厚労省発表の「コロナワクチンが原因の日本の死亡者はゼロ」は何を意味するのか?
コロナワクチンの中止を求めた嘆願書が出されています。
元ファイザーの研究者(責任者クラス)2名が、ファイザー製のワクチンの中止を求めてEUに嘆願書を提出したり、日本でも新型コロナウイルスワクチンの安全性に懸念を訴える全国の医師ら計450人が6月24日、連名で接種中止を求める嘆願書を厚生労働省に提出しています。
嘆願書に同意した450人は国内の医師390人と地方議員60人。
発起人の高橋徳・米ウィスコンシン医科大名誉教授(クリニック徳院長)は同日午後に国会内で会見。「死亡率が非常に低く、感染者の80%が軽症にもかかわらず、安全性もまだ分かっていない遺伝子ワクチンを国民全員に接種させる必要があるのか疑問だ」と説明。出席した他の医師からも「治験が終わっていない」「接種後に少なくとも356人の方が亡くなっている」などの発言が相次ぎましたが、一部のマスコミ以外は殆ど報道されていません。
一方、嘆願書及び記者会見を受けて、河野太郎ワクチン担当相が自身のブログを更新し、ワクチン接種を巡って「医師免許を持っているにもかかわらず、デマを流す人もいます」と批判しています。
一体何が真実なのでしょうか?
『厚生労働省発表の「コロナワクチンが原因の日本の死亡者はゼロ」の資料を見て思う「戦時下感」。そして、中国軍の生物兵器開発の公式資料に思うその現実感』より引用します。
「コロナワクチンが原因で亡くなった人は一人もいません」
厚生労働省のウェブサイトでは、定期的にコロナワクチンの「副反応疑いの報告」というものを掲載しています。
その会の正式名称は、当事者たちも多分おぼられていないのではないかと思うような以下のもので、リンクはその最新の第62回調査会のページです。
「第62回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第11回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料」 (該当ページ)
特に「食品衛生審議会…」から始まる文字の連なりは空白や句読点が一切ない、まるで漢詩のような迫力があります。
以前この中の「予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について」を、以下の記事で取りあげたことがありました。これは、「副作用報告一覧」です。
厚生労働省の資料にある「 5561件」のファイザー社mRNAワクチンの全有害事象報告を検証してみる。そしてわかる「これは女性をターゲットにしている」こと
投稿日:2021年5月26日
これは、5月末頃の記事ですが、 6月23日の同じ資料では、1万3752人となっていました(ファイザー社ワクチン分)。
あと、この第62回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第11回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の資料(フルネームで書かなくていいから)、には
「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」 (該当ページ)
というのがあるのです。
そこには、死亡例は 363例とありましたが、この数字はともかく、この書類にある「専門家の評価」を見て苦笑しました。以下のようになっています。
ファイザー社ワクチン分です。
厚生労働省の資料より
mhlw.go.jp
ここには明確に、
(ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの) 0件
とあり、つまり、
「新型コロナワクチンが直接的な原因で死亡した人は見当たりませんでした」
と専門家の方々は結論付けているのでした。
26歳でワクチン接種後に脳出血で死亡した女性も関係ない? (資料 No.990) とか思いますけど、そもそもこの「副作用報告が 1万3752人」だけというのは、理論的にも破綻しているのですよ。
というのも、ファイザーが FDA (アメリカ食品医薬品局)に提出した臨床試験書(FDA)には、臨床試験参会者 43,448人のうちで、以下のようになっています。
FDA に提出されたファイザー社ワクチンの臨床試験結果より
軽い副作用
一般的な障害 577(14.2%)
注射部位の痛み 361(8.9%)
倦怠感 175(4.3%)
寒気 143(3.5%)
発熱 148(3.6%)
痛み 60(1.5%)
(以下略)
あるいは、FDA の「ワクチンおよび関連生物製剤諮問委員会」の 2020年12月10日の会議のブリーフィング文書(文書)には、以下のようにあります。
追跡期間の約 38,000人の参加者の安全性プロファイルです。
FDAの文書より
最も一般的な副作用は、注射部位反応(84.1%)、倦怠感(62.9%)、頭痛(55.1%)、筋肉痛(38.3%)、悪寒(31.9%)、関節痛(23.6%)、発熱(14.2 %)。
参加者の 0.0%から 4.6%で重篤な副作用が発生した。1回目の接種よりも2回目の接種の方が頻度が高かった。55歳以上の参加者(2.8%以下)では、若い参加者(4.6%以下)と比較して、一般的に頻度が低かった。 (fda.gov)
今気づきましたが、この文書には、
> 55歳以上の参加者では、若い参加者と比較して、一般的に(副作用の)頻度が低かった。
とかあるのですね。高齢者のほうが低いと。数字では、若い人のほうが高齢者より倍近い率で副作用が出ています。
それはともかく、副作用・副反応に関して、軽いものでも重いものでも「本当に副反応なり副作用をきちんと追跡したのなら」上の率に準じたものになるはずだとは思うのですよ。というより、ファイザー社ワクチンは、2023年1月まで治験中なのですから(ソースは、アメリカ国立衛生研究所)、それをするのはむしろ当たり前のような気もします。
今の接種体制は「臨床試験」にもなっていない。
現在の日本での公式な副作用報告は、上のように 1万3000件ほどですが、現時点での日本でのワクチン接種者数は、「 3162万人」です。
だとすると、上のファイザー社の副反応・副作用の情報からは、軽い副作用なら、数百万単位で報告されないとおかしい。
重い副作用にしても、FDA の文書では、最大 4.6%の重い副作用が確認されているのですから、3162万人の 1%でもおよそ 30万人ですから、重い副作用だけでも、それ以上の数でないと奇妙です。
結局、日本の副作用(資料では圧倒的に「重くない」というものが多いです)の 1万3000件という数値は「副作用など追跡するつもりはない」ということしか示していません。
そして、結局、先ほどの資料のように、
「新型コロナワクチンが直接的な原因となって死亡した人は日本にはいませんよ」
という帰結になる。
もちろん、誰かを責めるようなつもりはまったくないです。
むしろ、「直接的原因による死亡事例 0件」というのはあっぱれとしか言いようがないですが、そうしたいのなら、
「中途半端に資料とか開示しないで、全部極秘でいいじゃねえかよ」
という話です。
(私みたいに資料の 1万3000件全部見るバカもいるんだから気をつけないと)
中途半端に開示するから話がややこしくなる。
しかしまあ、今後もこのようなペースで話は進んでいくのだと思います。
先ほどの厚生労働省の死亡事例の書類を見て、死因に「老衰が多いなあ (7件)」と思いますが、この書類での「報告上の死因の内訳」は以下のようになっていました。
コロナワクチン接種後の死因の報告上の記載
・不明 37件
・心不全 31件
・心肺停止 28件
・心筋梗塞 24件
・肺炎(誤嚥性など) 16件
・くも膜下出血 13件
・脳出血 13件
・脳梗塞 11件
・窒息(嘔吐によるなど) 9件
・大動脈解離 8件
・老衰 7件
他に、2件以上のものは、
自殺2件、脳幹出血2件、アナフィラキシー反応3件、心室細動2件、肺閉塞3件、肺出血2件、消化器疾患(出血など)2件、視床出血2件、脱水2件、多臓器不全3件、敗血症6件
などとなります。
第 62 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副 反応検討部会、令和3年度第 11 回薬事・食品衛生審議 会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会
ダントツに多いのは「死因不明」ですが、心臓と血液関係が圧倒的であることがわかります。
まあ、いろいろと書かせていただきましたが、要するに、「今は戦時だ」ということがお伝えできていれば幸いです。
現在の日本のワクチン有害事象報告では、大本営発表のときと同じことが起きている。
なお、以下の記事で書いていますが、アメリカの場合は CDC に申告される有害事象報告は、全体のごく一部であることが、アメリカ保健社会福祉省が委託した調査により判明しています。
米CDCのデータでは、アメリカのワクチン後の死亡事例は329件。有害事象報告は約1万件(ただし報告は全体の1%未満)…
投稿日:2021年2月1日
ここに、保健社会福祉省の医療研究品質局が、ハーバード大学の組織に調査を依頼した連邦調査の最終報告書の結果を翻訳していますが、
> ワクチン有害事象では、報告されていたのは全体の 1%未満だった。
という最終報告が示されています。
ですので、場合によっては、日本の現時点での有害事象も、
・副作用報告 百数十万件
・死亡事例 数万件
となっていても不思議ではないです。
不思議ではないというだけであり、実際の数字は、永遠にわからないと思われます。
なぜ、こんなことになっているのか
「なぜ」と書いていますが、それは結局わからないのですけれど、関係するかどうかはともかく、「今の世界で進行していても不思議ではないこと」について(コロナやそのワクチンと関係しているとは言いません)、最近、オーストラリア最大の日刊紙である「オーストラリアン」がスクープした
「中国当局が提出した文書」
をご紹介して締めさせていただこうと思います。
最近のメルマガに載せたものです。
この中国の公式文書は、2011年の国連の生物兵器委員会に、中国が公式に提出したもので、その内容について、オーストラリアのジャーナリストのシャリ・マークソンさんという方が、米 FOX ニュースに出演し、以下のように語ったことが報じられています。
FOXニュースのシャリ・マークソン記者の言葉
これは 2011年の国連の生物兵器委員会への中国の公式提出書類でした。
現在、これらの条約は 5年ごとにのみ開催され、2016年の開催は縮小されたことにより、この文書が、生物兵器禁止条約への生物研究に関する中国の最後の詳細な提出書類となります。そして、それは身も凍るような恐ろしいものです。 (FOX News)
ちなみに、この記者は、「実験室から生物兵器が流出する」ことについて中国政府が公式書類で述べていたことが「身も凍るように恐ろしい」と述べていますが、
「身も凍るような恐ろしい部分は違う部分」
です。
読むと、おわかりになると思います。
ここからです。
2011年の国連生物兵器委員会への中国の公式提出書類より抜粋
・合成生物学の進歩は、生命の合成と変換を現実のものにし、生物学研究の基本的な規制、新薬の準備、新しいエネルギー源の促進が画期的な取り組みであることを意味するが、これは有害な目的のために使用される。
・理論的に言えば、合成バイオテクノロジーは人類に大きな潜在的脅威をもたらす。これは、将来、現在知られているものよりもさらに大きな毒性と感染性を持ち、従来のワクチンや薬に耐性があり、分離が難しい病原体を作り出すために使用される可能性があるためだ。そしてこれは、現在のテクノロジーと同一視できる。
・病原体 DNA の配列決定により、新しい診断方法、薬剤、そしてワクチンの開発への道が開かれた。しかし、同じデータを使用して新しい病原体を合成し、病原体の抗原性、感染特異性、毒性、薬剤耐性を変更することもできる。これにより、感染症に対処する従来の手段が失敗し、そのような病気の予防と管理がさらに困難になる。
・体内のシステム生物学を徹底的に研究することで、遺伝子の違いや人口集団の病気に対する感受性を体系的に分析し、人間の健康レベルを全面的に改善するための理論的基礎を築くことができるが、その理論的基礎が人種間の遺伝的差異に基づく生物兵器を生み出す可能性もある。
・異なる民族グループが特定の病原体に対して、本質的に異なる遺伝的感受性を持っていることを理解すると、特定の感受性を持つ人種グループを対象とした遺伝子兵器を作成できる。
・生物科学と技術の急速な発展は、生物兵器の破壊力を大幅に高める可能性がある。そのための1つの方法は、病原性微生物の病原性を高めることだ。微生物ゲノム研究は、その抗原特性を変更することにより、病原体の毒性または病原性を高めることができる。
・別の方法は、伝統的な薬やワクチンを無効にすることだ。抗生物質に対する耐性を付与する超遺伝子は、DNA組換え技術によって合成することができ、病原体を非常に薬剤耐性にする。解毒遺伝子を持つ病原体も生成される可能性があり、免疫系による認識と攻撃を回避し、ワクチンや医薬品を役に立たなくする可能性のある病原体も生成される。
・3番目の方法は、標的集団を病原性微生物に対してより感受性にすることだ。RNA 干渉は、体内の特定の遺伝子を不活性化し、重要な身体タンパク質の発現を阻害し、生理学的機能を破壊し、生物兵器攻撃の影響を高める可能性がある。
・そして第4の方法は、生物攻撃をよりステルスにする(隠す)ことだ。外来の遺伝子やウイルスが、遺伝子治療ベクターによって標的集団に導入される可能性があり、生物兵器による攻撃を密かに行うことができる。
・バイオテクノロジーの発展は、生物兵器管理と条約の監視に多くの新しい問題と課題を生み出し、生物分野での条約の遵守を監視することを困難にしている。これが発生する1つの方法は、生物兵器の新しい作用物質の合成によるものだ。
・理論的に言えば、合成生物学は、人々が望む可能性のある特別な属性を備えた微生物を作り出すことができる。新しい種類のウイルスや細菌は、今日の人類に知られているものよりも毒性が高く、感染性が高く、薬剤耐性がある。
・遺伝子シーケンシングは着実に速くなり、コストは下がっている。シーケンシング技術の産業用アプリケーションはすでに登場しており、新しい病原体を合成するために使用できる。これは生物兵器の作成を容易にする。
・現代の遺伝子技術は、生物兵器の伝統的な作用物質に遺伝子組み換えをもたらし、それらの生産をより効率的にして、それらの安定性を高めるために使用することができる。
・第5の方法は、新世代の生物兵器を登場させることだ。異なる集団や種の間の遺伝的差異と病原体に対する感受性の研究は、人種間の遺伝的差異に基づいた人種生物兵器の作成につながる可能性がある。
・合成生物学の科学と技術は急速に普及しており、合成 DNA 技術はすでに生物学研究の基本的なツールになっている。関連する試薬や機器は、ますます入手しやすくなっている。
・バイオテクノロジー研究所での偶発的なミスが、人類を大きな危険にさらす可能性がある。一部の民間バイオテクノロジーの研究および応用における合成生物学は、予期せぬ結果を伴う、新しい、非常に危険な人工病原体を意図せずに引き起こす可能性がある。
ここまでです。
> 外来の遺伝子やウイルスが、遺伝子治療ベクターによって標的集団に導入される可能性があり、生物兵器による攻撃を密かに行うことができる。
とあります。
関係ない話ですが、アメリカにワクチン大規模導入を決めた多くの人たちや組織、たとえば、ファウチ博士や非営利団体エコヘルス・アライアンスなどが、中国との強い関係性を持つことは今では公となっています。
アメリカ議会は、彼らに「武漢研究所に関する文書の提出」を求めていましたが、「武漢研究所に関しての文書の提出を拒否した」ことが今日伝えられていました。
いずれにしましても、過去 10年、中国は上に書かれてある戦略を進めていた上に、それを多くの国の軍も知っています。
また、アメリカ空軍専門の教育を実施する空軍の軍団の1つ「航空教育・訓練軍団」の主要機関に「アメリカ空軍大学」というものがあります。
そのウェブサイトに 2020年3月20日、時期として、中国以外でコロナの流行が始まったばかりの頃ですが、「バイオハザード:中国の生物学的能力とコロナウイルスの発生に関する考察」という長い記事が掲載されていました。
Biohazard: A Look at China’s Biological Capabilities and the Recent Coronavirus Outbreak
日本では、ダイヤモンドプリンセス号の出来事が起きていた直後ですが、その文書の最後のほうには以下のようにあります。
> CRISPR (遺伝子編集技術)を使用して、特定の遺伝的特性に病気を集中させることにより、人種全体を対象とする病気へと変更することが可能かもしれない。
>
> この方法で、中国は「日本人を標的とする病気を作り」それを放った可能性がある。中国人自身は感染することを心配することなく(生物兵器を)放つことができるのだ。
いろいろなことが起きているか、「これから起きる」のかもしれません。
過去 2000年の日本で最大のサバイバルタイムかもしれないですね。
なお、日本の防衛副大臣である中山泰秀衆議院議員が、米国シンクタンクのハドソン研究所で 6月28日に講演を行いましたが、この中で中山防衛副大臣は、
「中国がハワイのパールハーバーへの攻撃を計画している兆候が示されている」
と述べたことが、アメリカで話題となっています。
これを次回の記事でご紹介します。
講演の詳しい内容をお知りになりたい場合は、以下の米ハドソン研究所のウェブサイトに、中山防衛副大臣の講演内容の全文(英語)が掲載されています。
日本の安全保障戦略の変革
Transcript: The Transformation of Japan’s Security Strategy
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