2006-10-24

森林が増えている国々って実態はどうなの?

以下は代替案『森林が増えている国々(中国、ベトナム、キューバ)と減っている国々』からの引用です。

最近5ヵ年は、中国一国で年間平均400万ヘクタールという驚異的な速度で森林面積が増加しており、それは中国以外のすべての国々の年間森林増加面積の合計を軽く上回る面積なのです。
(中略)
森林面積を増大させている3カ国はいずれも社会主義国です。「グローバル市場原理主義万歳」を叫び続けてきた日本のマスコミ(のとくに経済部)の方々はこの事実を知っておいた方がよいと思います。
(中略)
森林経営が市場原理に任せてないという、まさにその理由によってこれだけ森林面積を増加させることが可能になっているという事実は知っておくべきでしょう。

http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/f4189f6518d6a08dd094414bb5d3868e
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            ■緑化前                ■広大な砂漠化地域での環境植林
この森林が増えている国々を読んで少し気になることがあります。
少し前の話になりますが、京都議定書では室効果ガス排出規制について『京都メカニズム??』というものがあります。
『京都メカニズム』ってなに?
森林増加とどう関わっているの?

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京都議定書は各国の排出量の現実を基準としてそれぞれ削減量が定められていますが、削減目標を達成できない場合に、他国の排出枠を買い取る事を認めており、この方法を『京都メカニズム』と言います。
※このようなシステムを最初に提案したのは、早々に離脱を表明したしたアメリカでした・・・。
250px-Kyoto_Protocol_participation_map_2005.png
京都議定書における各国の署名・批准の状況を示した図。
: 署名・批准済みの国
: 署名したが批准を保留中の国
: 署名したが批准を拒否している国
: 態度未定
その内容は概ね以下のようなものです。
「排出量取引」
;森林等が多いなどの為に排出枠に余裕がある他国の排出枠を買い取り、自国の削減分に換算する。
「共同実施」
;他国と一緒に取り組んだ排出削減事業で生じた余裕分を売買する。
「クリーン開発メカニズム」
;先進国が途上国の排出削減に参加して、生じた排出削減量を獲得する。
つまり、温室効果ガスの排出量を取引可能=商品化したメカニズムであり、環境問題が市場原理に絡めとられた現象であると思われます。 😥
※日本においては環境省で『国内排出量取引制度』によって補助金を付けています。
議定書では法的拘束力のある数値目標を各国ごとに設定しており、このうち「森林」に関わる事として「森林等の吸収源による二酸化炭素吸収量を算入」(日本:3.9%、EU:0.5%、カナダ:7.2%等)があります。
中国は途上国ということで議定書の目標値は定められていません。従って、中国に技術あるいは資金提供して整備された森林などは排出量取引が可能となり、日本やEUなどと取引が可能ということになります。
最近の中国の森林面積の増加は、この京都議定書による環境問題の商品化=市場原理とは何らかの関係があるように思われます。
自国で出来ないから他国に頼り、それを国が推奨する。 😡
これでは環境問題が解決するどころか、ますます閉塞するばかりでは

by 村田頼哉

List    投稿者 yoriya | 2006-10-24 | Posted in G02.環境保護運動の実態は?9 Comments » 

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コメント9件

 ゆかりん | 2006.11.01 13:17

私もどっかのブログで、おにぎり実験やってるのを見たんだけど、それまでしょっちゅう食べてたのに、その時から何だか食べるのが怖くなっちゃって・・・(^o^;
よく考えてみたら、腐らない食べ物なんて、食べ物って呼んでいいのかさえアヤシイよねぇ(-.-)

 mimi | 2006.11.01 19:45

仕事の忙しい時なんか・・良くおにぎりかじりながら仕事してたりしますが・・・怖くなってきました・・・。

 さんぽ | 2006.11.07 8:59

>ゆかりんさん
実は私も最近コンビニのおにぎりは食べていません。
っていうか食べる気がしなくて。。。
腐らないって確かにあやしいですよね。
>mimiさん
コメントありがとうございます。
私も以前はおにぎりかじりながらパソコンで作業なんてことしてました!
もう久しくやっていませんが。

 路上で世直し なんで屋 | 2006.11.28 18:55

コンビニおにぎりは腐らない!?

   ないとう@なんで屋です。
コンビニおにぎり、みなさん食べてますか?食べてますよね。僕も大好きです。
しかしっ衝撃!コンビニお…

 匿名 | 2007.05.04 9:43

「あるある大辞典」を思い出しました。
腐らないオニギリって不気味な印象を受けますが
だからといって「体に良い悪い」とゆう結論を
言っている人は科学的では無いと思います。
この実験はあくまで「腐りやすさ」の実験であって
賞味期限内に消費者の口の中に入ったときに、
「腐りやすいオニギリ」と、「腐らないオニギリ」は
どっちがより安全なのかとは別問題です。
まぁ、私としては、基本自分で作ったものを食べ
コンビニにしか食べるものが無いといった時くらいにしか
食べないんですけどねw
どちらにしろ、毎日食べ続けるような人でなければ
そんなに神経質になる問題でも無いのでは?
長文失礼しました。

 匿名 | 2007.08.11 13:26

確かに世の中には腐りにくい食べ物もある。
腐りやすい、腐りににくいを比較して食の安全を
論ずることは一見、非科学的なトンデモ科学に見えるかも知れない。
しかし冷静に物事を見ることにしよう。
元来おにぎりは腐りにくく工夫をしている食品ですが
こんなに長い間腐らないで居ること自体が不自然。
人間は自然に反しては生きられない「動物」だから
反自然のモノを摂取しないように生きようとする提言は
至って科学的見解の元に下された一種の結論である。
それを「あるある」と同一に論ずることは非科学的である。
ロジックを再構築されることを期待する。

 petty::MY::repo | 2007.08.24 2:51

腐らないおにぎり

少し前の記事なのですが、 とても意義のある実験をしている方がいました。 コンビニ

 匿名 | 2010.03.22 22:31

手作りオニギリが早く腐るのはわかります。
衛生管理に神経質になっている工場ではなく、おそらく空気中に雑菌がうようよしている(一般家庭でも普通にうようよしています)家庭内のキッチンで、これまた雑菌がうようよいる素手や、素手で触った調理器具で作っているので、人経由の菌類が付着しているからです。
(ある一定数量の雑菌がいるのは当然のことであるので恐れる必要は無いのですが)
まったく同じ状況下で作られたものでなければ、それが100%防腐剤によるものなのか、他の要因も関係しているのか、正確な数値は出ないように思います。
1年経っても腐らないなどの都市伝説を信じるのではなく、実際に実験し非常にわかりやすくまとめられていて参考になりました。ありがとうございます。

 マゲヌ | 2010.08.17 2:53

とあるサイトで紹介されているのを見て拝見させていただきました。
実際に実験してみたということで、非常に分かりやすくまとめられていて参考になりました。
ですが、少し気になったことがあったので今更ながら質問させていただきます。
1 具はなんですか?統一されていますか?
梅のおにぎりは酸が入っているため腐りにくいです。
2 特に明記していない物を、保存料ありと断定するのはいかがなものでしょうか。
きちんと確認されたのですか?
3 腐らないのは不安ですが、雑菌が多いことは別に構わないのでしょうか?
また、同じ条件下で作られたものではないので、要因が特定できないと思います。
長文失礼しました

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