2007-04-20
遺伝子組み換え作物の問題とは(1)
世界で作られる遺伝子組み換え作物はとうとう1億ヘクタールを越えました。
栽培面積が一番大きいのは米国で、次いでアルゼンチン、ブラジル、カナダと続いています。
最も広く栽培されているのは大豆で、全体の57%。次いでトウモロコシ、ワタ、ナタネとなっています。
現在の遺伝子組み換えの主な目的は、除草剤への耐性を持たせること、次に害虫への耐性を持たせることです。
日本では約97%大豆を輸入していますが、そのうちの75%が米国産で米国産の約50%が遺伝子組み換え大豆です。
つまり日本の約4割の大豆が遺伝子組み換え大豆です。
↑遺伝子組み換え大豆
遺伝子組み換え作物の安全性には様々な議論がありますが、
石油枯渇⇒バイオマスエネルギーへの傾斜など農産物への市場期待の高まりを受け、
遺伝子組み換え作物は米国主導に容認される潮流にあります。
自然の摂理と共に暮らす歴史の長かった日本では、遺伝子組み換え作物に対する疑問視 はまだ強い方ですが、
米国圧力のもと日本でも容認する潮流が出てきています。
改めて遺伝子組み換え作物とは何なのか?
色んなサイトからの引用も借りながら、何回かにわけて整理していきたいと思います。
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