【原発関連情報】着々と進行する「TPP参加」「消費増税」「原発再稼動」
画像はこちらからお借りしました。
21世紀の日米修好通商条約とも言うべきTPPへの参加が表明され、日本経済(→国民生活)は搾取対象として確実にロックオンされた状況ですが、さらにその先には民意を無視した“原発再稼働”が画策されているようです。
「TPP交渉」への参加表明にて、その正体が売国宰相であることがスッカリばれてしまった安倍晋三であるが、「TPP参加」にて国内世論が二分されているドサクサに紛れて着実に進められているのが「原発再稼動」である。
もうお忘れの方も多いやも知れないが、以下の毎日新聞記事にあるように、安倍晋三は2月28日の国会における施政方針演説にて「原子力規制委の判断にて”安全”が確認された原発は再稼働する」と明言しているのである。
その中で安倍首相は「新たな”安全文化”を創り上げる」などと眠たい話をしているが、現実は「新たな”安全神話”を創り上げる」の間違いであろうことは賢明な皆さんならもうお気づきのことであろう。
即ち、”詭弁”を弄して原発の再稼動に漕ぎつける算段だということである。
原発立地地域の「活断層問題」については、「原発の安全性の判断を司る」とされている原子力規制委が東通原発や敦賀原発2号機の直下に「活断層」があると明確に指摘しているにも拘らず、そんな指摘などお構いないに東北電力や関西電力がこれに異議を唱え、気がつけば問題が棚上げにされ、有耶無耶にされているのである。
一体何のための「3条委員会」たる原子力規制委かという話である。
これは以下の「週刊大衆」記事にて指摘されているように「安倍政権が原発再稼動を容認するまでの時間稼ぎ」とみて間違いないであろう。
そしてもう一点、個人的に最も注目しているのが、以下のイランラジオ記事にて報じられている、フランス・アレバ社関係者による「2013年に日本国内の6基の原子炉を再稼動させる可能性がある」との発言である。
この発言が意味するところは、世界の原子力政策を牽引している米仏の原発推進勢力の中で、「今年中での日本国内の原発再稼動」が”規定路線””決定事項”となっているということである。
その傀儡たるニッポンの安倍政権は、その決定を忠実に履行するよう求められているに違いないであろうことは想像に難くない話である。
即ち、言うことを聞かなければ、安倍晋三以下、アメポチ閣僚どもは”命の恫喝”を受けるということであり、それ故、今後、死に物狂いで「原発再稼動」に邁進するであろうということである。
昨晩、福島第1原発にてネズミ一匹のせいで大規模な停電事故が発生し、1、3、4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが停止するという、原発の”脆弱性”を露呈する事故があったが、「こんな事故に水を差されては大変」とばかりに大手マスゴミ総動員で同事故は矮小化され、やがて「事故そのものが無かったも同然」とされることであろう。
(実際の原因は、ネズミ一匹などではなく、もっと重大な欠陥が隠蔽されていることであろう)
まったくの私見であるが、TPPが一区切り(?)ついて息つく暇もなく、今月中か来月早々には「原発再稼動」の動きが目に見えて活発になることであろう。
宗主国アメリカ様の要求する「TPP参加」「消費増税」「原発再稼動」の”3点セット”の実現は、民主党政権であれ、自民党政権であれ、何も変わらないのが実情であるが、我々国民からみれば、良くも悪くもグダグダでこれらが遅々として進まなかった民主党政権時より、(作られた)圧倒的支持率を背景とした現自民党政権下の方がより”危険度”が増していると認識することが肝要であろう。
兎にも角にも、”3点セット”の最後の課題である「原発再稼動」に向けた政府・官僚・経団連・マスコミら対米従属売国奴による壮大なキャンペーンが間もなく開始されることであろう。
ヤレヤレである。
安倍”売国”政権の総仕上げ 「TPP参加」の次に目論む「原発再稼動」
<暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~>より
(転載開始)
◆安倍-甘利が目論む「原発再稼動」の悪夢
「週刊大衆」(3月11日号)
○アマリにも酷い!
東日本大震災から、まもなく2年。世論調査では相変わらず「やがては原発廃止」が7割近くを占めているが、安倍内閣はソ~ッと原発再稼動に動き始めた。
しかも電力会社各社は、再稼動に都合の悪い事実をひた隠しにしている。2月初めに発覚したのが、昨年2月、東電の「国会事故調査委員会への検査妨害」だ。
「事故調の立ち入り調査の目的は、福島第一原発の非常用復水器の故障原因の究明でした。非常用復水器は、全電源が落ちても自動的に原子炉を冷やす、いわば最後の安全装置。もし、故障原因が津波ではなく地震なら、全国の原発の耐震基準を大幅に上げねばならないわけです」(事故調関係者)
これに対し、東電の担当者は、「建屋内は真っ暗、道を間違えると放射線量が高い区域に入ってしまう。案内できない」と調査を断念させた。
ところが、「実際は建屋内には水銀灯が煌々と点いていて、作業員が仕事をしていた。なんのことはない、悪質な調査妨害がまんまと成功したんです」(前同)
「事実隠し」はまだある。
全国の原発再稼動の条件として、原発立地地域の「活断層問題」がある。地震で活断層がずれれば、原発は崩壊する。原子力規制委員会は青森にある東北電力の東通原発直下の活断層の危険性を指摘しているが、肝心の東北電力が詳細なデータを出さないのである。
しかも、東北電力の梅田赳夫副社長は記者会見で、「活断層を否定するデータを集める」と開き直った。
こうした電力会社の態度について、野党ベテラン議員は、「安倍政権が原発容認するまでの時間稼ぎ」と酷評し、こう続ける。
「なかでも電力会社が頼りにしているのが、甘利明特命大臣の存在です。甘利氏は根っからの原発推進論者。2年前に福島原発事故が起きて、世論の批判が盛り上がったときに、自民党に原発推進の会を作った。そして、その会長就任の会見で、”我々は市民活動家じゃない”と宣言しました。つまり、経済財政担当大臣就任は”安倍さんの再稼動シフト”だったんです」
このままでは、原発再稼動と新設は時間の問題だ。
◆仏原子力大手アレバ社、「日本で原子炉6基の再稼動の可能性あり」
2013/03/05(火曜) 20:30 イランラジオ
フランス原子力大手アレバ社が、日本で原子炉6基を再稼動させる可能性があるとしました。
ロイター通信の報道によりますと、アレバ社のウルセル最高経営責任者は4日月曜、「アレバ社は、安全基準を遵守した上で、2013年に6基の原子炉を再稼動させる可能性がある」と語ったということです。
この報道によりますと、日本の全ての原発の再稼動には、まだ数年はかかる見通しだということです。
ウルセル最高経営責任者はこれについて、「今年中に、日本の原発全体の3分の2が再稼動することになり、停止されたままとなるのは残りの3分の1程度だろう」と述べました。
この報告から、日本企業が原発の早期運転再開を希望しているものの、日本の原発の安全責任を負っている当局は福島原発事故と類似した事故の再発防止のため、さらに安全措置を徹底させようとしていることが分かっています。
◆<施政方針演説>「安全確認された原発は再稼働」安倍首相
毎日新聞 2月28日(木)13時45分配信
安倍晋三首相は28日午後の衆院本会議で、第2次安倍内閣発足後初めての施政方針演説を行った。首相は「原子力規制委員会の下で、新たな安全文化を創り上げ、安全が確認された原発は再稼働する」と明言。「原発の再稼働は、原子力規制委の専門的知見の判断による」との自公連立政権合意から一歩踏み込んだ。
~後略~
アメリカの核戦略に日本も組み込まれており、「原発再稼動」はその戦略上欠かせないため、「TPP参加」「消費増税」はもちろんのこと、「原発再稼動」もアメリカからの要求で押し進められている可能性は極めて高いと思われます。
【参考】
【原発関連情報】日本の原発開発はアメリカの核戦略に規定されている!?
しかし、放射能汚染事故から2年が経った現在も、福島原発は全く収束の見通しが立っていません。それどころか、更に大惨事が発生する危険性すらあります。
先の3/18(月)19時頃に福島第一原子力発電所で発生した大規模な停電について、海外(ロシア)報道では、「メルトダウン寸前かつ事故後3時間は発表を伏せられた」と報じられています。
ロシアの報道記事には「25人の専門家を派遣し、30時間を費やして修復作業を終了。事故は3時間伏せられ、メルトダウン一歩手前だった。」と書かれています。
そういえば、停電が発生したのは7時くらいでしたのに、報道の第一報が入ってきたのは9時とか10時でしたね。あの時は情報収集に追われて気が付きませんでしたが、確かに停電から数時間が経過して報道というのは遅すぎます。
ロシア報道:福島原発の停電は危機的な状況だった!停電の原因は2号機と関係している?
<正しい情報を探すブログ>より
国民そっちのけで、政・官・メディアが一丸となって原発再稼働へ邁進しているようですが、そもそも原発の安全性は創作神話、必要性はなしであったことが明らかになってきています。
【参考】
原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性7~安全性を置き去りにした“安全神話”
【原発関連情報】そもそも原発が止まっても”停電”も”電力不足”も起きない
今必要なのは、なし崩し的な原発再稼働を画策したり、それを見逃したりすることではなく、福島原発事故の今後の影響も含めた実態を明らかにし、収束に向けて全力を尽くすこと、そして、自然の摂理から逸脱することの危険性を自覚し、本気で自然の摂理を学ぶ(同化する)ことだと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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