2011-09-21

現在の地震予知と人工地震!?

 3月11日の東日本大震災のマグニチュード9という巨大地震で、多くの人的、物的被害が生じました。今でも、ニュース、新聞、雑誌、ネットでは地震に関連する記事を大々的に扱っています。
  
 次は、東海・関東地方を東海地震、東南海地震や東京湾北部地震が襲うという話もあり、地震に関する人々の関心は非常に高く、地震予知という課題の緊急度は非常に高まっていると思います。
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   この写真はここよりお借りしました。
 どうすれば地震予知が出来るのでしょうか? 
 実はネットで調査してみると、驚くべきことに、多くの地震予知の成功例が国内、国外問わず出てくるのです。 
 日本では、東京大学地震研究所をはじめとする地震研究・防災機関(年間100億円の予算!!)においては地震予知の成果は芳しくありませんが、実は、民間機関や民間人が地震予知の成果を上げているのです。
 
世の中で認知されている地震理論(プレートテクトニクス理論、プルームテクトニクス理論等)と地震予知の間には何か断層がありそうです。
今回は、まず、ネットで調べた地震予知に関する方法+その他の地震に関する注目情報を、皆さんに紹介したいと思います。
●地震に関連する自然現象の調査
●海外の研究事例(VAN法)
●人工地震

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1.地震に関連する自然現象の抽出  
 
 
 地震は地球内部の営みの一部であり、発生前にも自然界に何らかの変化が始まっていると考えられますが、これらの大地震の前触れとして発生ないし知覚される生物的、地質的、物理的異常現象を、宏観異常現象とよんでいます。
 
 地鳴り、地下水、温泉、海水の水位変動、水質の変化、動物の異常行動、天体や気象現象の異常、通信機器、電磁波の異常など、大規模な有感地震の前兆現象とされている現象には、ことわざや民間伝承、迷信の形で知られているものもあります。
 
 これらの現象と有感地震の因果関係は、一応の説明がなされているものもあり、地震予知や地震発生のメカニズム解明へ役立てようという動きはあります。
 
 特に、電磁波異常による予測は多くのサイトで行われているようで、これらの予測サイトは、比較的的中率が高い傾向があるようです。
 参考になりそうなサイトを引用します。
 
■地震予知及び放射能測定サイト関連一覧
 
■地震と電磁波異常の相関関係を熱移送説から考える①
 
■地震と電磁波異常の相関関係を熱移送説から考える②
 
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  この写真はここよりお借りしました。
 
 
2.地震予知の現状
 
 実証的にも理論的にも世界で一番確立された方法として、「VAN法」があるそうです。この予知法を以下の記事より引用します。
 
■るいネット「どうする!日本の地震予測」4~短期予測を可能にするVAN法~
 
■るいネット「どうする!日本の地震予測」5~強制的に国によって打ち切られたVAN法~
 

 筆者が八四年に突然、地震短期予知は可能だと思ったのは、そのなかの一つ、VAN法との出会いだった。これはVarotsos, Alexopoulos, Nomicosという三人のギリシャの物理学者たちが創始した方法で、地中に流れる地電流を連続的に多地点で常時観測していると地震の前に信号が出て、震源もMも発生時期も大体わかる。
 
 これは三〇年近くも実績を上げ続けてきたほとんど唯一の短期地震予知方式であって、実証的にも理論的にも世界で一番確立された方法だ。成功基準は、発震時は数時間から一ヵ月以内、震央位置は一〇〇キロメートル以内、Mは0・7以内で、ギリシャのM5・5以上のほとんどの地震の予知に成功している。
 
 これは実に驚くべきことで、筆者もその成功を何回か現地で目撃した。ところが、VAN法はギリシャの市民には頼られているが、彼らが地震学の素人(物理学者)だからか、地震学界ではあまり認められていない。しかし、最近は世界的にも地震現象が非線形物理学での臨界現象だと明らかになってきたこともあり、評価が急激に高まってきている。
 
 当然のことながら、地震電磁気学の先駆者たちは、地震学者ではなく、主として物理学者や電気通信工学者、天文学者などだった。わが国でも何人かの研究者がいろいろな周波数での電磁観測を行っていたが、地震予知国家計画とは無関係で相互の連携も乏しかった。ところが阪神・淡路大震災のあとで、お互いの測定を比べあってみると、地震前兆現象が浮かびあがったのだ。
 
 電磁気的前兆には大別して二種類ある。いずれも広い周波数領域が関わるが、一つは震源から放射するシグナルであり、もう一つは人工的な電磁波、例えば放送波の伝播異常である。
 
 後者は震源上空の電磁波の伝播経路の性質が変化することである。地震の前に震源から電磁信号が発せられるのはまだ納得しやすいが、地下何キロメートルの震源で地震前に起きることが、電波の通り道、例えば一〇〇キロメートルも上空の性質に影響を与えるというのはなかなか納得し難いことだろう。しかし観測事実はそれを強く示している。
 
 最近では地圏―気圏―電離圏相互作用と呼ばれて国際的にも最先端研究トピックとなっている(図4)。高周波(FM電波)伝播に関わる現象は、八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男氏が発見した純日本産のものである。現在では他の研究者たちもそれを発展させており、北海道大学での森谷武男博士らの成果は実用化の域に近づきつつある。
 
 実用化といえば、同じく電波伝搬に関わるが、電気通信大学の早川正士教授らの低周波領域での前兆研究もある。放送波の異常を観測するので、今や日本全土の地震予知が可能であろうということで、最近会社を立ち上げ、近く予知情報の有料配信をスタートするとのこと。その利益で乏しい研究費を補って研究を進めるという。地震予知は、本来社会と密着した実学なのだから、科学として正当であれば、これは正しい道であろう。成功が望まれる。

 
 上記記事の中で書かれている、早川正士教授らの前兆研究に関しては以下の記事が参考になります。
  
■るいネット【災害予知】今度はいつですか 「次々に当てる」地震解析業者に聞く!!
 
■上記記事の引用「今度はいつですか。「次々に当てる」地震解析業者に聞く」
 

〈2011年8月17日を中心とした14日~21日の間に、東北地方に少なからず被害が発生する地震が(発生すると)予測される。内陸部が震源の場合はマグニチュード5.5以上、海域が震源の場合はマグニチュード6.0以上。震源の深さは30km未満〉
 
 実際に19日に気象庁が発表した地震の詳細は、予測と寸分違わぬこんなものだった。
 
「震源の深さは約20km、地震の規模を示すマグニチュードは6.8と推定される」
 
 いま地震解析ラボが配信する「地震予測情報」が注目を集めている。8月19日の福島沖地震以外にも、日本各地で起こる地震を次々と予測、見事に的中させているからだ。
 
(中略)
 
 同社社長の平井道夫氏が言う。
「我々が情報提供を始めたのは昨年5月以降。M5以上の地震予測を発表してきましたが、その的中率は60%を超えています」
 
 それにしてもどうしてこんなに当たるのか。それには地震解析ラボで所長を務める電気通信大学名誉教授(電磁理工学専門)の早川正士氏の功績が大きい。
 
 ラボでは早川氏が開発した「地震計測システム」を用いて、およそ1週間から2週間後に起こる地震を事前に解析、予測情報として提供しているからだ。
 
(中略)
 
 では「地震計測システム」の仕組みはどんなものなのか。早川氏が明かす。
 
 「単純なことです。地震の前には必ず前兆現象が起こるから、これを捉えているだけです。我々が『前兆』として使っているのが電離層の乱れ。地震が発生する1ヵ月から数週間前に大気圏と面する電離層が何らかの原因で乱れ、大気圏との境界線の高度が低くなることが我々の研究でわかった。
 
 その境界線の高度を電波を使って計測、解析を加えることで、地震の起こる地点や時期、規模を予測しているんです」

 
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3.人工地震 
 
 最後になりますが、予知とは大きく異なりますが、ネット界では、結構言われている、 『人工地震』。調べてみるとトンデモで片付けるわけにはいかないようです。
今回の3.11地震も、人工地震が原因だったという説もあります。以下のブログより引用します。
  
■人工地震の可能性!?~プロローグ:3.11大震災は人工地震なのか?(金貸しブログ)
  

 
 
 ネット等で取りざたされる人工地震には、幾つかのタイプがある。
1.解離水爆発誘発型 
 通常は安定している地中のマグマ溜りの中の水(普通の水です。難しく言うと「結合水」)が、周辺温度の上昇又は地圧の低下により、熱解離して、酸素分子と水素分子からなるガス(=理科の実験でいう爆鳴気)に変化し、爆鳴気の爆発条件(温度と圧力の相関による)に達したタイミングで爆発(=解離水爆発)することで、地震が発生する
熱解離を引き起こす水を供給する方法として、「高圧水注入方式」と、地下水を押し下げる「炭酸ガス注入方式」の2つがある。
 
2.核爆弾方式 
 地震は大陸プレートが衝突している箇所において生じるひずみを解消しようとするプレート間の急激なズレによって生じると言うオーソドックスな地震理論に基づき、ピンポイントで核爆弾を仕掛けることによりその急激なズレを誘発させるという方式
 
3.振動共鳴方式・高周波方式
 1896年、ニューヨークにてニコラ・テスラが行なったとされる機械振動子実験。この振動が別の機械を共鳴させることで振動が大きくなり、周辺地域にて窓ガラスやパイプが破損する被害をもたらした。
(中略)
1898年、同じくニューヨークにて、ニコラ・テスラが新聞記者の前で2トンの鉄の塊を粉々に粉砕した実験。原理は機械振動子とは異なり、高周波を発生させることによる。
 
4.HAARP方式
 HAARP基地より電離層に高周波の電磁波を照射し、それを地面に反射させる際に低周波の電磁波に変換(ここが多く出願されている特許のうちの一つらしい)し、地中奥深く浸透させることで地中に電流を生じさせ人工的に原子状水素を生成した上で、何らかの方法(よくわからない)で圧力を下げ核融合反応を発生させる。
   
  
1の「解離水爆発誘発型」の原理は主に誘発地震の説明に使われる。米国などで、意図的な人工地震ではなく、廃液の地中廃棄やダム建設などの行為が明らかに原因と思われる地震発生の事例が報告されている。
 
2の「核爆発型」は、タイミングや規模などが最もコントロールしやすいとされ、今回の東日本大震災やスマトラ沖地震で使用されたとする見方がネット上で幾つか見られる。
 
3の蛍光灯の発明者としても知られるニコラ・テスラによる「振動共鳴方式」「高周波方式」は、現在ではほぼHAARP方式に包括されて語られているようだ。
 
4の「HAARP方式」が現在の人工地震兵器説の「花形」である。HAARPの使い方として、上の説明にあるように地中で核融合を誘発するというものと、HAARPが発する高周波自体が3のように破壊力を持つという2つの考え方が見られる。
 
 人工地震というといかにも陰謀論的な空想物語にも見えるが、実際には戦後、日本でも人工地震の研究は行われており、小規模なものなら地質調査等の目的に実用化されているのも事実だ。~後略~

  
HAARPに関しては、以下の記事に詳しく書かれています。
 

■人工地震の可能性!?~4:HAARPとは?(金貸しブログ)

   
 以上が、今回の調査内容です。印象に残ったのは、電磁波を使った地震予知と人工地震です。予断をもったり既成の知識に拘ると、地震理論と地震予知とが全然繫がらず、頭の中が混乱しそうですが、一旦、頭の中を空にして、事実に基づいて、どうしたら地震予知が出来るのか?そのための地震理論は?について今後考えていきます。

List    投稿者 runryu | 2011-09-21 | Posted in D03.地震No Comments » 

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