2010-06-11

『次代を担う、エネルギー・資源』 環境問題・新エネルギーをめぐる観念パラダイムの逆転④

みなさん、こんにちわ。
このシリーズも4回目を迎えました。 :D
今回は、前回に引き続き、「社会運動の欺瞞構造」について考えていきたいと思います。
その中でも「近代の社会運動」に焦点を宛てて考えていきたいと思います。
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トレバー・ボークの世相を斬るさんよりお借りしました。
そこで参考として「るいネット」より、「社会運動の総括2 社会運動の自己欺瞞」を紹介します。
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以下、引用開始

社会運動の総括2 社会運動の自己欺瞞
3.近代の社会運動
近世・近代に至って市場拡大という現実(自我・私益の拡大)の可能性が開かれると、現実否定の感応観念の内部に自我・私益が取り込まれ、倒錯観念は自我・私益を正当化した欺瞞観念(恋愛・人間・自由・個人etc)に姿を変えた。とりわけ、「権利」とはただ要求することを正当化した架空観念である。
しかし、近代思想家は古代宗教家と同じく、現実そのもの(=自我・私益・力そのもの)を直視しようとはしなかった。なぜなら、それらの都合の悪い本質部分は、あくまで否定すべきものとして捨象したからである。そして、開かれた現実の可能性を、欺瞞観念(恋愛・人間・自由etc)の実現の可能性だと都合良く錯覚した。これは、明らかに「現実」のスリ代えである。
しかし、(スリ代えられたものであっても)「現実」の可能性が開かれた以上、その出口を塞いでいる身分制度を解体すれば、「当然」新しい社会を実現することも可能に見える。こうして、社会運動が登場した。
●しかし、都合の悪い現実を捨象している限り、意識と存在が断絶した自己欺瞞の運動になることは、古代の思想運動と変わらない。(注:半ば現実に開かれているが故に、その欺瞞性がより強く意識される)
●また、都合の悪い現実を捨象している限り、現実から乖離した思想(or社会)が実現される事は有り得ない。
●社会変革と云いながら、社会の構造については(あるべき社会の空想図以外)殆ど何も考えていない(注:これも古代以来の現実否定⇒現実捨象の倒錯思考の故である)。
そこにあるのは、単に自らの欺瞞観念の出口を塞いでいる身分制度や資本制度を破壊せよという要求だけである。つまり、単に自分に都合の良い要求をつきつけることを、「社会を変えよう」という言葉にスリ代えただけである。
●つまり、「社会変革」という言葉それ自体が、欺瞞観念なのである。だからこそ、人々は「社会運動」の奥に、何かしらいかがわしさを嗅ぎ取ってきたのであろう。又、だからこそ、「社会変革」の旗の下には、壮士~活動家に至るまで、(ごく少数の例外を除いて)自己欺瞞の強い不満分子しか集まらなかったのである。(注:この点は、現在、ネット上で社会系サイトに発信している者たちも、大半が同根である。)

引用終わり。
 「恋愛・人間・自由・個人」などを、誰もが生まれながらに持っている当然の権利だと思いがちだけど、考えてみれば、どこにもそんな保証ないですよね。これこそが、自我・私益を正当化して私権を拡大するために作られたものなんですね。
 そこから、これらを土台にした自我・私益を拡大するための要求行為が、社会運動の本質だという事が見えてきます。
自己正当化の観念によって、「自分のため」が「社会のため」に摩り替わる。恐ろしい。。
これでは社会全体を巻き込んだ大きな運動には発展しないし、さまざまな社会問題は解決される事もありません。
これら欺瞞観念から脱却していく事が、社会問題の解決へのステップであると言えそうです。 :wink:

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コメント2件

 雑草Z | 2011.04.26 20:42

>非常時における対応と復旧に迅速に対応できるという意味でも、今後は地域分散型の小発電システムが必要
全くその通りだと思います。地域分散型の小エネルギー供給システムはこれからのエネルギーシステムの向かうべき方向であると思います。しかし、電気エネルギーに変換しなくて済むものは出来るだけ電気エネルギーで使わない方向も大切ですね。細かい制御が簡単な高品位のエネルギー形態である電気エネルギーはあくまでそれでなければならないAO機器とか照明とかに限定して、出来るだけ電気に頼らない生活をすべきですね。
スターリングエンジンに関しては、最近当方も関心を持っています。だから次回の記事もとても期待しています。

 satie | 2011.04.28 21:42

雑草Zさんへ
コメントありがとうございます。
>しかし、電気エネルギーに変換しなくて済むものは出来るだけ電気エネルギーで使わない方向も大切ですね。
なるほど。節電の意識は広がっていますが、そもそも電気じゃなくても動くものだってあるんですよね。
電化製品に囲まれた生活に慣れきっているので、その発想はありませんでした。

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