2012-11-14

【気候シリーズ】気象操作の歴史を遡る1

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「気象操作」と聞くと日本では半信半疑に思う人が多いですが、海外では一般常識であり、政府が積極的に使っている技術です。
日本ではマスコミの情報制限によってネットでしか情報を得られないため、「気象操作」に対する認識は海外に比べてかなり遅れています。
たとえば、気象操作の最先端といわれるロシアでは、記念日などは政府が税金で「晴れ薬」を撒いているため、モスクワでは1981年から今まで、大きな祭日には一度も雨が降ったことがありません。それほど確立された技術なのです。
日本と海外の状況認識の断層を埋めるべく、今回のシリーズは「気象操作」についての事実をさまざまな角度から整理したいと思います。
第一回目はロシアの気象操作技術を紹介します。
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■地震、あるいは津波、人工的に起こすとは十分可能
繰り返すようですが、気象操作は可能だという状況認識に立つことがすべてのスタートとなります。
現在、外務大臣政務官兼復興推進会議議員である浜田和幸氏は、昨年7月11日衆議院復興特別委員会で以下の回答をしています。

お答えいたします。
地震兵器とか自然改変装置というのは、別にアメリカだけでは無くて、
旧ソ連も今のロシアも中国も、多くの国々がですね、
研究開発に余念無く取り組んできた事実があります。
しかも地震、あるいは津波、人工的に起こすということは、
実は技術的には十分可能だと言われているのは、
国際政治、軍事上においては常識化されているわけであります。
そういった意味で、スマトラ沖の問題にしても、そういう可能性がある、
と言うことを十分踏まえた上で、世界の国際政治の現実、ということを捉える必要がある、
と言うのが私の基本的な考え方であります。

注目すべきは現職の政治家でも、地震兵器や自然改変装置は十分可能だという前提で検討を行っていることです。まずは、気象操作は可能だという状況認識に立つことがすべてのスタートとなるのです。
■ロシアの気象操作技術
「晴れ薬」を参考にまとめました。
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(晴れ薬散布:画像はコチラからおかりしました。)
気象衛星や地上気象観測装置、気象観測飛行機で分析
飛行機はモスクワ100kmゾーンの雲行きが怪しくなり次第、特別装備(天候観測装置や雲に作用する物質など)の空軍機がスクランブル発進
雲の種類にあった成分の「晴れ薬」を飛行機から空中散布
雨雲は目的地(つまり町)に達する以前に雨となって地面に落ちる。水分をなくした雲は都市に入ったときにはすでに雨雲ではなくなっている
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(「晴れ薬」:画像はコチラからおかりしました。)
ちなみにペテルブルグ300周年記念祝典の時にも、2千6百万ルーブル(約1億円)が費やされたとのこと。
つまり、ロシアの人工気象操作は、「雨雲が目的地に着く前に、刺激を与えて雨を降らす」という人工降雨技術であることがわかります。
■自然の摂理からみる人工降雨技術の仕組み
人工的に雨を降らせるためには「雨雲を作る」仕掛けか、もしくは「雨雲から任意に雨を降らせる」仕掛けを用意できればよいのです。ロシアの場合は後者を実用化した技術だと考えられます。
これまで【気候シリーズ】の過去記事では、雲が出来るには水だけでは不十分で水が集まるための核が必要であることを紹介しました。

「雲ができるのはなんで?②~鍵を握っているのはエアロゾルと宇宙線~」より引用
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(エアロゾル)
液化した大気中の水が雲の粒になる鍵を握っているのが、エアロゾルと呼ばれる大気中の微粒子です。その正体は土ぼこり、火山灰、工場の煤煙、海の波しぶきが蒸発してできた海塩粒子などです。
そもそも水は極性があり、様々な物質とくっつきやすい特性を持っています。特に電位を帯びた微粒子があるとそれが凝結核となって水が集まることで雲の粒ができるのです。

雨粒の「種(シード)」になるものを雨雲の中に散布することで雲粒を雨粒に成長させるので、「シーディング」と呼ばれます。シーディング法で使う「種」は、冷たい雨雲と暖かい雨雲で異なります。

雨を降らせて晴れを作る -人工降雨の技術-より引用
冷たい雨雲では、ドライアイスやヨウ化銀が使われます。ドライアイスは、雲粒の温度を下げることで種となる氷粒を作り、雨粒の成長を促します。ヨウ化銀は、それ自体が氷の結晶とよく似た形と性質で、そのまま種となって雨粒が成長します。
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一方、暖かい雨雲では、雲粒を集めるために、塩などの吸湿性の高い粒子を散布します。種に吸着される水が集まることで衝突が促され、雨粒に成長するのです。
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ロシア気象操作技術は、雨粒の成長の核となるエアロゾルを空気の条件に合わせて使用することで、人工的に雨を降らせていることがわかります。
■ヨウ化銀は有害物質
現在のところ、ヨウ化銀を使った人工雨で住民に健康被害が出た例は報告されていないため、問題のない程度として使用されているようです。
しかし、ヨウ化銀はそれ自体が弱い毒性を持ち、またヨウ素と銀の化合物であり、化学的環境汚染物質として多くの場合、動植物に好適な効果よりも害的影響の方が大きい可能性があります。
1回のヨウ化銀撒布では健康への影響は少ないと考えられていますが、事業として実施する場合は使用量も使用回数も数十倍~数百倍となるため、健康への懸念が残ります。
■まとめ
ロシア気象操作技術は、ヨウ化銀による健康被害の危険性が残っているものの、雨粒の成長の核となるエアロゾルを人工的に投入し、降雨を促す方法をとっており、これまでの気候シリーズの記事の内容と照らし合わせても十分可能だと考えられます。
次回は、アメリカの気象操作技術について紹介したいと思います。

List    投稿者 mineral | 2012-11-14 | Posted in D02.気候No Comments » 

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