「ビタミンC」と書いてあれば「体にいい」と思っていませんか?
生物の生存・生育に必要な栄養素のうち、炭水化物やタンパク質、脂質、ミネラル以外の栄養素がビタミンで、正体はよく知らないけどその呼び名だけは子どもの頃から慣れ親しんでいる、とにかく健康にいいモノらしいです。
ビタミンの中でも認知度No.1の代表選手が「ビタミンC」で、押しも押されぬ正義の味方です。
で、世の中には「ビタミンCがたくさん含まれているよ~」とアピールする商品がゴマンとあるわけです。成分表に「ビタミンC」と書いてあれば無条件に「体にいい」と思ってしまうんですね。
ビタミンCって果物とかに含まれているはずだけど、「C1000○○○」や「オロ○○ンC」に果汁が入っているとは思えないし、錠剤とかサプリメントになっても野菜や果物を食べるのと同じなのだろうか?
残念ながら私は「サプリメント飲み続けていたら健康になりました」という人に出会ったことがない。
(サプリメントなんかは「これがビタミンCなんだ」と信じ込んでいないと飲まないし、わざわざ信じ込むくらいなら「野菜食べたらええやん」と普通の人は思う。)
そして、
「ビタミンC」にも天然モノと合成モノがあって、似てはいるけどやっぱりニセモノはニセモノのようです。
続きはポチッのあとで↓↓↓
ビタミンCには黄色くて酸っぱいイメージを持っていませんか?実はそれがビタミンCの誤解。本当は透明で、味はありません。ビタミンCを沢山含んでいるカリフラワーは、白くて酸味もないですよね。
「ビタミンC=柑橘類」のイメージを持っている人が多いため、お菓子やジュースに黄色く酸っぱい色や味を付けることが多くなっています。「ビタミンCがたっぷり入っている」という気分にさせるための仕掛けだったのです。
世に出回っている商品のうち添加物として表示されているビタミンCのほとんどすべてと、一部の高価なサプリメントを除く補助食品は合成ビタミンCなのだそうです。
さて、天然ビタミンCと合成ビタミンCの違いですが、
「MLMの素晴らしい世界」さんに↓の記事がありました。
食物の表示を見ていると、アスコルビン酸というものが酸化防止剤として入っていることが多いです。
これは通称ビタミンCですね、身体にいい!というのでまず思い浮かべるのではないでしょうか?
しかし表示に違いはなくても、天然なのか合成なのかは違います。
これは例えると両手みたいなもので、むき合わせるとぴったりあいますが、重ねると絶対にぴったり重なる事はありません。
この両者は鏡で映したように、化学式の向きが逆なので(専門用語で光学異性体
といいます)化学式は一緒でも分子構造上、性質がまったく異なります
更にビタミンCは自然では単体で存在しておらず、かならずフラボノイド、たんぱく質、脂質等が付着しているのが正しい姿。
たいして人工的なビタミンCは100%単独で存在しています。
これは似て非なるもの。
吸収率も全く違うし、消化の際に活性酸素を膨大に発生させるため、身体を良くしたいのに、逆効果になることもわかっています。
健康になりたいから飲んでるのに悪くなるとは皮肉ですね
じゃあ表示も違わないし、どう区別したらいいのか?
まずは値段。合成ビタミンCと天然ビタミンCの原価の差は100倍
当然、値段もそれにある程度は比例します。
また、値下げしている製品も要注意で、値下げできるという事はもともと高い利益率に設定して大量生産していた可能性があります
安いけどないよりまし、の考えは改めた方がいいですね
http://ameblo.jp/vida-suertudo/day-20080404.html
から引用しました。
↑に書かれているとおり、純粋なアスコルビン酸は、実は自然界には存在しません。これは化学合成プラントの産物です。
自然界にないものを身体は記憶していません。
しかし記憶にあるビタミンCにちかい物質らしいから喉をとおしたわけです。そして胃に到達して他の物質と反応し、たまたま自然界のCに近くなったもの(いろんなモノがひっついている)だけが吸収されます。だからいくら飲んでもほとんどの合成ビタミンCは吸収されずに排出されてしまいます。その上、「身体によさそう」と思わせるために着色料その他の人口物質がたくさん使われているので、飲みすぎるとかえって「身体に悪い」シロモノになっちゃってるのです。
天然のビタミンCにはフラボノイドと呼ばれる他の栄養素やミネラルが付着していて体内に長くとどまり、ゆっくりと吸収されます。だからきちっと役割を果たしてくれるのです。
ビタミンCは通常の食生活を続けていれば不足することはほとんどありません。でも、現代はストレスや食生活の変化、喫煙など、昔に比べてビタミンCを浪費する要因は多くなっています。
そんな時代だからこそ野菜や果物を食べるようにしましょうネ。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2008/05/318.html/trackback
コメント2件
暇人短剣符 | 2009.01.01 23:34
無限エネルギー問題とgoogle
グーグルの米国エネルギー問題解決策 by CNET-Japan
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056…
y.suzuki | 2008.09.21 20:11
> この大量消費社会を持続させる目的から一歩も出ない技術開発、とりわけ代替エネルギー開発は、私たちを幸せにすることはできないということではないか?>
まったく同感です。本当に必要な需要を突き止めることに頭を使わないと、大量消費に洗脳された意識=社会は変わりませんね。
水問題もさることながら、ぜひ、エネルギー問題も追求していきましょう。