2010-04-22

「次代を担う、エネルギー・資源」環境問題・新エネルギーをめぐる観念パラダイムの逆転②

みなさんこんにちは。間が空いてしまいましたが、前回の続編です。前回は、「環境活動が閉塞している一方で、農が注目されているのはなんで?」という事について触れました。共認充足 に導かれるかたちで、旧い観念を突き抜けて農収束しているというお話でした。
今回は、「環境問題や、エネルギー政策を考える上で、どんな観念が必要とされているのか?」をもう少し鮮明にしてみたいと思います。
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八方建設さんよりお借りしました。
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それを考える上で、参考となるものを紹介します。
るいネットから「不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換」リンク
以下引用です。

不全捨象→充足基調の循環〔図解〕
1.実現発の『認識の必要』は、充足基調・可能性収束の大潮流に応えることが出来る。
2.『可能性を感じさせる、深い=新しい認識』こそ、実現派を主対象とする「運動」に相応しい目的である。
それに対して、不全発の「変革の必要」では、否定意識に閉ざされた思想派しか集まらず、全く可能性が感じられない。しかも、否定意識や不可能視に囚われているので、『新しい認識』が与えられても半信半疑のままで終始し、必要な行動に至らない。
3.『認識の必要』なら、そのまま(一段階で)『実現論』や『まつりネット』に直結する。
それに対して、「変革の必要」は、まず「根底からの社会変革の必要」、次に「その為には、新理論が必要」という二段階の言葉(論理)が必要になる。しかも、その二つの論理共が、(上記の如く、社会派・思想派にさえor社会派・思想派だからこそ)スンナリとは受け容れられない。
4.『新しい認識』が広まってゆけば、自ずと社会はあるべき根底からの変革の方向に向かってゆく。つまり新しい認識こそが、真の変革気運を作ってゆく。

答えがない」という状況認識の下では、「不全捨象の充足基調⇒本源収束」が強まっていきます。そこでは、実現=充足となり、可能性への渇望(実現の意志) が高まっていきます。
なにかしらの問題や課題を本当に何とかしよう と思うなら、まずは「なんでそうなっているのか?」と原因や状況を把握しようとする意識 に向かうのが自然だと思うのですが、環境問題の具体的アプローチ方法を見てみると、「まずはできることから・・・」とか、「やらないよりはマシ・・・」など、原因や状況の把握よりも、とにかく変える まずは行動 というものが多いような気がします。
本当に何とかしようと思うなら、つまり実現しようとするなら、変革の必要ではなく、原因や状況の把握⇒認識の必要というところにつなげていく必要があると思います。 😮

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コメント4件

 雑草Z | 2011.03.25 20:30

>原発の問題は、氷山の一角に過ぎず、上記の問題を孕んだままやってきたその帰結
そうですね。大量生産大量消費をどんどん拡大する事を是認する社会が、更なる経済成長の為に、エネルギー収支もマイナスで、危険極まりない原発まで推進するという暴挙に出ている事が諸悪の根源でしょうね。
>問題が起こる可能性が、原発および放射性廃棄物が日本全国に散在している時点で、常時さらされている
その通りですね。放射性廃棄物の問題は原発事故と並んで、深刻な問題です。原発事故との違いは、絶対に避けられないという点ですね。その分だけもっと厄介です。
 
>再処理サイクルが未完成のため、廃棄物の循環が止まっている状態
放射性廃棄物は生態系などを循環させるわけにはいきませんから、一方通行の流れで廃棄物は溜まる一方です。だからと言って本文にもあるように再利用なんて以ての外ですね。
 核物質の再利用はリサイクルではありませんね。再処理すればするほど、超高レベルの放射能になり、人間の手に負えない放射性物質になるという事を全国民が知るべきですね。
*  ***    *****    ***  *
このシリーズのまとめ方はみんなハイレベルで深いなあと感心して読んでいます。ぴのこさんもそのレベルをキープされてますね!

 もえおじ | 2011.03.28 18:34

マグネシウムサイクル、メタンハイドレート、および、超電導送電・超電導電力貯蔵技術で、原発は将来廃止できると思います。

 ぴのこ | 2011.03.28 18:45

雑草さん、ありがとうございます=^_^=☆
このシリーズ、本当に勉強になります。
これも、これまでの追求の蓄積と仲間がたくさんいるからこそです。
4月3日頃まで続きますので、お楽しみになさってください。
いつも毎回の応援に感謝しています^^

 ぴのこ | 2011.03.28 22:55

もえおじ様
コメントありがとうございます♪
当ブログでも、次代を担うエネルギー資源と題して、そういった追求もしています!
これまでの記事は、左フレームに
H1.次代を担う、エネルギー・資源
というジャンルがありますので、ぜひご覧ください!

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