【微生物の可能性】1.~放射能除去の現象事実(前編)~
前回から始まりました、新シリーズ「微生物の可能性」。皆さんは微生物についてどれくらいご存知でしょうか。私たちの身の回りで様々な活動をしていますが、未だ謎に包まれている部分が多いです。特に、“微生物の放射能除去”をテーマにした場合、例えば、「微生物が放射能を食べる」等といった抽象的な解説が多く、除去のメカニズムが不鮮明です。
そこで今回と次回に渡って、“微生物”と“放射能除去”に関連する「現象事実」の紹介と、その現象事実から微生物の働きが放射能除去にどう関わっているのかを整理したいと思います。まずは、身近な味噌から扱っていきましょう。
味噌(酵母)と放射能除去との事例

(こちらからお借りしました)
酵母とは 一般に、有機物(食物)に含まれる「糖質」をエサにして、それを「アルコール」と「炭酸ガス」に分解しながら、分裂・成長をする「発酵」と呼ばれる働きを しています。お酒を発酵するのに利用されているこの微生物が放射能とどのような関係があるかをここでは紹介します。
放 射能と微生物(細菌)の身近な例として原爆が挙げられます。およそ70年前に広島と長崎への原爆の投下があり、日本は世界で唯一その被害を受けました。原 爆は1億分の1秒という極短い時間に超大量の核分裂を行なわせ、爆発状態にさせた結果、大量の放射能が放出されました。製造したアメリカの物理学者たちは 70~150年は不毛の土地として植物は生息できないだろうと言っていたそうです。
そのような中で当時の人はどのようにして放射能から身体を守っていたのでしょうか。以下の記事をご覧ください。
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長崎の爆心地近くの病院で勤務していた当時29才の秋月信一郎医師は、病院のスタッフと患者さんに“わかめの味噌汁を食べろと指導した。”不思議“なことに、医師の指導に従ったものは原爆症にならなかった。秋月先生は89歳まで生きた。
チェリノブイリ事故のときドイツでは味噌汁の需要がどっと高まったという。
アメリカが太平洋ビキニ環礁で水爆実験をやった時、近くでマグロ漁をしていた第五福竜丸が放射能の“死の灰”を浴びた。そして船員の久保山愛吉さんがなくなられたことはよく知られている。しかし、この汚染マグロを食べた人がいたとは、私は知なかった。第五福竜丸が持ち帰ったマグロを数人の大学生が食べたそうである。
ところが一人だけ生き残った若者がいた。彼は味噌汁をいつも食べていたという。
味噌や醤油は主に酵母という微生物が作ります。微生物はすごい働きをします。チーズや納豆やヨーグルトやパン。糠漬けもそうです。発酵食品はみんな体に良いものばかりです。この微生物の中に光合成細菌という善玉菌も混じっています。
味噌には・・・・(合成味噌はダメです)・・・酵母だけでなく、たくさんの善玉菌がいて共生しています。この共生力つまり総合力が驚くべき力を発揮するのです。
・ 自然よ、よみがえれ 不二井さんのお話し“EMと放射能“(緑の大地)
・ 【重要保存】・放射能の浄化に関する文献(wantonのブログ)
・ 原子爆弾の放射能汚染と、福島原発周辺地域の放射能汚染 用語集(原子爆弾の放射能汚染と、福島原発周辺地域の放射能汚染)
・ 味噌で放射能(放射性物質)を防ぐ(自分でできる放射能対策)
・ 酵母とは?(酵母と酵素が豊富な生き方「発酵生活」)
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原爆症とは被爆によって発症する病気です。体内に入った放射性物質が崩壊し、飛出した放射線が体内の細胞を傷つけることが原因となります。
今回紹介した内容で、“わかめの味噌汁と玄米食”で自分の結核を克服したと信じていた秋月医師は、スタッフ全員に“わかめの味噌汁と玄米食”を勧めていました。そのおかげで、医師・看護師らは獅子奮迅の働きで多くの命を救い、原爆症を発症したスタッフは一人もいなかったといいます。日々の食事の中で味噌を摂取することにより、身体を守っていたのでしょう。
このことより、味噌汁を食べていたスタッフが被爆せずに無事だったという
事実から、味噌の中の微生物と放射能との関係を整理すると以下の2つの
① 放射線から細胞を守るための
防壁として機能する
→細胞を傷つけない(被爆しない)
② 放射性物質が崩壊する前に、
吸収する
今回は酵母について触れましたが、実際に起きている
現状をまず理解し、その事実を基に仮説を組み立てることで
原理として成り立つかを考えていくことが重要ではないのでしょうか。
次回は他の微生物にはどのような働きがあるのか、過去にあった
出来事・現象事実を具体的に紹介します。放射性物質と微生物との
関係について一緒に追求していきましょう。
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微意生物が放射性物質を食べるなんてことがあるということを初めて知りました。
このことを踏まえた場合、二次大戦の中、アメリカで原爆実験に携わっていた科学者の口の中に誤って放射性物質が入り込んでしまうという事故がありました。その科学者はどうなったかと言いますと、80数歳まで生きました。他の同じところで働いていた科学者が若くして全員死んでく中でです。このことが原因で、戦後プルトニウムの人体実が始まったということですが。
味噌を身体に含むと原爆症から逃れられるという実証には驚きましたが、ではこのアメリカ人たちに味噌は含まれていたのかと言うと、そうではないと考えます。
ただこういったデータがある以上はこれからの世界を支えていく方法のひとつになるのではないかと希望を見ています。