2007-08-18

プレートテクトニクス・大陸が移動する(その1)

地球の億年単位のメカニズムとして、大陸が移動するという学説は、20世紀になって登場し、20世紀後半に確立した。

大陸が動いた結果、盛り上がった部分が、巨大な山脈になり、地殻の歪みとその解消が、地震となる。
大陸移動という仮説によって、造山運動や地震メカニズムが論理的に解明された。

まずは、世界の地震分布図(第1図)
plate01.GIF
図の引用先:THE地震展
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世界の地震分布を見ると、次のような特徴がある。日本列島、千島列島、北アメリカ大陸の西海岸、南アメリカ大陸の同じく西海岸と太平洋をぐるりと巡っている。次いで、スマトラ・マレー半島沖から、ヒマラヤ山脈を通り、イラン・トルコを抜け、ギリシャにつながる地震地帯がある。

世界の地震帯の線は、地球のプレート(巨大な岩盤)の境界線を示している。(参考第2図)
日本の地震関係でお馴染みの太平洋プレート、ユーラシアプレートなど確認できます。
plate02.JPG
図の引用先:地震情報サイト
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地球が、巨大なプレートで構成され、そのプレートが移動する。プレートの上にのっている大陸も同時に移動するという発見は、20世紀の地球科学における最大の発見である。

まずは、「大陸移動説」の登場。

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  投稿者 leonrosa | 2007-08-18 | Posted in D01.地球史1 Comment »