雷は、宇宙と地球を繋ぐ連鎖放電現象
画像はこちらからお借りしました
1.地震や気象などを高精度で予測できる可能性を秘めた、宇宙と地球を繋ぐ連鎖放電現象としての雷
地球上の自然現象である、地球の自転・地震・気象や、さらには生物の生態までと、電磁力を中心とした宇宙とのつながりの関係で考えることで初めて、それらを貫く法則を読み取ることが出来る。
その中でも、雷の発生するメカニズムを追求することで電磁エネルギーの流れが鮮明になり、地球の自然現象を読み解く基礎認識になる可能性が極めて高い。それは、雷は宇宙と地球を繋ぐ連鎖放電現象であると捉えることが出来るからである。
現在では雷の観測結果から、雷雲の電荷分布、雷雲内の温度分布、落雷の種類とルートなどは概ねわかっている。しかし、仮説はあるがそのメカニズムはよくわかっていない。例えば、今までの論理では、上昇気流による雷雲の形成という1点からの分析なので、負府落ちる説明になってない。
その原因は、理論の元になったデータがベンジャミンフランクリン以来の地球上からのものがほとんどだった時代のもので、1900年台後半からの探査衛星等の観測データが大量に入手できるようになったもの、まだ反映されているとは言えず、ようやく宇宙の中の地球という視点での本格的追求がまだ始まったばかりだからだ。
その中でも、矛盾だらけの現代の宇宙論に変わって登場した、プラズマ宇宙論や電気的宇宙論、磁気単極子理論などの、現象事実との整合度の高い論理からの追求と、宇宙と地球を繋ぐ連鎖放電現象の分析とは親近性が高く、その法則を読みとれる可能性が高い。そして、それは地震や気象などの現象をもっと精度よく予測できるようになる可能性を秘めている。
2.人工衛星での観測を含めた雷の現象。
①雷は全地球で1秒間に40回から50回発生する。
世界では年間14億回以上の落雷が発生しており、世界中で1秒間に40-50回の落雷が発生している計算になる。直近では地球温暖化などを背景に世界の落雷数は増加傾向にあり、2019年の世界の落雷数(雲パルス含む)は23.5億回となっている。
☆世界で最も落雷数が多いのは南米大陸
ベネズエラのマラカイボ付近では、1平方キロあたり年100回の雷が発生する。このように、雷は極めてありふれた現象で、地球上で人間がその感覚器官で捉えられるのが、その内、極少数であることが人工衛星の観測で判明した。
☆落雷の多いサイト(Hotspot)数のトップ500で見るとアフリカ大陸が最多となっている。
1位 アフリカ283箇所
2位 アジア 87箇所
3位 南米 67箇所
3位 北米 53箇所
4位 オセアニア10箇所
② 地表と高度90Kmの宇宙と大気圏の電位差は50万ボルト。
画像はこちらからお借りしました
地表付近では、高さ1Mあたり100Vの電位差があり、高度が上がるにつれて電位差は減少し、高度90Kmでは30万ボルトから50万ボルトの電圧がある事。家庭で使う電気が100Vなので、電圧だけを比較しても、3000~5000倍もの差がある。
その高さは、ジェット機は高度10Km以下、高度10Kmから50Kmが成層圏、高度50Kmから100Kmは半分宇宙空間で宇宙の渚と呼ばれ、オーロラは発生する場所。400Km付近は国際宇宙ステーションがある高さで宇宙の入り口になる。
普段は意識することが少ないが、このような大きな電位差の影響の中に地球の自然現象は支配されている。
③地表から雷雲への雷放電も存在する。
雷が発生するのは雷雲の中の高度10km程度で、これが一般的には地表に雷を落とすが、反対に地表から雷雲への雷放電も存在する。その上、同じ高さで、雷雲の中で横向きに放電するものもある。
④雷雲から上方に向かい、100Kmの半宇宙空間まで届く巨大な雷がある。
画像はこちらからお借りしました
雷雲から上方に向かい、成層圏や100Kmの半宇宙空間まで届くものもある。その長さは80Kmに及ぶものまであり、雷雲から地表に落ちる距離の8倍にも及ぶ。
これらは、それをパイロットが目撃して都市伝説のような扱いになったが、人工衛星により初めて観測され、今ではその画像もたくさん出ている。つまり、太古から地球と宇宙の境界では、膨大な数の放電現象があり、現在も続いていることになる。
⑤雷は南極大陸では発生しない、台風も南半球では発生しない。
雷は、北極に発生しても南極大陸上では発生していないこと、が人工衛星の観測によってわかっている。それに関連して、台風等は北半球だけで起こり南半球には発生しない。これについては、佐野博士が磁気単極子理論により、N極とS極の磁気特性の違をから、その現象を説明している。
これは、台風等の原因もあくまでも電磁力がその源泉にあるという理論だ。これにより、重い鉄の車が、竜巻で上空まで運ばれると分析している。これらの内容からすると、地表での観測結果だけから、地球の自然現象を説明すること自体が、宇宙を貫く大きな電磁力を捨象した論理ということになる。
☆これらのことを踏まえて、宇宙と地球を繋ぐ連鎖放電現象という視点で雷現象を追求していきたい。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2022/05/6393.html/trackback