2022-02-03

トンガ沖の過去最大級の海底火山噴火 異常な頻度の落雷は何を意味するか?

今年の1月16日に起きたトンガ沖海底火山。津波は日本だけでなく、アメリカやカナダ西海岸にも1mを超えた津波が到達したそうです。この海底火山が日本含め世界にどんな影響を与えるのか?

(この図の引用先(有難う御座います))

(この写真の引用先(有難う御座います))

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『「トンガ火山噴火」は「ピナトゥボ山噴火」未満。ただしトンガ諸島はスーパーホットブルームの真上に位置し海底火山噴火が2009年から継続』 (麻丘さん

>トンガ諸島は、地底からマグマが直接出ている「スーパーホットブルーム」の真上に位置し、マグマ活動により火山噴火しやすい場所。
今回のトンガ諸島で起きた大規模火山噴火は突然ではなく、2009年から継続しており、2015年からその頻度が多くなっている中で起こった。

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今回のトンガの火山噴火は、突発的なものでなく継続しておきている。それが、スーパーホットプルームの上昇を引き起こしている。ではその引き金は何か?

参考になりそうな記事がありました。単に、地球規模で考えるのではなく、【宇宙からの電磁力が地球に影響を与えている】という視点です。

 

『ジャワ島の噴火・地震とトンガの噴火から見る日本の大地震の危険性』仙人掌

>この事象の考察として、
太陽活動が縮小すると磁場や磁気が弱まり、太陽系の外側からくる銀河宇宙線に対する地球のシールド機能が弱くなります。
そうなると、地球に到達する銀河宇宙線量が増え、その電圧差によってマグマ内部の電気が放電します。その放電がマグマ内部のガスを発砲させ、特に二酸化ケイ素を多く含む粘り気の多いマグマは大爆発を起こすのではないでしょうか。

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宇宙と地殻に電圧差を作れば、放電によってマグマ内部が大爆発を起こす?そんなことが起きるのか?起こっているのか?

 

●●●トンガ火山噴火、何が起きたのか、1秒間に100回の雷●●●

■強力な火山が集まる場所

フンガトンガ・フンガハアパイは、南太平洋の火山密集エリアに位置している。周辺の火山は、波の上に顔を出しているものも、海底にあるものも含めて、激しい噴火を起こしやすい傾向にある。過去には、噴出物が都市ほどの大きさに広がったり、火山がそれ自体を吹き飛ばしてすぐに新しい島が形成されたりといった事例もあった。これほど多くの火山がひしめいているのは、太平洋プレートがオーストラリアのプレートの下に継続的に潜り込んでいるためだ。プレートがマントルの超高温の岩石の中に潜っていくと、プレート内部にあった水分が分離する。その水分の働きによってマントルが溶けることで、ガスを含んだマグマが大量に生成されて、爆発的な噴火を起こす条件が整う。

(途中略)

2021年12月19日に再び噴火を始めたときには、何度か爆発を繰り返し、高さ16キロの噴煙が立ち上ったが、「異常な様子は何も見られなかった」と、英ブリストル大学の火山学者サム・ミッチェル氏は言う。それからの数週間で、火山からは、島の広さを50%拡大させるほどの溶岩がたっぷりと噴出した。やがて新年を迎えるころには、火山は落ち着きを取り戻したかのように見えた。しかし先週、事態は一変した。

■大噴火

火山活動が激しさを増し、噴煙からは大量の雷が発生するようになっていった。火山から雷が発生するのは、噴煙中の灰の粒子がお互いに、あるいは大気中の氷とぶつかって電荷を発生させるためだ。 トンガの噴火による雷は、当初からヴァイサラ社のグローバル雷検知ネットワークによって検知されていた。最初の2週間は、1日に数百~数千の雷が記録されることもあったが、これはとりたてて異常なことではない。ところが14日から15日にかけては、火山によって発生する放電が数万回に及び、ある時点では1時間で20万回を記録した。2018年に起こったインドネシアの火山島アナククラカタウの噴火で見られた放電が1週間程度で34万回だったことを考えれば、この数の凄まじさがわかるだろう。 「自分の見ている数字が信じられませんでした」とバガスキー氏は言う。「火山では普通はあり得ない、とんでもない数字です。あの夜、地球上であれほどの電気を帯びた場所はほかにありませんでした」。今回の噴火では、なぜ記録的な数の放電が生じたのだろうか。水があると雷が発生する確率は高くなると、米ニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所で火山の音響を研究するキャサリン・マッキー氏は言う。マグマの中にとらわれた水が激しく熱せられて気化し、マグマが何百万個もの小さな破片となって吹き飛ばされる。その粒子が細かく、数が多いほど、より多くの雷が発生する。

ドイツ、ミュンヘン・ルートヴィヒマクシミリアン大学の実験火山学者コラード・チマレリ氏によると、水蒸気はまた、噴火の熱によってまたたく間に気温の低い大気の高層にまで運ばれ、そこで氷になる。これによりさらに多くの粒子が供給され、雷の発生につながる。ただし、現時点ではまだ、今回の噴火がこれほどの雷を発生させた理由を断言することはできない。

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これらを踏まえて、以下の仮説が立てれそうです。

【1】宇宙からの太陽エネルギー=電磁波(電磁力)が、複雑な地層に影響を与え地震や火山を引き起こした。その結果、高温の気化した空気の影響で落雷が起きた。

①地震は、地盤間のくっ付く力=摩擦力が水の影響でズレやすくなるとも言われています。そのため、電磁波が水分に影響を与え(温度を上場させ)地震を引き起こした。

②電磁波がマグマの中の成分(水分では?)に影響を与え、マグマが発砲し噴火そして地震を引き起こした。

【2】宇宙からの太陽エネルギー=電磁波(電磁力)が、地殻との間で放電現象=落雷を引き起こした。それがキッカケで地震、噴火を引き起こした。

いずれにせよ、電磁波と地震と落雷とは関係がありそうです。調べてみると、1995年の阪神大震災の前年、神戸市では雷が多発し、観測史上3番めの数字を記録したということもあるそうです。今回はここまでです。今後も追求してきます。

List    投稿者 hirosige | 2022-02-03 | Posted in D03.地震No Comments » 

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