2007-07-28

温かくなっているのは地球大気か、都市気候か

気象庁のHPよりhttp://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/index_temp.html
下のグラフが地球温暖化の基礎的なグラフです
an_wld1.gif
はっきり気温は上がっている。
でも、その算出方法は?

1880~2000年までは,米国海洋大気庁気候データセンター(NCDC)が世界の気候変動の監視に供するために整備したGHCN(Global Historical Climatology Network)データを主に使用し,使用地点数は年により異なりますが,約300~3900地点です。2001年以降については,気象庁に入電した月気候気象通報(CLIMAT報)のデータを使用し,使用地点数は1000~1300です。
注:世界の観測所については、都市化による昇温を考慮して除いていません

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  投稿者 hihi | 2007-07-28 | Posted in G01.二酸化炭素による温暖化って本当?4 Comments » 

EUバブルって何?

「京都議定書に向けた主張2」でEUの主張を扱いましたが、なぜ、EUはひとつの単位にまとまることが出来たのでしょうか?

EUは様々な国内事情を抱えており、温室効果ガスの削減目標もそれぞれ異なっています。1990年を基準にした2012年までの削減目標値は最高でルクセンブルクの30%減であり、最低はポルトガルの40%増でした。
それぞれが、国内事情に配慮し、域内の経済不均衡を極力縮めて通過統合をやりとげたいとする政治的かつ経済的思惑が見え隠れしています。
※そもそも、削減目標の減は分かりますが、増っておかしいですよね…。これこそが排出権(排出枠)取引の策略としか思えません。

京都議定書に向けた主張では、EUは域内の複数の国をひとくくりにし、一つの単位として取り扱うことを主張し、域内では15%の削減を実行するというものである。と同時に、域外に対してもの15%の削減を求めていきました。

この削減目標の設定において、EU域内には差別化を認める一方で域外に対しては一律削減を求めるアプローチのことをEUバブルと言います。

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  投稿者 yoriya | 2007-07-23 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題No Comments » 

京都議定書に向けた主張3(先進国の場合~その2~)

「京都議定書に向けた主張2」のEU、日本の主張に引き続き、アメリカの主張を見てみたいと思います。

■アメリカの主張
アメリカ、EU、日本という三極の中で最も低い削減案を最も遅く(京都会議の約1月前に)出してきました。その内容は、1990年を基準年にして、2008年から2012年の間に0%削減、つまり、温室効果ガスを1990年レベルに抑えるというものでした。

そして、一貫して主張していたのが二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出権取引制度や、先進国と開発途上国での温室効果ガスに対する共同実施などの創設でした。

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  投稿者 yoriya | 2007-07-22 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題No Comments » 

京都議定書に向けた主張2(先進国の場合~その1~)

前回は開発途上国の主張を見てきましたが、では、先進国ではどうだったのでしょうか?

■先進国の範疇(後述の「先進国の定義」参照のこと)
「気候変動に関する国際連合枠組条約」における先進国とは、同条約の採択された1992年当時の日本やアメリカなどを含むOECD諸国24カ国と、ロシア・東ヨーロッパなどの市場経済移行諸国11カ国の計35カ国を指しています。(但し、国家だけでなく欧州連合(EU)も含まれます)

また、枠組条約の採択後、ロシアなどでは国家の分裂や連合国家化の動きがあったことから、京都議定書(1997年)においては、39カ国が先進国の扱いとなり、温室効果ガスの削減目標値を設定され、排出削減義務を負っています。

では、主要先進国の主張をみてみたいと思います。

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  投稿者 yoriya | 2007-07-22 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題5 Comments » 

京都議定書に向けた主張1(開発途上国の場合)

随分前になりましたが、「環境」が市場に上場?で述べた通り、京都会議への各国の取組姿勢・主張をみていきたいと思います。

「先進国は産業革命以来、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスを大量に排出し続けており、まず、先進国が責任を持って温室効果ガスの削減に取り組むべきである。温室効果ガスを排出し続け、経済の近代化に成功し、豊かな生活を享受しておきながら、地球の温暖化が音大となるや否や、その防止に開発途上国まで駆り出すのは虫が良すぎる」というのが共通の考え方のようです。

しかし、これらには小島諸国連合と産油国のように相反する利害を持つ国家群が含まれるため、共通の考え方があるにせよ、その主張には若干の違いもあるようです。

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  投稿者 yoriya | 2007-07-21 | Posted in G.市場に絡めとられる環境問題7 Comments » 

廻ってないけどリサイクル・・・核燃料サイクル

温室効果ガス で温暖化⇒原子力で解決 、の図式が当然のことのように原子力発電の推進が国際的にも進行中。その際、燃料がリサイクルできる が大きなメリットとして喧伝 されています。
しかし、ペットボトル始め、およそ今叫ばれている個々の物品のリサイクルはそれ自体浪費でしかなかったり、リサイクルを言い訳に過剰消費に繋がっていたりと、碌な事はありません。原子力はどうなんでしょう?
「核燃料サイクル」 という言葉を聞いたことがあると思います。原発の使用済み燃料の一部から使える部分を再処理し、再び燃料として利用する仕組みを表します。
燃料に中性子をぶつけて起こす核分裂の熱を利用して発電を行なう原発では、ウランを燃料にします。
燃料として有効なウラン235(核分裂しやすい)は、ウラン鉱石から分離したウラン元素に0.7%しか含まれず、 大半はウラン238(核分裂し難い)です。ウラン2353~5%になるまで濃縮 して燃料に用います。
3~4年使用した燃料には、ウラン238が95%核分裂生成物(死の灰)3% 、分裂しきらなかったウラン235が1%ウラン238が中性子を吸収して生成されるプルトニウム239が1%含まれます。
この新たに生まれた天然には無い プルトニウムは核分裂するので、残ったウラン235と共に再利用しようというのが下図の核燃料サイクルです。
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図版:原子力安全・保安院HPより引用
しかし、これを見てふーん、なるほどと納得していてはいけません。
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  投稿者 basha | 2007-07-12 | Posted in F02.代替エネルギーってどうなの?21 Comments » 

身体の自然環境を考える②~平均体温編~

低体温 が原因で 
肩こり 🙁 生理不順 不妊 🙁 睡眠障害 鬱 🙁  そして、癌 になる恐れがある!
そして、日本人の平均体温は36.6℃35.5℃ですでに低体温・・・一℃の差はおっきいということがわかりました。
(身体の自然循環を考える①~肌荒れ、生理不順、ダイエット失敗・・・女性の方々原因はここに~より
そこで疑問が
日本人以外の人の体温って ・・・同じなの 高いの 低いの
他の動物の体温ってどうなってるの
続きは
いつも応援ありがとうございます

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  投稿者 kado | 2007-07-10 | Posted in M01.身体の自然環境22 Comments » 

温室効果ガスってどんなもの?


前回レイチェル・カーソン氏の「沈黙の春」と遺伝子組み換えの関係を取り上げ、その続きを探索しようと思いましたが、最近ここでも取り上げられている地球温暖化問題 に入り込んでしまいました。

せっかくなんで、気になったことをおさえたいと思います。

地球温暖化の原因とされ槍玉に挙がっているのは、二酸化炭素(CO2)を中心にした温室効果ガス

この悪の権化のようなガスの分かったつもりできちんと押さえていなかった問題構造を改めて整理してみました。

え~?そんなん分かってるよおーと言わずにひとまず下をポチっ としていただいて、一緒に行ってみましょう!

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  投稿者 goqu | 2007-07-07 | Posted in G01.二酸化炭素による温暖化って本当?6 Comments » 

添加物の功罪~味覚の混乱~

ベストセラー「食品の裏側」で、日本人の味覚が失われてゆく危険が述べられています。

 安部氏は講演で・・一品で二百種近くの添加物を使っている弁当やサラダなど、加工食品の現状を紹介。味覚の鈍化については「五百ミリリットルに糖分を五十グラム入れたジュースは甘すぎて飲めないが、さっぱり感を出す酸味料や炭酸、香料、色素を加えると平気になる」と説明した。
 またうまみ調味料を多用するカップ麺(めん)やスナック菓子は塩分も多くなり、ほかの食物も塩気が濃くないと満足しなくなると述べた。
(神戸新聞)

 
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確かに、我々世代から見れば、こんな不味い食い物を何で美味しそうに食べるんだ?と思わせる場面があります。
でも、私の世代も、魚肉ソーセージや、グルタミン酸ナトリウムには違和感が無いんですよね。
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  投稿者 hihi | 2007-07-06 | Posted in N02.食品衛生規格・添加物って何?10 Comments » 

産業界に厳しく、消費者に甘い温暖化対策

京都議定書に基づく温暖化対策は現状どこまで実現されているのか?
日本の現状について調べてみました。
議定書では、日本の温室効果ガス削減目標として、1990年比、6%削減が義務付けされましたが、現状では、下図のように総排出量は減るどころか増え続けている。
これを見ると、目標は本当に実現可能なのか?不可能に近いのではないか、と思えるような現状である。これだけ温暖化対策が騒がれていながら、効果が出ていないのは何でだろう?
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図はhttp://www.glass-fiber.net/kankyo/kankyo2.htmlより引用
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  投稿者 simasan | 2007-07-01 | Posted in H.利便・快美性に呼応する市場の危険性6 Comments »