2007-03-09
医食同源とデザイナーフーズ・・・大豆の実力と日本人の食生活
東洋には「医食同源」と言う言葉があります。中国で不老長寿の道を深く突き詰めたところに生まれた言葉です。「医(薬)も食(食物)も源は同じ」、すなわち薬は健康を保つ上で毎日の食べ物と同じく大切であり、美味しく食べることは薬を飲むのと同様に心身を健やかにするという思想です。この考え方は韓国や日本にも伝わり今日も残っています。
薬と食物が同じものから出ているのなら、個々の食物にもそれぞれの効能があり、その効能を引き出すのに適した調理方法があります。この考え方に基づいた料理が「薬膳」です。薬膳には漢方薬(になる食材)を使った料理が多いのですが、食材が本来持っている効能を十分に引き出し、バランスのとれた食材の組み合わせによって効能を倍加させるように調理・工夫された料理も立派な「薬膳」です。
「医食同源」や「薬膳」は古くから東洋で使われている言葉ですが、西洋にも「デザイナーフーズ」という言葉があるのです。
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