環境問題から地球メカニズムへ(1)温暖化しているのは事実なのだが…
ヒヒさんが『温かくなっているのは地球大気か、都市気候か』で「世界の年平均気温平年差」を紹介されていましたが、それに続けてみたいと思います。
温暖化というと地球全体が温暖化しているような印象を持ちますが、温暖化している場所は都市部に集中しているというのが、『温かくなっているのは地球大気か、都市気候か』で述べられていますが、日本ではどのようになっているのでしょうか?
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日本の平均気温(東京などの気象観測所17地点での観測)は、この100年間でおよそ1℃上昇しましたが、一方、東京では3℃も上昇しています。
■日本の平均気温(大都市除く) | ■東京の平均気温 |
出典:Newton 2007年8月号 |
都市部での急激な気温上昇はヒートアイランド現象と呼ばれ、①木や緑地が減り、水分蒸発量が減少 ②人口の集中で車やエアコンの排熱量が増加 ③高層建築物による風の流れの変化 などが原因だと考えられます。
つまり、機能集約や便利で快適な生活を求めた結果、そこで排出される熱がヒートアイランドの主因であることは確かなようです。
このことや『温かくなっているのは地球大気か、都市気候か』で述べられている内容からは、
人間の営みが、少なくとも広範囲で温暖化させているのは間違いないでしょう。
と、思えてくるのは必然なように思います。
本ブログでもsimasanさんが『温暖化は都市化によるヒートアイランド現象か?』や『都市化と温暖化のメカニズム』で紹介されていますので、参考にしてください。
温暖化しているのは事実であるようですが、実際に、温暖化には人の営み(産業革命以降のCO2増加)の影響は大きいのでしょうか?
『環境問題から地球メカニズムへ(2)』に続きます
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コメント6件
長谷 | 2007.09.27 23:53
なるほど。熱中症も、暑過ぎる夏だけが原因ではなく、人間側の調節機能の低下も同じように原因なのですね。
加えて、熱中症になる前に、これはヤバイと感じて回避する機能まで、衰えているのではないでしょうか。
コバヤシ | 2007.09.28 9:09
>くぼあきさん
コメント有難うございます。
ほんと、汗というかヒトの機能は本当に優れています。特に今回はナトリウムの再吸収というのは驚きでした!
1㍑の汗と言われても、一気にかくわけではないので、確かに気付かないものですね。
コバヤシ | 2007.09.28 9:47
>長谷さん
コメント有難うございます。
確かに汗腺機能は持っているわけでなので、脳からは危機を察知して「汗を出せ、出せ」と指令を送っているのでしょう。
しかしそれが上手く働かないわけですから、そうなると、もはや意識して観念化して対処(例えばちょっと頭がボーっとしたらすぐに涼しいところへ逃げるなど)するしかなさそうですね。
う~んカラダの機能低下はやはり頭の機能低下につながっていそうです。
K.h | 2007.10.02 1:01
ブログ内容とは直接関係ありませんが、
blog ranking ポチッとクリックしても反映されてませんよ。
健康の最新情報 | 2008.05.11 2:52
大気汚染から身を守る方法
大気汚染から身を守るための方法として防塵マスクの着用などを考えるかもしれません。
しかし、その前にまず日本の大気汚染の歴史を考えてみましょう。
…
くぼあき | 2007.09.26 20:09
ふむぅ~汗って、こんなに大切な働きをしていたんですね☆
それにしても、1日最低でも一㍑の汗をかいてたとは、、おどろきです!!(@0@)!!