2007-11-11

地震ってなんだろう?(3)~「美しい=バランスが命!」~

みなさん、こんにちわ!。
お久しぶりです、EGISIと申します 。 😮
前回登場した自然の摂理でゆれを考えるというキーワードを本に今回はそれをさらに追及して、自然界の生物がどのように成り立っているか(バランスをとっているか)を考えてみたいと思います。
その前にいつものポチッとお願いします。
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前回も紹介しましたが、自然界を学ぶということは、建築構造の基礎(潜在思念・インスピーレーション≒バランス感覚)を養うことにつながります。これは先人達の偉業からも実証済みですね。 🙄
そこで改めて植物の世界に注目してその構造を見てみると、実に面白く感心することがたくさんあるんです。これらは専門的に技術を学んだ立場の人間からみても、今までの様々な法則や理論にピッタリ当てはまるところがあるんです。今回は、植物 の構造を力学的に見てみましょう!。
①植物の適応ってなに?
植物が自然界から受ける荷重(重みですね)には、自身の重みのほかに風や、雨などの一般的なものと、その他の昆虫や鳥の飛来、その他のものとの接触や絡まりなど特殊なものがあります。さらには、植物は動物と異なり自ら移動することが出来ないので、環境条件によって温度や湿度の影響を受けます。
これらの外力の作用に対して、植物はその形態や内部組織、生殖システムを最適化して進化してきました。
○定常荷重に対して 
力のバランスを考えた場合、花の形は最もバランスの取れた構造の典型例です。(だからみんな美しいと感じる普遍構造があるのかな?。)
それはなんでかというと、花は時間が短い一時的なものであり、植物の構造に数珠繋ぎ的に接続されているため、花だけを独立的に考えることできるためです。
花の形には、軸を対称にしたものや周期対称などの様々な対称性が存在します。多くの花はいずれかの対象性を持っており、これは花の開く方向と関係し、上や下を向いて咲く花(コスモスやバラ等)は四方八方に対称でなければならないので軸対称か二軸対称,周期対称になり,横を向いて咲く花(ひまわり等)は鉛直方向に一つの対称面を持つ一軸対称になります。
よって,上や下を向いて咲く花は,形に拘束が多くなって比較的単純な形になるけども,横を向いて咲く花は,様々な種類に富んだ形になるんですね
(んー、本当に面白いですね!)
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○非定常荷重に対して
事実として、不確定な荷重の対して生ずる挙動に対応するためにはできるだけその形態をシンプルにし、対称形に近づけるのが一番の可能性です。だから植物の花や葉っぱはそのようになっており、みな一様に対照的に成長していくのです。
前回紹介した柔構造と剛構造の視点をちょっと思い出してください。
しだれ柳や細長い葉などは柔構造で荷重をかわしています。このような植物は柔構造により荷重の入力を分散するとともに、内部に対するひずみを小さくしています。
また、剛構造としては木の実など、様々な荷重に対して、硬い殻で内部を保護し、葉や茎も外皮の硬い層でしっかり保護をしています。
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②自然の摂理をどう構造設計に応用していく?
これまで、ちょっと簡単に紹介してみましたが、実際植物を構造力学的に考察し、今後、最適形状に成長していく珊瑚や骨の組織のシステムをプログラム化することで、それを建築の構造に応用していこうという計画もあるそうです。事実の追求とは生物に学ぶことが本当にいっぱいありますね。
改めて、構造の基本原理とは全体で持たせるという考えの上に成り立つと思います。全体⇔細部へという往復思考を重ねながら作り上げていくことが、全体的な視野、総合的なバランスにつながっていき、その過程がまさに統合だと思います。
日常=自然が、まさに教材ということを意識して、また探索してきます!。 😮
それではアジオス!。

List    投稿者 egisi | 2007-11-11 | Posted in D03.地震3 Comments » 

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コメント3件

 個人からエコ | 2008.01.05 23:23

カーボンオフセットをサポートするブログです。
まだ、始めたばかりですが応援よろしくお願いいたします。
【地球を冷やそうプロジェクト】
http://earthstation.blog42.fc2.com/
よろしくお願いします。

 かっし~ | 2008.01.07 19:26

昔から、伏臥位が普通だと思ってたのでビックリです!!
でも、確かに、座ってしている方が、「産む!!」って感じしますよね~。
伏臥位だと、能動的というよりは、「取り出されている」感じがします。
このことも、痛みと関係したりするのでしょうか?

 LUMY | 2008.01.09 11:36

お産!!
気になる~っ☆
確かに仰向けだと、支えがないというか、ふんばりが効かなそうですよね。
でも、最近昔のお産の本を読んでいると、どうやらお産は”ふんばって出す”ものではなさそうなんです。
(意外とビックリでした!)
最近は、「お正月までに」とか「日曜日に」産むために促進剤を使って産むこともあるようですが、出てくるのを待つほうが、当然自然だし、母子共に負担が少なそうですよね。

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