2007-08-11
環境問題から地球メカニズムへ(3)
環境問題から地球メカニズムへ(2)解明段階の地球のメカニズムで過去60年間における気温の変動が紹介されていますが、CO2濃度とメタン濃度が過去どのように推移してきたかも押さえてみたいと思います。
現在は約200年前に始まった氷河期の中にあり、氷河期の中でも比較的温暖な間氷期といわれる時期にあります。この気温変動のグラフにCO2濃度とメタン濃度を重ね合わせたグラフが以下になります。
出典:気象庁
このグラフのように気温変動とCO2濃度、メタン濃度の変動はほとんど同じ変動を繰り返します。この時代は人間活動が行なわれていませんので自然状態といえます。自然状態でのグラフと合わせて考えると、約200万年前からのCO2濃度の変動周期は気温の変動周期に後追いする形で連動していることが解ります。(逆に言えばCO2濃度が増加しても気温が下がるということを示しています。)
太古の昔からCO2濃度の変化が気温変動によって引き起こされてきたとするならば、現在の温暖化現象を考えた時、まずは何故気温が上昇しているのかを考えるのが始まりのように思います。
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