「地震は予知できない」という現実。専門家の行き詰まり・・・
熊本城の石垣が崩れ、高速道路はデコボコに。熊本県中北部の益城(ましき)町で震度7を観測した14日午後9時26分ごろの地震。そして15日へと。
国内で震度7を観測したのは2011年の東日本大震災以来で、九州では初めて。西日本の広い範囲に揺れが及んだこの地震は、さらなる巨大地震の前兆なのか、熊本・阿蘇山などの火山活動に影響を及ぼすのでしょうか?
それよりも今回の地震で最も違和感を感じたのは・・・
虫が湧いたようにどこやらから沢山の地震学者らしき人物がテレビ、新聞に出てきて「熊本大地震も収まるかと思いきや、それは前震で今日の地震が本震」とか、色々としゃべっていましたが、なんの説得力も感じられませんでした。
『破綻が明らかな活断層理論、熊本大地震に説得力ゼロか!(ネコ虎紳士の徒然ブログ)』を紹介します。
■地震学者はおとぎ話?
沢山の地震学者らしき人物がテレビ、新聞に出てきているが、ほぼ全員が単に活断層を連呼するのみで、情報量はゼロに等しい。
地震自体の原因を活断層がずれたということにしているのだが、なぜずれたのかの説明はない。引っ張る力が働いて活断層がずれたというが、そもそも引っ張る力はどこから生じたのか説明しない。言ってみれば、活断層がずれたからというしかない。なぜ活断層がずれたのか…。もう循環論で説明にも何もなっていない。
引っ張る又は押す力がどこから生じたのか説明しなければ、地震の原因を説明したことにならないのに、そんな小学生レベルのことにもこの専門家たちは気がつかないのだろうか。
例えば、鍾乳洞のように地下深くに空洞があって、その穴の中に岩盤が崩れたのなら地震発生の理由も分からないではない。
しかし、そんな説明はしない。地下に溜まったエネルギー、とか地層に溜まった歪とか何の証明もないまま勝手に説明に使ってしまう。これが科学といえるのか。単なる物語、想像、地震学者村のおとぎ話でしかない。
~・中略・~
要するに、今の地震学というのはこの程度のレベルなのだ。この学者たちは毎日何を研究しているのだろう。全く五里霧中なことをみんなで活断層、活断層とお経を唱えて日々を過ごしているのだろう。そもそも九州は今後30年以内に震度6強以上の起こる確率はほとんど起きないと想定していたのだ。
■予知できていない現実 ⇒ 地震学の転換
いまもっとも説得的な地震論は、石田昭氏の提唱する地震爆発論というものだ。石田氏は今回の熊本大地震を受けて、以下のようにブログに書いている。
~・前略・~
今回の地震では余震が多い事が報道されています。余震が多いのは“地震爆発論”でしか説明できないはずですが、断層地震説のまま「流されたままの解説」で誰も疑問を抱かないのでしょうか。一度乱された解離層が安定するまで解離ガスの爆発は止まりません。
地震学者や気象庁は地震現象の物理的な真相を把握できないために「直下型地震」の定義ができないのです。地震爆発論では物理現象として把握し、メカニズムは「科学的爆発現象」と見ています。
~・中略・~
以下は石田地震爆発論の解説です。
地震原因としての解離水爆発とは何か(余震が起きる理由も)
水は温度と圧力によって、固体とも、液体とも気体ともなる物質であります。水の三態として知られているものです。高温、高圧の地下では、熱水状態を超えると超臨界水となります。さらに温度が上昇すると、酸素と水素に熱解離しますが、その解離度は温度、圧力、触媒物質の存在によって変化します。一般には温度が高いほど、圧力は低いほど解離度が高くなります。
解離度が低い領域にあった安定した結合水(超臨界状態の普通の水のこと)が、解離度の高い領域に移動または環境の変化があると解離水が発生します。解離反応は吸熱反応であるために、周囲の温度は低下します。爆鳴気とも言われる解離水ですが、すぐに着火することはありません。しかし次第にその外縁から熱の移動を受けると、低温度領域が減少して、着火・爆発に至ります。これが地震の発生であります。爆発は結合反応で、熱を放出しますので、再び結合水に戻ると共に、温度を回復します。
しかし完全に元の温度・圧力関係に戻るのではなく、若干のエネルギー損失があるはずです。地震エネルギーとして消費されるためで、その分だけ地球が冷えたことになります。解離度の変化が激しい時には、大量の解離水が発生しますので、大地震となります。この図のような解離反応と結合反応が繰り返し起こっていることが、余震が続く原因です。余震は解離条件が安定するまで終わることはありません。
反応⇒爆発⇒結合水 解離と結合のサイクル
解離度が高い領域に移行した結合水(普通の水のことです)は解離し始めます。解離反応では熱が吸収されますので、周囲の温度はいったん降下し、爆鳴気と言われる解離ガスであってもすぐには爆発しません。しばらくして周囲から伝導してきた熱で温度が上昇して着火点に達すると、爆発反応が起こり再び結合水に戻ります。これが地震の真相です。
この結合水⇒解離⇒爆発⇒結合水という一連のサイクルが生じていることが、余震がいつまでの継続する理由です。解離水がその場の解離能力内に納まって安定し、解離ガスが発生しなくなるまで、余震が終わることはありません。
■予知できない理論より論理整合性のある仮説
石田氏の地震爆発論は、プレートテクトニクス理論による地震発生理論も批判していますが、この理論によると地震を巡る様々な事象を統一的に説明できるものです。
この理論は石田氏によれば、石田氏独自の理論ではなく、過去日本の地震学に石本博士が提唱したマグマ貫入論を発展させたもので、石本博士の理論を日本の地震学者たちが正当に受け継いで研究をしていれば、石田氏の地震爆発論に到達しているものと考えられ、単に素人の似非理論ではないのです。むしろ、活断層説のほうが、アメリカから輸入された理論で学問的な知見より、アメリカ理論という目新しさと権威に日本の地震学会が席巻されてしまったために、逆に地震学の停滞が起こってしまったといえるのです。
熊本地震が大分へそして阿蘇山噴火と関係あるのかないのかという議論がありますが、今の地震学者は活断層理論に固執している限り、阿蘇山の噴火と関係付けるわけにはいかないのです。活断層が火山に関係があるわけがないのですから。
しかし、石田氏の地震爆発論によれば、地下で起きた解離水の爆発を地震といい、火山として上昇してガス爆発を起こしたのが噴火ということなので、これも地震爆発論で統一的に説明できるのです。
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