地熱エネルギー:意外と知らない日本の国土
地球環境とエネルギー問題は密接な関係がありますが
地球はどこからエネルギーを得ているのかと考えると、太陽熱(表面温度6000度で放射熱:電磁波)と地球内部熱(内核温度5900℃:伝導熱。地球の平均表面温度18℃)である。
(注:太陽の熱源は、核融合と言われていたが、良くわかってないのが現状のようです
又地球の熱源は、放射性物質の自然崩壊(核分裂という説もあります)と言われていますがこれもよくわかってないようです。)
※太陽 – Wikipediaによると太陽の構造についても「21世紀初頭では、太陽の内部はプラズマや超臨界流体といった、固体でも液体でも気体でもない第四の状態(プラズマ説)となっている、とする説が最も有力となっている。
要するに「地球についてもよくわからない状況の中で、地球の熱源は、新たな現象が発見される度に新理論に塗り変えられるようです」
以上の様に、エネルギーの熱源は解明されていませんが、地球内部エネルギー状況を理解する上で
【日本列島は自然環境豊かで、そのうえ、現代の技術で、地球の内部の膨大なエネルギーを取り出すことが可能な場所に位置しています。この事を理解するために まず「意外と知らない日本の国土」を紹介します。】
(JICE国土技術研究センター)より主要ポイントを記載しています
【東西南北に長い弓なりの国土】
・日本は弓なりの形をしている島国
弧状列島の近くの海には、海底が深く入りこんだ「海溝」があり、地震や火山活動が見られます。日本の国土の弓なりの形は、こうした地球の活動とも関係があるのです。
【海と日本】・・海に囲まれている日本
日本は四方八方を海に囲まれた島国です。日本人は古代より船で外国と行き来したり、物を運んだり、魚や貝などをとって食べる、塩をつくるなど、海のめぐみを大きくうけてきました。7月の第3月曜日は「海の日」ですが、海に関する記念日を祝日にしたのは世界でもめずらしいことです。
・日本の権利がおよぶ海域の面積は世界第6位
日本の国土は陸地だけではありません。海もまた日本の国土の大きさを決めるために重要な役割を果たしています。それは、日本にいろいろな権利が国際的に認められている 日本の領海や排他的経済領域の面積は約447万平方kmあり、なんと世界第6位。その大きさは日本の国土の約12倍の広さなのです。
【地震の多い国、日本】
1日本付近でマグニチュード6の地震が全世界の20%も発生する
2日本は、地球上で地震が起きやすい場所にある
(日本は世界でもめずらしい4つものプレートが集まる地点にある)
【世界有数の火山国、日本】
1世界の活火山の7%が日本にある
2地震と火山の関係
世界で発生している地震の分布(上)と世界の主な火山の分布(下)を比べてみましょう。よく似ていることがわかります。
地球の表面近くでは、「プレート」という、厚さ数10kmから100kmの岩盤のようなかたまりでできています。地球の表面には大きく14~15枚のプレートがあり、1年間に数cmという速さで移動しています。2つのプレートがぶつかる境目では、一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈みこんだりしています。
(中略)
4火山からのめぐみ
火山は噴火するとおそろしい一方で、火山からのめぐみもあります。
火山はすき間の多い溶岩でできているので、降った雨はすぐに地面にしみこんでしまいます。しみこんだ水は地下水となって山のふもとへ流れていき、溶岩の切れ目からわき水となって地上に出てきます。火山のわき水は豊富でかれることがありません。また、長い年月、地下を旅してきたので、きれいでおいしい名水として有名なものも多くあります。
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火山のまわりにはたいてい温泉もあります。また、火山の熱水や蒸気をつかって電気を起こすことができます。「地熱発電」といいます。日本の地熱発電所は、東北地方や九州地方の火山帯に多く立地しています。
火山が噴き出したものもめぐみとなります。火山灰でできた土は水はけが良いという特徴がありますから、水はけが良い土地を好む農作物を作るのには好都合です。また、軽石を噴き出した火山もあります。軽石はざらざらしているので、お風呂で使うと気持ちがよいです。金、銀、銅、亜鉛、スズなどの鉱物資源は地球の内部から運ばれてきます。
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地熱エネルギーについて詳しく記載されているサイト(地熱情報研究所 │ 地熱エネルギーとは
も今後紹介します。
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