2022-08-29
急激に動き出した原子力、その背後は?
前回のブログ「気候変動問題・脱炭素は「エネルギー安全保障問題」へ、BRICS・新G8の力が増大へ向かう!」では、化石燃料を中心とするエネルギーや食料、通貨等が、BRICS・新G8中心に動き出したことを共有しました。その中で先進国G7である日本も先週から新たな動きが起きています。
24日の政府のGX(グリーントランスフォーメーション)実行会議で、岸田首相が原発再稼働と新型原子力(小型モジュール炉(SMR)や核融合炉)の推進の指示。原子力発電については、311の福島原発事故以降、廃炉も放射性汚染物質の処理も結論が出せない中、世論としては「原発」は無いだろうという気持ちが中心だと思います。本日発表の朝日の世論調査でも、「賛成」は34%で、「反対」の58%の状況。なぜここにきて突然、原子力が出てきたのか?そもそも小型モジュール炉は安全なのか、核融合炉は安全なのか?どの程度の効果があるのか?様々な???疑問が沸いてきます。今回は、現在の日本の状況を押さえ、急に話が上がってきた小型原子炉や核融合炉の可能性について見ていきたいと思います。