50
https://www.fukushima50.jp/ を観てきた。賛否両論あろうが、私の気づきを記しておきたい。
〇設計の想定外とされていた津波によって、原発の非常発電は停止し、コントロールが効かなくなった(注:ここでは想定外か否かの議論は置く)が、その状況下で、どうする?を追求すべき原子力委員会や東電トップは、全く、思考停止状態であった。そんな中、地元福島の工業高校卒の作業員たちが、様々な知恵を絞って、リスクを減らす努力を続けていた。
〇しかし原子力とは、目下、人間の人智を超えた地平にあり、とりわけ2号機がどうなるかは全く、予測不可能であり、吉田所長以下、最後まで現場に残った50人はもはやこれまでと東日本の壊滅と、死を覚悟した。結果的に2号機の大爆発は起こらず、最悪の事態は免れたものの、なぜ大爆発が回避されたのかは、今もわかっていないという。つまり事故の原因のみならず収束の原因も、私たちは何一つ、わからないまま、今を迎えているということなのだ。
★福島原発事故は今も謎だらけ!“東日本壊滅”が避けられたのもただの偶然だった…
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_927/ を是非、お読みいただきたい。
〇私たちは、このことから何を学ぶか?
ひとつは、自然を管理・制御できるという現実にはありえない妄想ともいうべき近代科学信仰から脱却なくして、人類の未来はないということ。そして、もうひとつは、トラブルを起こしてしまった時の保身は、トラブルを助長させこそすれ、解決は遠のく。そこでの現実直視なくしては問題解決はなしえないということ。つまり妄想と現実否定から現実直視へと思考のベクトルを転換させることこそが、原発事故の後を生きる私たちに必要なことなのだ。
絶滅へと進む私たち
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。それに伴って、金融市場も乱高下を繰り返し、混乱を極めています。
世界的なパンデミックという現象を受け、人類は目に見えないウイルスに対して脅威を感じています。
日本人は阪神大震災や東日本大震災、毎年襲ってくる台風、そして今回の新型コロナなど、自然災害に直面することで立ち向かってきました。
しかし地球上では、このような直接感じている脅威だけでなく、人類の滅亡に直結するような自然環境の変化という脅威も拡がっているのです。
『絶滅へと進む私たち: 英国の大規模研究で、カリブ海のサンゴ礁はあと15年で、アマゾンの熱帯雨林の生態系はあと50年で「消滅」する可能性があることを発表。』より引用します。
福島の今~人類は何も解明できていない~
東日本大震災から9年が経過しました。と同時に福島原発の事故からも9年が経過しました。
前回の『チェルノブイリの原発事故が「動物の楽園」を生み出した?』では、英ポーツマス大学の教授であると共に、国際原子力機関「チェルノブイリ・フォーラム」の委員であったジム・スミスさんという科学者が、20年間にわたるチェルノブイリ原発事故現場の調査についての結果を発表したことに関しての報道をご紹介しました。
2012年の報道は以下のような文言で始まります。
もしかすると、チェルノブイリや福島での原発事故による放射能は、これまで考えられているほど野生動物に対して有害ではないのかもしれない。
野生の動物たちがどのようにして放射能を無害化しているのかは分かりません。
唯一分かっているのは、これまでの科学では解明できていないということです。我々は自然界の何一つも解明できていないのではないでしょうか。
さらに、ジム・スミス教授は、チェルノブイリの 20年間の調査結果を受けて、福島に対して以下のような意味のことを語ってました。
「原発事故の起きた福島とその周辺の野生生物も、その生体システムが損傷を負うことなく、事故前と変わらずに動物たちは健全に成長し続けるでしょう」
『放射線で汚染された福島の無人地帯は、チェルノブイリ同様、「以前より豊かな動物の生態系が広がっている」ことが米国の科学者たちによる調査で判明』より引用します。
(さらに…)
地震雲は実在する! 宇宙飛行士が目撃した「銀色雲」が証拠~主従逆転の思考ベクトルから脱し、自然現象を掴む新たな理論が必要~
地震の前兆現象として、地鳴りや地盤の隆起、動物たちの異常行動など、様々な前兆現象がありますが、「地震雲」もその中の一つとして、古くから広く知られています。
しかし、”既存の気象学や地震学だと発生する原理が説明できない”ので、「トンデモ」扱いされることが一般的です。
ところが、このことが既に本来の科学的思考と真逆で、「おかしい」ことに気が付かないといけません。 本来の自然科学の思考ベクトルとは、現象事実から原理を掴み、自然現象のふるまいを明らかにすることであり、自然現象が「主」で、それまでヒトが創ってきた学問などは「従」の関係ですが、現在の気象学、地震学(だけではありませんが)は主従逆転、もっと言えば、【自然よりも自分達の理論の方が正しいという単なる傲慢】でしかありません。
以前のエントリーで、雨は蒸発した水蒸気が過飽和状態になることで、結露した水が雨になるのではなく、【オゾンが電離層から降ってくる陽子、水素イオンと出会うことで水になる=空気中で合成されることで雨になる】というエントリーをしました。
■雨は空中で合成される
通常、雨は蒸発した水蒸気が過飽和状態になり雲を作り、そこから結露した水が雨となって降ると説明される。しかし、1時間に100ミリ以上の豪雨が降る理由は、過飽和水蒸気では説明できない。少し雨が降ると空気中の水蒸気が減るので過飽和状態ではなくなるからだ。この動画を見て欲しい。滝のように降る雨は過飽和水蒸気ではないことが直感できる。
低気圧は地表から電子が、電離層から陽子が移動している状態だと説明したが、実は雨は地表と電離層の間の空中で合成されているのだ。大気の成分は窒素と酸素だ。酸素に紫外線が当たるとオゾンになる。オゾンは電離層から降ってくる陽子、水素イオンと出会うと水になる。このときオゾンと水素イオンを結合させるのが電子だ。
このように、現象事実から、新たな発想で自然現象を解き明かすことで、既存科学のような主従逆転の思考ベクトルから脱し、自然現象を掴む新たな理論が必要です。 このことを理解した上で、今回は、地震と雲の関係を電気的地球学で解説している記事をご紹介します。
以下、地震雲は実在する! 宇宙飛行士が目撃した「銀色雲」が証拠… 地震と雲の関係を電気的地球科学で解説! より引用
チェルノブイリの原発事故が「動物の楽園」を生み出した?
原発事故の起こったチェルノブイリ。人類が存在したがいまはいないという場所は、地球上でも例が少ない。
そんなチェルノブイリで動物たちが急増しているという。
自然界での放射能の分解、無害化については未だ解明されていないことが多いだけでなく、自然界にとって放射能よりもっとも怖いのは人類なのかもしれません。
WIRED「チェルノブイリの原発事故が「動物の楽園」を生み出した? 異なる調査結果から浮き彫りになったこと」より抜粋します。
チェルノブイリ原発事故で30万人が避難したあとに残された、広大な立入禁止区域。そこでは植物や動物の生命が奪われ、残った生物も汚染によって病にむしばまれている考えられてきた。ところが最近になって、動物が急増しているという逆の研究結果が示されて注目されている。いったいチェルノブイリ周辺で何が起きているのか。
TEXT BY ADAM ROGERS
TRANSLATION BY SHOTARO YAMAMOTO/DNA MEDIA
WIRED(US)