オゾン層破壊・フロン犯人説に重大な疑問 1
最近は地球温暖化問題ばかりですっかり忘れ去られた感がある「フロンによるオゾン層破壊」の問題だが、オゾンホールは今尚拡大を続けていると報じられている。
ところが、その原因とされるフロン説だが、モントリオール議定書など国際会議で犯人物質と決め付けられたのも関わらず、フロンがオゾン層破壊の原因であるというには科学的根拠に乏しいのだ。
以下「フロンはオゾン層を破壊できるのか?」よりの引用http://ishizumi01.blog28.fc2.com/blog-entry-94.html
先ずフロンというとエアゾールか冷蔵庫・クーラーなどの冷媒を思い浮かべるが、実際はそれらは30%以下で、半数は半導体やプリント基板などの洗浄剤、次に多かったのが発泡樹脂を製造する際に用いられた発泡剤で約25%である。
そして、フロン犯人説のストーリーは
まず、フロンガスは10年ないし数十年かけてジワジワと成層圏へ昇って行きます。そして地表付近より強力な太陽の紫外線を浴びることで分解されます。前述のようにフロンは塩素とフッ素と炭素の化合物ですから、これが分解されると塩素が生じます。この塩素によってオゾンが破壊されてしまうというストーリーです。
南半球における10月の月平均オゾン全量分布(NASA作成)
しかし一つ目の疑問は
「そもそもオゾンが成層圏に到達しうるのか?」
フロンは大気比で4倍近くある重い気体で、このように重い気体が数十年かけて、地上20KMから30KMもある成層圏までじわじわ上っていくという想定である。これが科学的に無理がある。
そして仮に上昇気流を仮定したとしても
上昇気流は対流圏上部まで昇ることはできますが、その上限である圏界面に達すると、それより上、即ちオゾン層がある成層圏へ上昇することはない。
対流圏上部では気温が-70℃前後という低温なんですが、成層圏ではオゾン層が太陽の紫外線を吸収することで暖められ、相対的に対流圏より気温が高くなっているそうです。冷たく密度が大きい対流圏の気流が、それより暖かく密度の小さい成層圏へ分け入ることは難しいということです。
そして2番目の疑問は
「フロンは強力な太陽の紫外線を浴びることで分解される」という仮説
http://ishizumi01.blog28.fc2.com/blog-entry-95.html
フロンの破壊処理方法でメジャーなのは「ロータリーキルン燃焼分解技術」とか「高周波プラズマ法」とか「高温水蒸気分解法」とか、かなり大掛かりな仕組みになってしまう。しかし、これほど大仰な工場なんて作らなくても、UV灯などを用いて強力な紫外線をたっぷり浴びせてやれば簡便に分解処理できるのでは? と普通なら考えるでしょう。
何しろ、UV灯を用いた殺菌灯や殺虫灯などは微生物や虫などを殺してしまうわけですから、自然界ではあり得ないほど強力な紫外線を照射できます。こうしたUV灯ならば自然界の紫外線で分解されるはずのフロンを分解するなど造作もないでしょう。
フロン処理施設
ところが
フロンの破壊処理技術の資料を見ますと、「紫外線単独での分解は極めて困難」とか「紫外線だけでは殆ど分解できない」と書かれているんですね。
ちなみに、紫外線でフロンを分解する技術もありますが、それはアルコールなどの溶媒を用いなければならず、自然界では常識的にあり得ない条件になるようです。しかも、この溶媒を用いる技術は全てのフロン類に対応できるものではないそうです。
これは既に理論が破綻しているといっても過言ではない状態です。
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