2018-01-02
黒潮大蛇行にみる自然の摂理
今年もまた火山活動や季節外れの台風等で、自然災害の多い一年であったが、ここ最近になかったのが黒潮蛇行だ。大気の動きにおいて偏西風蛇行が、近年の異常気象に大きな影響を与えていることはよく知られてきたが、今年は海洋世界においても海流の蛇行がみられたのだ。そしてこの黒潮大蛇行によって今年の冬は豪雪となる可能性があるので注意が必要だ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nyomurayo/20171201-00078685/
「ドル基軸の崩壊」と「ベーシックインカム」の潮流は、環境破壊の原因である市場拡大を抑止するか
あけましておめでとうございます。
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昨年も様々な事があり、時代の急激な変化を感じます。
そのなかでも注目しているのが、①ドル基軸通貨の崩壊、②ベーシックインカム。
アメリカは、ドル基軸通貨体制によって自国以外の国を金融植民地として支配してきましたが、その結果、現在、世界の外貨準備の6割程度が米ドルで保有されています。そのドル崩壊が迫っています。
ドル基軸によるアメリカ覇権に対し、ロシアと中国という大国が反ドルのタッグを組み、ドル本位制を切り崩そうとしているのです。
ロシアは、プーチンが2003年に金貸しが支配する新興財閥からロシア経済の主導権を取り戻し、2014年には「ユーラシア経済連合」を立ち上げました。
中国は、2001年に「上海協力機構」を立ち上げ、2005年に胡錦濤が国家中央軍事委員会主席・党総書記・国家主席の三権を獲得して金貸しと関係が深い江沢民の院政を排しました。そして、習近平が2013年に「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」を立ち上げ、アジア開発銀行に対抗しようとしています。
さらに、BRICSが、2014年に独自の資本金をもつ「BRICS新開発銀行」を新設し、IMFと世界銀行に対抗しようとしています。
ここにメルコスール(南米共同市場:南米諸国の関税同盟)も合流しつつあります。
この動きのうえに、世界最大の原油生産国であるサウジアラビアの動向が慌しくなっています。
1932年に建国されたサウジアラビアは、中東そしてOPECにおいて最もアメリカ従属国です。そのサウジアラビアにおいて、アメリカ従属の王族が一気に排除されだしました。
サウジアラビアが反米→反ドルに立ち、人民元を原油決済通貨として受け入れるようなことにでもなれば、ドルが基軸通貨の位置から転落する動きは一気に加速します。
この動きは、アメリカの債務不履行→ドル崩壊に備え、ドルで保有している外貨準備高を他の通貨に分散しようとする動きですが、本質は、‘71ニクソン・ショックを口実にブレトンウッズ体制(金本位制)を崩壊させ中央銀行による不換紙幣ドルの発行という、実体のない騙し経済の終焉を意味します。
そしてそれは、反金貸し・民族派の反旗であり、十字軍以降の約1000年間の金貸し支配からの脱却です。
貧困が消滅した現在、自分のための豊かさ実現の活力が喪失し、「地域を守る、社会を守る」、「社会の役に立ちたい」、「人々の期待に応えたい」という新たな活力源の潮流が顕在化しています。
「ベーシックインカム」は、この潮流を後押しすることが期待できます。
脱・金融市場として、不換紙幣ドルから実体(金)に裏付けられた経済システムへの転換。
更にその先の新たな社会への導きとして、ベーシックインカムの潮流があるような感覚があります。
これまでの私有を前提にした働き方・生き方から、「人々の期待に応える」ことを活力源にする新たな働き方・生き方への転換。
また、人々の期待に沿って「必要か否か」の判断が洗練されてゆくことで、環境破壊の行過ぎた市場主義から自然に同化した生産への転換。
以下、リンクより引用