2008-02-17

地球の気温はどうやって測るか?

simasanです
みなさんご存知だと思いますが、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、世界中から数千人の専門家を集め、最新の知見に基づき温暖化に関する報告書をまとめています。
下のグラフは、そのIPCCが地球温暖化を説明する時に最もよく出てくる気温データです。
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グラフはhttp://www.grida.no/climate/ipcc_tar/wg1/fig2-20.htmより引用
これはマン(1999)およびジョーンズ(1999)、ブリッファ(2000) による西暦1000年以降の年平均気温の変化を復元したデータで、2001年の第3次報告書で採用されているものです。
1990年以降の気温の変化は、偶然このような変化が現れる確立は1%で、99%の確率で人為的要因による変化である と言われ、これが地球温暖化の定説となっています。
では、これらの地球の温度はどうやって測り、どのような根拠に基づき、99%の確率で人為的変化だと断定したのでしょうか?
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1.最近100年間の気温はどうやって測定してきたか?
1,880~現在までの温度データの出所や測定方法については、当ブログでもヒヒさんが、「温かくなっているのは地球大気か、都市気候か」で、また、るいネットというサイトでは鈴木さんが、「気象庁が気象観測のデータベースを変更したことの意味は?」で、米澤さんが「地球温暖化における地球温度の測定方法」などで書かれています。
これらによれば、気温を人間がちゃんと温度計で測り始めたのは、1,880年頃からです。調べてみると、温度計は、日本の気象庁では1,993年に自動観測機の普及に伴い1,886年以来使われてきた百葉箱は廃止されています。
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ところが、自動化が進んでいるのは先進国に偏り、世界の殆どのところではまだ原始的な百葉箱が使用されている ようです。日本でも、小中学校などで百葉箱を設置している所が多いようですが、老朽化が進むにつれて維持管理が難しくなっていき、撤廃されつつあります。
実際のところ、百葉箱の問題は放っておくと白いペンキが剥がれ、そうすると太陽の反射が減るので気温が高めに出てきてしまう。さらに、開発が進むと風通しが悪くなり、データとして使えない のですが、むしろ、管理万全と想像する方が難しいのではないでしょうか?
先ほどIPCCのグラフで登場したジョーンズが使っている地上気温データですが、下のグラフから分かるように、1,900年以前はデータが少なくデータの振れ幅が1℃、1900年以降でも0.5度近く振れ幅がある ことが分かります。
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2.気温データはどこが管理し、どれだけデータが揃っているか?
これら世界中の気温の測定値を、データベースとして登録しているのがGHCN(Global Historical Climatology Network)です。登録されている現在の観測所の分布は約6,000地点。ところが、100年以上の記録があるのは10%位で、アメリカとヨーロッパが中心です。砂漠とか森林、旧共産圏のデータが少なく、海は入っていません。
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3.海のデータはどうなっているか?
海は、古くからブイや船で測定されていたようですが、最初に登場したジョーンズのグラフ(IPCC3次報告書で採用)は、これらのデータをまとめて作っています。
また、海上気温を測るのが本来だと思うが、海面水温しかデータがないので、しかたなしに代用できるようにしたのでしょうか? データの不確実性はここにもある。
しかし、1,980年以降は、衛星を使った海上気温モニターができるようになりました。衛星は酸素分子が出す電波の強さを測定するので、水蒸気や雲に邪魔されないという利点があるようです。ところが、このデータが発表された当時、衛星は徐々に落下していくのでデータはあてにならない、ということが学者の間で問題となり、現在でも採用されていない。ちなみに当時、これを問題としたのはアメリカ副大統領ゴアの関係者らしい。
ちなみに、衛星データと地上データを比較したのが下のグラフであるが、特に1990年以降の偏差が大きい。これだけで0.2℃の差がある。 そんなに衛星データは信用できないものなんだろうか?百葉箱の方が信用できるということか?疑問だらけである。
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4.これらのことから何が言えるか?
現在、気温の測定技術は進歩してきてはいるが、ここ100年の傾向を示すデータとしては1,980年以前のデータはあまりにも少なく、(IPCCは都市部のヒートアイランドの影響は除外、さらに気温データの怪しい箇所は除外していると言っているが)先進国に偏りがある、断定するには偏差が大きすぎる などの疑問は明らかだが、これをもって
これらの観測地点から得られたデータから、平均の地球表層の気温は20世紀の間に0.6±0.2℃上昇したことを示す。 もっとも信頼できる見積もりによると、地球表層気温変化は19世紀後半以降に0.6℃の上昇、95%信頼区間で0.4から0.8℃上昇した。
とIPCCは結論付けているが、いったいどこに客観性があるのだろうか?普通の技術者ならこの程度のデータで断定はしないと思います。
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2007/06/000144.html#more
でyoriyaさんが「IPCC」の実態は科学者組織ではなく、まさに「政治的組織」という見方が正しいように思います。
と言われるように、温暖化は政治的に演出された、と考えざるを得ません、みなさんどうでしょうか!
また、ここ百年の気温変化が異常かどうかは、千年単位のデータがある程度客観性を持っている必要があると思います。これについては引き続いて調べていこうと思っています。
温度データについては、「地球温暖化」埋まってきたジグソーパズル(伊藤公紀著「日本評論社」)より引用させて頂きました。

List    投稿者 simasan | 2008-02-17 | Posted in G01.二酸化炭素による温暖化って本当?11 Comments » 

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コメント11件

 さんぽ☆ | 2008.07.18 18:05

日本は水が潤沢なので大丈夫~♪なんて思っていたのですが、これを読んで危機感を覚えました!
水資源の市場化が知らないところで進んでいる。。。
石油に続き、このままでは大きな利権争い等に発展しそうな問題ですね。
この壮大な「『水資源』の危機!!シリーズ」で勉強していこうと思います!
続き楽しみにしています♪

 megu | 2008.07.18 21:07

水資源の市場化、
知らなかった、では済まされない問題ですね(><)
>水を資源そして市場の商品として見るということの意識は薄い。
その通りです・・・(^^;)
私も勉強させていただきます☆m(_ _)m

 mame | 2008.07.18 21:43

水については職業上でも大切なことなのでいつも考えています。
本編楽しみにしています。
http://pub.ne.jp/takarakinoko/?daily_id=20080709

 春風 | 2008.07.19 3:22

目次を見て、すごく楽しみになりました!
身近に当たり前にある(と思ってしまっている)存在だけに、「何が問題なの~?」って、正直実感が湧いてないです・・・。
なので、ちゃんと問題を捉えて対策を考える為にも私もシリーズ投稿で勉強していきます!

 あさおか | 2008.07.19 15:22

さんぽさん、コメントありがとうございます♪
>水資源の市場化が知らないところで進んでいる。。。>
もはや行き先のなくなってきた投機市場が、石油から食糧そして生命の根幹である水までに手を出そうとしている。
さすがに水はマズイです。
だからこそ、今みんなで追及し事実の共認域を広げていく必要があります。
一緒に追求していきましょう(力こぶ!)

 あさおか | 2008.07.19 17:37

meguさん、コメントありがとうございます♪
>>水を資源そして市場の商品として見るということの意識は薄い。>
その通りです・・・(^^;)>
自然と深く同化してきた日本人の本源性は最大の可能性です。
でもそこに市場派はつけ込んできています。(エコ商品などは典型ですね)
だから一緒に事実を追求していきましょう。

 あさおか | 2008.07.19 17:41

mameさん、コメントありがとうございます♪
水に関わるお仕事に携わっているのですね。
是非、仕事を通じた貴重な意見を待っています。
mameさんのブログにもお邪魔させていただきますのでよろしくお願いします(^^)

 あさおか | 2008.07.19 17:48

春風さん、コメントありがうございます♪
水は身近で当たり前に存在していますが、世界では多くの国が国際河川を共有して水問題を抱えています。
日本は水が潤沢だからといって、世界の状況を無視できないですよね。
それに、これから日本にも市場の圧力がかかってくる恐れもあります。
だから、当事者として一緒に勉強していきましょう!!

 y.suzuki | 2008.07.19 19:56

確かに、河川流域スケールでみると、もともとの雑木と杉植林の山では保水力が変化しているという事実があります。つまり、雨が降って一気に流出するのと、地下水として浸透しつつ、川へ再度湧いて出てくるのとでは、シーズを通して利用できる水量がことなりますよね。
 かつて、緑のダムで扱ったので、参考にしてください。

 あさおか | 2008.07.23 22:58

y.suzukiさん、コメントありがとうございます♪
仰るとおり、自然の摂理を超えた開発そして都市化は、水の保水機能を減少させています。
これからその根本原因を追求していきますので、応援よろしくお願いします。
あと、「緑のダム」は参考にさせていただきます。
ありがとうございます。

 ぱやぱや | 2008.07.24 11:58

この先水資源の危機がどうなっていくのかドキドキします。当たり前のものが実は当たり前ではない危機に晒されている現状を、知っていると知っていないとでは全くこの先の自分が違ってくると思います。続きを楽しみにしています!

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