原子力産業の再編:国際金融資本家たちによる『原子力市場』の刈り取りが始まってきた
人々の「より便利で快適な生活=より豊かな生活」を求める意識を背景にして、石油が発見されてからの1900年頃以降、急激な右肩上がりで石油の消費量は増大してきました。
そしてそれに比例して、様々な環境問題も発生してきました。
※画像は「Pathfinder Physics Team」より引用させて頂きました
しかし、昨年からエネルギー事情が大きく変動してきています。
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ご存知のように、昨年から急激に原油価格の上昇が続いています。
2007年初めには、1バレル50ドル台だった価格が、最近では90ドルを超える状態で、2倍の100ドルに届きそうなぐらい高騰しています。
天然ガスも北海のガス田の生産がピークを過ぎていることもあいまって、石油と同じように高騰しています。
※画像は「資源の価格推移(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)」より引用させて頂きました
地球温暖化の問題に、この石油・天然ガス高騰もあいまって、化石燃料以外のエネルギーの模索が急速に進められています。
しかし、バイオやソーラーなど代替エネルギーはあまりに量が少なすぎます。
また、水素やメタンハイドレなど新エネルギーも、技術的にもエントロピー的にも市場的にもまだまだ可能性は薄い状況です。
そこで登場するのが、『原子力』です。
昨今の環境問題といえば地球温暖化といわれる地球温暖化問題が強力に後押しして、発電時にCO2が排出しないという宣伝のもと、各国とも原子力が推進されようとしています。
特に、中国、アジア諸国、イランで原子力発電所の新設ラッシュが計画されています。
原子爆弾の唯一の被爆国で原子力に対するアレルギーの強い日本でさえ、地球温暖化の洗脳で原子力に対する抵抗が薄まり、日本政府は、地球温暖化対策に貢献するものとして、今年3月のエネルギー基本計画の改訂で原子力利用推進を積極的に支援することをうたい、世界の中でも進んで原子力を推進しようとしています。
このような情勢を見越していた(予定通り?)かのように、原子力発電の燃料となるウランの価格が高騰しています
参考:基礎からの原子力 第3回 ウラン資源は寡占状態
一方、原子力産業も、日本のメーカーを中心として原子炉メーカーの再編も進んでいます。
東芝+米ウェスティングハウス(WH)
日立+米ゼネラル・エレクトリック(GE)
三菱重工+仏アレバ
世界の原子力産業は現在、この3グループに集約されてきています。
画像は「ECOマネージメント」より引用させて頂きました
国際金融資本家たちは、「地球温暖化の原因はCO2」という観念支配を世界でほぼ完成させたので、仕上げとして、これから原子力市場で儲ける段階に入ったようです。
それにしてもなぜ、日本のメーカーが中心になって原子力メーカーが再編されてきているのか?
また、なぜ、アジア圏そしてアメリカで原子力発電所の新設ラッシュが大きく計画されているのか?
詳細に『原子力市場』の構造を早急に解明していかなければならない状況です。
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コメント13件
poke | 2008.06.14 22:58
現代人がビタミンCの取りすぎだったなんで知りませんでした~!しかも、取りすぎは良くないとは!!ビタミンの取りすぎは健康によくないなんで話は聞いたことないです~ショック(><)ビタミン無添加食品を探すのも大変そうだし!
通行人 | 2008.06.14 23:28
>多くの動物はビタミンCを体内で精製できますが、ヒト・サル・モルモット・高等な鳥類は精製できません。
高等な鳥類も体内でビタミンCを生成できない。知りませんでした。
ところで、人は体内でビタミンCを生成できない宿命に対し、どのように適応してきたのでしょうか。
夏から秋にかけては、野菜や果物が沢山あるので、普通に食べていれば大丈夫そうですね。
でも、冬の季節になると野菜がなくなる。温帯地域、寒帯地域それぞれ、どんな工夫、知恵があるのか気になります。
kaz-tana | 2008.06.15 14:29
やまとさんコメントありがとうございます。
市場が作り上げた健康ブーム、ビタミン神話に私たちが踊らされていたのが実情のようだと思います。
実際に壊血病の発症などはあまり聞きませんしね。
日常的にバランスの取れた食事に留意していれば、ことさらサプリメントなどに頼らなくても十分なんだと思います。
kaz-tana | 2008.06.15 14:43
pokeさんコメントありがとうございます。
ビタミンに限らず何でも取り過ぎが体に良くないのは共通するように思います。
ましてやビタミンは酸化防止剤としてしてあらゆる食品・飲料に添加されていることを考えると、ことさら補助食品やサプリメントなどで追加摂取する必要はない様に考えています。
kaz-tana | 2008.06.15 17:57
通行人さんコメントありがとうございます。
>でも、冬の季節になると野菜がなくなる。温帯地域、寒帯地域それぞれ、どんな工夫、知恵があるのか気になります。
確かに冬の季節になると食糧が少なくなりますね。私も詳しい内容まではわかりませんが、あらゆる状況下において適合し、生存・進化してきた過程を考えると、食糧の貯蔵とかも含めて何らかの対処をしてきたのでしょうね。
また調べてみます。
匿名 | 2008.06.16 16:02
以前、別のエントリーにもコメントしたのですが、私はサプリメントの取りすぎで、腎臓結石になったことがあります(あくまで推測ですが、それ以外に考えられない。)
ある物質単体をとりだして、「~~は体にいい」といえるはずはなく、「過ぎたるは及ばざるが如し」。全くその通りです。
カヲル | 2008.06.16 20:47
小生も、酸化防止剤としての役目を果たした、
ビタミンCの末路が気になっていました。
例えば、錆びないと云われているステンレス鋼も、
錆びた鉄を密着させていると、“道連れ”で錆びてしまいます。
kaz-tana | 2008.06.17 21:33
コメントありがとうございます。
>私はサプリメントの取りすぎで、腎臓結石になったことがあります(あくまで推測ですが、それ以外に考えられない。)
大変でしたね。お大事に。サプリメントについては健康ブーム以降、コンビニから深夜放送まであちこちに氾濫していますよね。コマーシャルでは体にいいことばかりが目につきますが、本来は普段の食生活の中で補えればそれに超したことはないですね。栄養も単体ではなく、バランスですね。
kaz-tana | 2008.06.17 22:00
カヲルさんコメントありがとうございます。
過剰に摂取されたビタミンCが今度は他の物質を酸化させることがありえるとは私も驚きでした。
やはり過剰というのは、何に対してもいいことはなさそうですね。
カヲルさんが御自身のブログでも仰られているとおり、
「必要な栄養素は、普段の食事だけで摂取したいものです」とはそのとおりですね。
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普段私たちが口にしている食品のなかには、数多くの食品添加物が含まれており、なかには私たちがよく理解しないままに摂取しているものもあります。食品添加…
かな | 2011.10.06 2:24
面白いお話ありがとうございました。私もネイチャーのそれは気になります。でも
http://www.kenkoukeepers.com/text/Vita_C2.html
には、500mg摂取しても通常の1.6倍にしか体内では増えないらしくて、そんなので害がでたというのは間違いと考えるという風潮になってきているみたいに書かれています(>_
には、500mg摂取しても通常の1.6倍にしか体内では増えないらしくて、そんなので害がでたというのは間違いと考えるという風潮になってきているみたいに書かれています(>_<)
2008年と今では違うのかな
やまと | 2008.06.14 22:52
極端に偏ってなければ普通の食生活でも十分なんだけど、簡単に合成できるし、ほぼ人畜無害なビタミンCは大量に売りさばくにもってこいの商品だったから、「ビタミンCをちゃんと取らなければ、がんとか壊血病とかになるよ~」「美容と健康の秘訣はビタミンC!」などと喧伝して、大儲けしている人たちがいるんだなぁ。
だからといって過剰摂取するとそりゃよくないですね。
やっぱり「過ぎたるは及ばざるが如し」という考え方の方が良さそうです。ビタミンもミネラルも一番の対応は、体に必要な最低量だけを摂ることですね。それも毎日同じ量を摂る必要はなくて、平均的にその必要量が取れればいい。
あまり健康健康と考えすぎないことが肝要なんだと思います。