2010-12-29

社会期待の歴史(1)~プロローグ~

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みなさん、こんばんは :D
今年もいろいろありましたが、いよいよ2010年も終わりですね。
(少し早いですが)来年も引き続き応援よろしくお願いします。

さて、今年も恒例の年末・年始(12/29~1/5)特別記事シリーズを行います。

      (環境を考えるには構造認識が不可欠!<第三弾>)

  テーマ: 代償充足から本源充足へ~『社会期待の歴史』

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戦後日本のエネルギー政策は、一貫して国際金融資本家(金貸し)達の争いに翻弄され続けてきました。
その争いのなかで、金貸し達の意向に沿って、政治家、官僚、そしてその実働部隊であるエネルギー供給会社、そして国民を洗脳する機関としてのマスコミがグルになり、国益を無視して自らが甘い汁を吸うことを目的に「海外依存(現在ではエネルギー自給率4%)」、「自然の摂理に反する(水力→火力→原子力)」エネルギー政策を推進してきた。
(※参照:『次代を担うエネルギー・資源』火力発電の可能性3~日本の発電の変遷~)

結果、大型ダム建設による自然や村落共同体の破壊にはじまり、化石燃料の大量消費による大気・水質汚染の公害問題や大量廃棄物(ゴミ)、そして人工物質の氾濫による人体破壊を進行させ、さらに生物の滅亡すら引き起こしかねない原子力発電の廃棄物を増大させてきている。
(※参照:次代を担うエネルギー・資源 トリウム原子力発電11 ~地球の物質循環から切り離された廃棄物の増量→蓄積の危機~

これらエネルギーをはじめとする環境問題の解決法は、直接的な発生の原因である(金貸しに支配された)市場原理に則った社会の仕組みを変えることでしか、本当の意味での解決にはならない。
このことをそのままにして、枝葉であるところの自然科学的分野に偏重し(それも都合の良い要素のみを取り出し)、そこでのマイナス事象のみをピックアップして危機を煽り、その危機感を背景に政策を決定・推進していくという歪んだ目先的な姿が、現在のCO2温暖化対策に代表される環境運動です。

Q.では、どうすればいいか?

まず単純に考えても、環境破壊の問題とは、廃棄の量が自然の浄化(復元)能力を超えているという問題です。要するに使いすぎということで、過剰消費の問題です。
ですから、過剰消費をやめればいいのです。

Q.では、なぜ、過剰消費をするようになったのか?

それは、「消費する自由は絶対」「市場拡大は絶対」という近代思想に導かれた価値観を人々が無意識に受け入れていれてきたからです。そして、大量生産・大量消費を絶対善とする近代市場はこの思想によって拡大してきました。この価値観の基では、その結果引き起こされた環境問題やエネルギー供給の逼迫という社会的問題に対して、消費者は『どうする?』という発想すら沸いてきません。

その結果、大衆側からの要求(豊かさ期待)に沿って、国家を実質的に動かす官僚に大きな存在意義を与え、国際金融資本家(金貸し)の意向に従い私益を貪る官僚をはじめとする政治家・学者・マスコミ(そしてその私益に寄生する権益会社など)ら特権階級の暴走を、大衆側が許容してきたのです。

つまり、環境問題やエネルギー問題は、市場原理に凝り固まり私益を貪る【特権階級の暴走】という面と、彼らに【豊かさを要求する大衆】という面が合わさって起っているのです。
もっといえば、社会は人々の期待によって突き動かされており、根源は人々の【社会期待】によりさまざまな社会現象が顕現するということを踏まえれば、物質的豊かさを要求する大衆という面がより本質的ということになります。

Q.ではなぜ、大衆は、近代思想を許容し、豊かさ期待を共認してきたのか?

これを考えるには、【社会期待】の歴史的構造の変遷をおさえなければ理解できません。
つまり、人々の意思である【社会期待】の歴史的構造を理解すること無しに、次代の環境の可能性も見えてきません。

そこで、“共認の輪 るいNETWORK”に掲載の『なんでや劇場「社会共認の歴史」シリーズ』の記事をベースに、人々の意思である【社会期待】の歴史的構造をおさえ、次代の環境・エネルギーの可能性を追求します。
 

10/17なんでや劇場(1) 今回のテーマ「社会共認の歴史」の目的

①近代社会は、豊かさ期待という一つの社会意志によって突き動かされてきた。

②それが
’70年、豊かさの実現によって私権意識が衰弱し始め、
’90年、バブル崩壊によって豊かさ期待がほぼ消滅し、
’08年、世界バブル崩壊によって私権観念が死亡した。
’10年、豊かさ期待に代わって本源期待が生起してきた。これは、共同体の時代が始まったことを意味する。

③しかし、新たな社会意志である『本源期待』の中身が未だはっきりとは掴めていない。

そこで、これまでの社会期待or社会共認の歴史を振り返り、その中身を明らかにすることによって、現在~近未来の社会期待or社会共認の中身を明確に浮かび上がらせる。

かなり難解なテーマであり、「収束と統合」という概念を知らなければ理解できない。

<収束と統合>
収束とは、一点に集まっていく事。生物は、外部世界に適応しようとして先端可能性(与えられた状況とそれに対応する諸機能のうち、最も可能性のありそうな対象とそれに対応する機能)に収束する。先端可能性に収束する事で、個体(の意識)や集団や社会は秩序化され統合される。

例えば、私権時代であれば、万人が私権(お金や地位)という一つの価値or目標に収束することによって社会が統合されている。
このように、社会共認の歴史も、各時代の共認がどこに収束し統合されているかが焦点となる。

社会共認の歴史区分は次の6区分。

【1】原始時代
【2】部族連合の時代
【3】帝国支配の時代
【4】近代市場社会
【5】’70年豊かさ実現以降の時代
【6】現代~近未来はどうなるか?

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では、「自然の摂理から環境を考える」‘10~’11年、年末・年始特別企画【社会期待の歴史】シリーズのスタートです!

応援よろしくお願いします :P

≪予定記事の目次≫

■12月29日(水) 「社会期待の歴史(1)~プロローグ~」
※社会は人々の期待(社会期待)によって突き動かされている。それゆえ、環境問題も根源に社会期待があり、社会期待の歴史構造を理解することで、次代の環境・エネルギーの可能性が明らかになる。

■12月30日(木) 「社会期待の歴史(2)~○○○~」
◎原始時代:
※過酷な自然外圧の現実の真っ只中で、仲間と精霊信仰により本源充足。
※徹頭徹尾、現実直視のなかでの生存であり、架空観念の入り込む余地がない。
→自然の摂理の中で生き、環境問題など起る要因はない。
◎部族連合時代:
※農耕・遊牧の生産様式の変化による環境の影響(自然の加工視)は?
※人口増加→部族同士の緊張圧力
※冨族強兵共認により冨の拡大要求、そして集団自我から“私権”の登場!
※しかし、共認充足は、部族(集団)内の仲間充足+守護神信仰で処理。
◎帝国による武力支配の時代:
※支配圧力→救い期待の登場により、現実捨象の倒錯観念=古代宗教が登場!
※しかし、古代宗教は“代償充足”に過ぎない。

■12月31日(金) 「社会期待の歴史(3)~○○○~」
※武力時代の西欧と東洋の集団性、思考・生活様式の違い。
※共認充足の対象は、西洋と東洋で違ってきたか?

■01月01日(土) 「社会期待の歴史(4)~○○○~」
◎近代市場社会:
※西洋の自我収束⇒観念収束⇒唯一絶対神信仰は、現実(私権)を捨象した奇麗事。
※市場拡大を正当化する近代思想の登場!
※しかし、庶民は、現実の豊かさを求めており、近代思想に先端収束していない。
※共認非充足はどのように処理していたか?

■01月02日(日) 「社会期待の歴史(5)~○○○~」
※市場時代の共認非充足の代償充足⇒解脱(芸能)埋没
※芸能の演者こそ傍観者の親玉、観客は2乗の傍観者、出版・マスコミは3乗の「傍観者」
※科学の過ちとは「代償充足の場」への貢献。

■01月03日(月) 「社会期待の歴史(6)~○○○~」
◎‘70年~現代:
※豊かさ期待の消滅⇒遊びの終焉によって、近代社会が騙しであることが露わになってきた。
※芸能か、認識形成か。
※収束不全⇒本能的な秩序収束⇒課題収束⇒認識収束

■01月04日(火) 「社会期待の歴史(7)~○○○~」
◎現代~近未来:
※これからの充足場とは?
※みんな期待に応え、事実に気付けば当事者になれる。
※充足基調から探索基調への転換。
※対象への同化こそが新しい認識を生み出す

■01月05日(水) 「社会期待の歴史(8)~まとめ~」
※代償充足から本源充足の可能性

List    投稿者 kirin | 2010-12-29 | Posted in A.史的構造認識から紐解く環境, A04.社会期待の歴史2 Comments » 

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コメント2件

  | 2012.09.02 18:12

とてもすばらしいです。ひとつ賢くなり感謝感謝。ありがとうございます。

  | 2012.09.02 18:12

とてもすばらしいです。ひとつ賢くなり感謝感謝。ありがとうございます。

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