このように、【太陽から発生する電磁波が地球に影響を与える】のです。
★★★しかも大きな影響の可能性があるのです。★★★
『巨大地震は太陽の黒点が少ない時期ほど頻度が高い』仙人掌さん
人工物質が環境を破壊し、肉体をも破壊していく。原因は市場拡大。自然の摂理に立脚した社会のあり方を、みんなで考えていきましょう。
本ブログではスミルノフ物理学①~⑤をこれまで書き進めてきました。
スミルノフ物理学①~物理学(宇宙論)と生物学(生命の誕生・進化)が繋がってくる
スミルノフ物理学②~生命誕生を実現するのが負の透磁率空間であり、海(水)は負の透磁率空間となっているという事実がある
スミルノフ物理学③~導かれる重要事項:原子核として一つにまとまるのはS極系の力が優勢となるから
スミルノフ物理学④~導かれる重要事項:核の無害化も可能となる
その中でも
>極端に小さなエネルギーで運動を行う効果としてスピン軌道相互作用がある。と書きましたが
今回はこのスピン軌道相互作用に迫ってみます。
【スピン軌道相互作用とは?】
電子は質量、電荷の他に、「スピン角運動量」という粒子固有な物理量を持っています。
「スピン角運動量」は磁場に応答する磁気モーメントの起源で、電子は磁場中で2つの異なったエネルギー状態に分離しています。一方、電荷をもつ電子が、軌道運動することにより、軌道電流が磁場を生み出す。その結果、電子のスピン磁気モーメントは、軌道電流の生み出す磁場と互いに相互作用を及ぼし合うこととなります。軌道電流は電子の軌道角運動量に置き換えることができ、この相互作用は、【スピン軌道相互作用】と呼ばれています。
この相互作用の一番の特徴は、もともと電磁気作用中でも磁気的作用を媒介にしているため、電気的な作用よりも極端に小さなエネルギーにより支配されていることです。この極小のエネルギーにより成立する作用は、将来の低エネルギー消費社会につながる可能性を秘めているのです。
本ブログではスミルノフ物理学①~⑤をこれまで書き進めてきました。
スミルノフ物理学①~物理学(宇宙論)と生物学(生命の誕生・進化)が繋がってくる
スミルノフ物理学②~生命誕生を実現するのが負の透磁率空間であり、海(水)は負の透磁率空間となっているという事実がある
スミルノフ物理学③~導かれる重要事項:原子核として一つにまとまるのはS極系の力が優勢となるから
スミルノフ物理学④~導かれる重要事項:核の無害化も可能となる
今回からそれをよりスミルノフ物理学をより深く理解するための追求に入っていきます。
>⑤全宇宙はS極系エーテル繊維が対数螺旋構造を成して繋がっており、それが万有引力の基となっている。そして、全ての星の中枢にはS極磁気単極子が存在し、宇宙を貫くS極系エーテル繊維に繋がっている。
今回は「対数螺旋構造」とはどんな螺旋なのか?に迫ってみたいと思います。
対数螺旋は、自然界によく見られる螺旋の一種です。
【自然界における対数螺旋】
対数螺旋は、自然界のさまざまなところで観察され、多くの人が美しいと感じる構造となっています
具体的な「対数螺旋構造」を挙げてみると・・・
・歴史上、初めて渦巻銀河と確認された銀河―M51は対数螺旋構造
・台風(熱帯/寒帯低気圧)は対数螺旋構造となっています。
・オウムガイの殻はきれいな対数螺旋構造
・牛や羊の角、象の牙など、硬化する部位で、本体の成長に伴って次第に大きい部分を追加することで成長するような生物の器官において、対数螺旋が観察されます。
・隼が獲物に近付くとき、対数螺旋を描いて飛行する。その理由は、獲物を一定の角度で視認するためと考えられます。
・蜂が花に向かって飛ぶ軌跡も対数螺旋に近いとされています。
【参考】対数螺旋
現在は、太陽活動の極小期(黒点が少ない時期)であり、日本における過去の大地震(M8.0~9.9)の約8割、大噴火の約8割はこの太陽活動の極小期(約2年)に集中しています。
この太陽の黒点数は約11年周期で増減を繰り返しています。リンク
そこで、最近気になっているのが、インドネシアとトンガで大噴火が起きているということです。
【2021年12月6日 インドネシア ジャワ島 スメル山 噴火】
【2021年12月14日 インドネシア ジャワ島 地震 M7.3】
【2022年1月18日 トンガ フンガトンガ・フンガハーパイ(海底火山) 噴火】
なんと、11年前にはジャワ島で噴火が起き、その後、東日本大震災が起こっています。
【2010年10月29日 インドネシア ジャワ島 ムラピ山 噴火 死者322人以上】
【2011年3月11日 東日本大震災 M9.0】
火山活動と地震の関係を説明しきれないプレートテクトニクス論ではなく、角田史雄氏が提唱する「熱移送説」(リンク)によれば、
地震の原因は「熱エネルギーの伝達」であり、その大本のエネルギーは、地球の地核から高温の熱の通り道に沿って地球の表層に運ばれ、表層を移動する先々で火山や地震の活動を起こします。熱エネルギーが伝わると熱のたまり場では噴火が起き、地盤に問題がある地点では地震が発生するということです。
熱エネルギーは、南太平洋(ニュージーランドからソロモン諸島にかけての海域)あたりで地球の表層に上がってきて、PJルート(インドネシアからフィリピンに向かい台湾を経由して九州へ)とMJルート(フィリピンから伊豆諸島を経由して首都圏へ)という2つのルートで日本に到達する。
この事象の考察として、
太陽活動が縮小すると磁場や磁気が弱まり、太陽系の外側からくる銀河宇宙線に対する地球のシールド機能が弱くなります。
そうなると、地球に到達する銀河宇宙線量が増え、その電圧差によってマグマ内部の電気が放電します。
その放電がマグマ内部のガスを発砲させ、特に二酸化ケイ素を多く含む粘り気の多いマグマは大爆発を起こすのではないでしょうか。
いずれにしても、南太平洋で大規模な噴火や地震が相次いでおり、そのマグマ通り(火山帯)の延長に位置する日本はかなり危険な状態であると考えられます。今から大地震の備えはしておきたいです。
画像は『ナゾロジー』様からお借りしました。
素粒子物理学は、量子論にクォークという素粒子が登場するが、発表時期には誰も観測したことなかった。観測事実としては、1960年代に、ある原子核とある原子核を高速(≒光速)で衝突させると、そこからグルーオン(糊という意味)というまったく秩序のない原子核より小さな粒子の“軌跡”が続々と発見された。
その数は、60種類にも及び、その分かり難い観測映像から、素粒子の振る舞いを説明できる仮説(観念)を創りだし対象を理解しようとした。そして、おびただしい数の無秩序なグルーオンに手を焼いた科学者が、まったく観念上で、3種類異なる性格をもつクォークというモデルを仮定した結果、それらに法則性を与えることが出来た(と思った)。
つまり、クォーク自体が現象事実を統合できるだろう観念上の、ひとつの論理モデルであり、実際の観測結果ではない。しかし、その他の観測事実とも整合していれば、仮説も事実として認識される。これは、科学や認識の基本構造である。
しかし、素粒子物理学の理論から観念上で導き出された、超対称性理論は現在のところ机上の計算から数学的に導き出される事象の域を出ていないと評価されている。それは、関連する事実がほとんど発見されてないからだ。
チャクラや経穴に代表されるように、生命は何かしらの波動エネルギーを享受していると考えられます。
これまでの追求で、エネルギー授受の媒体となっているのは体内の構造水=プラズマであり、プラズマ自身がDNAと同じ螺旋構造を形成し、その情報を伝達する力があることが分かってきています。
>体内の構造水=プラズマは「無機的な生命」として分裂や分岐、進化をしている
そこで今回は、自然の摂理にも通じる螺旋構造を、プラズマはどのようにして形成しているのか、について調査しました。
調査の中で見えてきたのは、プラズマは、
イオンと電子が互いに影響し合うことで、エネルギーを放出しながら螺旋構造を維持し続けている
ということです。
核融合によるエネルギー創出の世界でもプラズマは注目されており「トカマク方式核融合炉」では、磁力線に螺旋状に巻きつくプラズマの特性(ラーマ―運動)を利用して、ドーナツ状の磁力にプラズマを閉じ込める手法を取っています。
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以下、「HPCI」引用
■プラズマ中で起こる乱流の物理的なメカニズムをシミュレーションで解き明かす
(前略)
【プラズマ乱流とは?】
磁場でプラズマを閉じ込められるのはどうしてでしょうか。プラズマ中のイオンと電子は電荷をもっているので、(図3)のように磁力線の周りを旋回しながら進みます。この原理により、プラズマをドーナツ型の磁場の中に閉じ込めることができるのです。しかし、このプラズマにはもともと不安定性が伴っていることが、理論研究からわかっています。プラズマの中心(ドーナツの断面の円の中心)は高温・高密度ですが、周囲は低温・低密度です。曲がった磁場に沿ってイオンや電子が動くと遠心力(ドーナツ断面の円の中心から外に向かう力)が加わるため、ちょうど高密度の液体を低密度の液体の上に置いたときに重力によって垂れ下がり、指の形のようなパターンをつくりながら2つの液体が入り交じっていくのと同じように、中心と周囲のプラズマは磁力線を横切りながら、次第に入り交じっていきます。
「入り交じり」による流れが徐々に強くなると、流れが乱れ始め、「乱流」状態になります。このとき、イオンや電子が旋回しながら磁力線とは異なる方向に進みます。
「イオンと電子の乱流を別々に計算したこれまでの研究では、イオンの乱流も電子の乱流も同程度に起こっているという結果でしたが、私たちのシミュレーションでは、最初に生まれた電子の乱流が、次第にイオンの乱流に打ち消されていくことがわかりました(図5)。この意外とも言える結果は、イオンと電子を同時にシミュレーションしたからこそ得られたものです」。
さらに、前山さんたちは、このときに様々なサイズの乱流渦の間で起こるエネルギーのやりとりを詳しく解析しました。その結果、電子のつくる小さな渦が、イオンのつくる大きな渦によって引きちぎられることで電子の乱流が抑えられていることがわかりました。大が小を打ち負かすことが、シミュレーションと理論研究で確かめられたのです。
(中略)
続いて前山さんたちは、プラズマの周辺部を対象として、マルチスケールシミュレーションを行いました。この領域ではマイクロティアリングモード(MTM)と呼ばれる不安定性が乱流を発生させることが知られています。「MTMはイオンの乱流と同程度のスケールで、微細なシート状の電流によって磁力線のつなぎ替えを引き起こすため、つなぎ替えられた磁力線に沿ってプラズマの入り交じりが生じます。シート状の電流はきっと電子の乱流の影響を受けるだろうと考え、MTMと電子の乱流の同時計算に取りかかりました」と前山さん。
「京」を使って計算した結果、小さいもの(電子の乱流)が大きいもの(MTM)を抑えるという、前回とは逆の結果が得られました(図6)。前山さんたちは、前回と同様に、この結果をもたらした物理現象も詳しく解析し、電子の乱流により電流が乱され、MTM特有のシート状電流構造を維持できなくなることを明らかにしました。
(後略)
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螺旋構造となったプラズマは、螺旋の遠心力でイオンと電子が乱流を起こします。その際に核融合のエネルギーを外に持ち出しますが、それぞれの乱流は、プラズマの中心と周辺部で性質は違いながらも相互に打ち消し合って共振していく関係にあることが分かりました。
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以下、「東北大学 大学院理学研究科 地球物理学専攻 研究内容」引用(https://www.gp.tohoku.ac.jp/research/topics/20211022203213.html)
■理論とシミュレーションで解き明かす宇宙プラズマの乱流加熱
(前略)
乱流の重要な性質の一つがプラズマを加熱することです。乱流の中には大小様々な渦がありますが、大きい渦はシステムが持つ自由エネルギー(例えば重力ポテンシャル)によって作られます。そして大きい渦が小さい渦にどんどん分裂していき、最終的に粒子の熱エネルギーへと変化します。すなわち乱流は大きいスケールに存在する自由エネルギーをミクロな熱エネルギーへと変える”変換器”として働きます。このため、宇宙空間の中でプラズマがどれだけ高温になれるかは、乱流というエネルギー変換器の性能によって決まっていると考えることができるわけです。
しかし先程述べたように、乱流の挙動は複雑であり、エネルギー変換としてどのような性質を持っているか謎に包まれています。特に「乱流がプラズマ中のイオンと電子のどちらをより加熱するか?」という問題は宇宙物理学において数十年以上未解決の大問題で、現在も世界中で競って研究が行われています。
具体例としては、人工衛星観測から太陽から吹き出る太陽風においてイオンが電子より高温になっていることが分かっています。もっと遠い天体に目を向けると、ブラックホールの周りを回っているプラズマの流れである降着円盤においてもイオンが電子より高温になることがしばしばあると考えられています。この2つの例のいずれにおいても乱流がイオンを選択的に加熱しているのではないか、という予測がされています。
(後略)
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プラズマは熱エネルギーを生む変換器と言われており、その中心的な存在としてイオンが挙げられています。
HPCIのシミュレーションから考察すると、イオンの乱流が支配的になるのは螺旋構造のプラズマの中心部になります。
おさらいになりますが、磁力さえあれば、プラズマは螺旋構造を形成します。さらに螺旋構造で生まれるイオンと電子の乱流は熱エネルギーを生み出す変換器とされています。
これらから、プラズマこそが、螺旋構造を通じて生命に生きるエネルギーを与えているのではないでしょうか。
イオンと電子の乱流が相互に影響し合って秩序化されていくように、乱流こそが螺旋の秩序化に貢献していると考えることもできそうです。
太陽の周囲には、コロナと呼ばれるプラズマの大気が存在しています。これは太陽表面から離れた、外側の大気ですが、太陽の強い磁場に拘束されて、閉じ込められた状態になっています。しかし、太陽の表面で「フレア」と呼ばれる爆発噴火が起こったとき、この磁場の一部が解かれて、閉じ込められていたコロナの一部が宇宙空間へ放出されます。
これをコロナ質量放出といい、このとき有害な放射線とともに10億トン近い太陽物質が時速数百万キロという速度で周辺の惑星まで飛んできます。これが地球を直撃した場合、人工衛星だけでなく、地表の電子機器や送電網、通信インフラにまで壊滅的な打撃を受けることになります。これは「太陽嵐」としても知られている大災害です。
図版はここから引用させて頂きます。
このように、【太陽から発生する電磁波が地球に影響を与える】のです。
★★★しかも大きな影響の可能性があるのです。★★★
『巨大地震は太陽の黒点が少ない時期ほど頻度が高い』仙人掌さん
『太陽活動の極小期(11年前)に起きたジャワ島の噴火と東日本大震災。現在(2021年12月)起こっているジャワ島の噴火・地震との関係性』仙人掌さん
>太陽活動が縮小すると磁場や磁気が弱まり、太陽系の外側からくる銀河宇宙線に対する地球のシールド機能が弱くなる。地球内部まで浸透する強い銀河宇宙線(電磁波)によりマグマが発熱・流動し、噴火や大地震へと至る。
この記事のように、宇宙からの影響(電磁波)が地球の大地震を引き起こしている可能性もあるのです。
★★★また、これらを示唆するような現象事実もあります。★★★
【自然災害の予知シリーズ】8~地震に伴い電離層は擾乱する。それによりVLF電波の伝搬異常が起こる~
>世界の地震予知の先端は、地震に伴う地球上の電磁気的影響を観測することが試みられています。
>第1弾は、地震の前兆に起こる地圏内の電磁気現象を観測する手法として、ギリシャで実績を上げている「地電流ノイズを観測する手法(VAN)」
>第2弾は、電離層の反射を利用して電波を送信する、日常のテレビやFM放送で使用される「VHF電波送信の乱れを観測する手法」
>電離層の反射を利用して電波を送信する、オメガ無線航行に使用される「VLF電波送信の乱れを観測する手法」
これらを読むと【電磁気と地震の繋がり⇒地震予知】の関係がわかります。その関係を元に【宇宙の電磁波が地球へ与える影響(例えば地震)】の構造を解明することが可能になりそうです。また、宇宙の電磁波=巨大太陽フレアの発生が予測出来れば、大地震の予知も可能になる可能性が出てきます。
今回は、「宇宙の電磁波=巨大太陽フレアの発生予測」についての関連記事がありました。この太陽からの電磁波=巨大太陽フレアを発生位置まで含め高い精度予想する物理モデルが開発されたという記事です。この予想モデルが開発されたら、巨大地震の予測含め、宇宙の動きを解明できる可能性も出てきそうです。(『ナゾロジー』さん引用させていただきます)
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■■■巨大太陽フレア■■■()
太陽フレアは太陽表面で磁場によって蓄積されていた膨大なエネルギーが爆発を伴って開放される現象です。これが発生すると、電波波長からガンマ線波長に至るまでさまざまな電磁放射が急激に増加します。同時に大量の高エネルギー粒子(宇宙放射線)や磁場を伴った巨大なプラズマ(荷電粒子)も宇宙空間に放出され、場合によっては地球へ降り注ぐのです。これは宇宙で活動する宇宙飛行士を被爆させ、軌道上の人工衛星を損傷させ、地上ではGPS機能が利用できなくなったり、停電、通信障害など社会生活の基盤を破壊する災害を広範囲に起こします。
こういったものは宇宙天気現象と呼ばれています。
1989年に起きた太陽フレアによる磁気嵐では、カナダのケベック州一帯が停電するという被害が起こっています。
記録上もっとも大きな被害を地球に及ぼした太陽フレアは、「1859年の太陽嵐」または「キャリントン・イベント」と呼ばれるもので、このとき世界中の空でオーロラが観測され、アメリカでは普及途中だった電信用の鉄塔が火花を上げて、電報用紙が燃えるなど火災まで発生したと伝えられています。
同規模の太陽フレアは、実は2003年と2012年にも観測されていますが、このときは運良く磁気嵐(フレアで発生したプラズマや放射線)は地球を直撃せず、地上に大きな被害はありませんでした。
しかし、そんなラッキーがいつまでも続くとは限りません。宇宙天気現象の被害を最小限に食い止めるためには、太陽フレアの発生を事前に予測する精度の高い宇宙天気予報が必要になるのです。しかし、太陽フレアの発生メカニズムは十分に解明されておらず、これまでの予測は過去の黒点のデータなどを参考に経験的に予測するしかありませんでした。
■■■新たな太陽フレアの予測モデル■■■
今回の研究グループは、太陽フレアの予測に、過去のデータから統計的な予測をするという方法を一切やめてしまいました。ではどのように予測するかというと、研究グループは太陽表面の磁場の不安定性に目を向けたのです。太陽の表面は非常に複雑な磁場に覆われていて、磁力線でできた巨大な毛糸だまのような状態です。太陽フレアはこの磁場の中にエネルギーが蓄積されていて、磁場が不安定になり磁力線の繋ぎ変えが起きたとき発生しています。研究グループは、この磁力の不安定性の物理モデルを構築することで、太陽フレア発生を決定する新しいパラメータを導き出したのです。
そして、NASAの過去の観測データなどから、過去10年間の巨大太陽フレアの発生した7つの活動領域と、巨大フレアを起こさなかった198の活動領域を解析した結果、どのような条件が満たせば巨大フレアが発生するかを、この物理モデルから特定しました。
このモデルを使うと、どの地点でどれほどのエネルギーが開放されるかを事前に計算することができ、太陽フレアの発生位置と規模を推定することが可能になります。
フレアは雪山で起きる雪崩に似ていると言います。雪崩は何日もかけて少しずつ降り積もった雪が一気に崩れ落ちてくる現象です。太陽フレアも同様に何日もかけて磁場の中に少しずつ蓄えられたエネルギーが一気に崩れて放出される現象だと言えます。
(引用終わりです。)
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次回は、地震と電磁波の事実関係を押さえていきます。
螺旋波面を持つ光渦(ひかりうず)は、人工的に作り出すことが出来るが、自然界でも円軌道を描く電子からの放射過程である、電子サイクロトロン放射として研究されている。これらは特に,プラズマ・核融合の分野において、プラズマ閉じ込め,加熱,計測において中心的役割を果たしてきた。
また、光渦のような螺旋状の電磁波は、宇宙と生命を繋ぐ重要な要素である可能性が高く、それは、『生命を形創る秩序化の電磁波』として以下の記事で想定している。
☆『宇宙との関係で読み解く地球の自然現象~プラズマ宇宙論発ならば、DNAが二重螺旋構造であることの理由にさえ迫れるのではないかという期待感さえ持つ!』
☆『生命現象は分散と統合が織りなす動的平衡であり、それは螺旋運動でもある』
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スミルノフ物理学①~物理学(宇宙論)と生物学(生命の誕生・進化)が繋がってくる
スミルノフ物理学②~生命誕生を実現するのが負の透磁率空間であり、海(水)は負の透磁率空間となっているという事実がある
スミルノフ物理学③~導かれる重要事項:原子核として一つにまとまるのはS極系の力が優勢となるから
スミルノフ物理学④~導かれる重要事項:核の無害化も可能となる
今回はスミルノフ物理学の第5弾として、「太陽」と「地球」に迫っていきます。
〇スミルノフ物理学から導かれる太陽
太陽の内部には、自転軸の周りに負の誘電率・透磁率の円筒状空間が存在し、そこにS極磁気単極子をとN極磁気単極子が常駐し、中心付近の温度は高温ではない。
【参考】太陽に関する常識が大きく覆りつつある~太陽の中心部は固体かつ温度がそれほど高くない可能性さえある~
太陽の北極から外部に出てきた負の質量のS極単極磁力子が集まって温度が低い黒点を形成し、南極から外部に出てきた正の質量のN極磁気単極子が温度の高い輝点を形成する。黒点・輝点から出たS極及びN極磁気単極子は正の世界で合体して、プラズマを発生させ太陽風となる。
<太陽の黒点>
従来理論(ビックバン宇宙論)では、太陽表面が数千度であるのに対して、はるか離れた周辺コロナが数百万度と高温なのは謎とされているが、キーは「磁気」。