2006-09-26

現在の自然エネルギー利用技術に可能性はあるのか?

太陽光発電、風力発電、海洋温度差発電・・・、石油に代わるエネルギーとして期待される自然エネルギー利用って、すごい技術革新だと思ってませんか?
実は大きな勘違いなのです。
「勘違い?!」って、おもわずビックリしちゃった人は、ぜひ、ポチっとしてください

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『環境問題を考える』より
***********<引用>***********
自然エネルギーという、どこにでもあるが、拡散したエネルギーを、工業的に利用できる、高度なエネルギーにするためには、多くの仕事と資源を投入することが必要になる。更に、制御不能な時間的不安定性を持つ自然エネルギーを利用するためには巨大なバッファ装置が必要になる。多くの人々は、自然エネルギーを利用できるようにするために投入されるこれらの工業的エネルギー(=石油エネルギー)鉱物資源見落としている。
>エネルギー技術において、利用するエネルギーと捕捉手段が決まれば、最大効率、つまり技術の上限は既に定まってしまう。工業的な技術の改良とは、その系内で発生するエントロピーを減らすことによって、如何に理想効率に近づけるということである。いかなる技術開発を行っても、理想効率を上回ることは有り得ないことを理解しなければならない。個別技術の評価に埋没することによって、全体像を見失っているのが現状である。
*********<引用終り>*********
つまり、現在の自然エネルギー利用技術はとてつもなく非効率なのに、私たちは、その非効率性を捨象して、発電効率云々といった個別技術のみに可能性を感じているということ。
落ち着いて冷静に考えると、限りある資源を無駄遣いしているだけに過ぎないという現実が見えてきます[:ぐす:]。
技術だけでは解決できない領域に突入していることを認識せねばなりませんね。
(このサイトでは、各自然エネルギー技術のエネルギーコストも算出しているので、興味のある方は一度じっくりと見て下さい。by磯貝朋広 😀 )

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